はちボラ 報告書  多頭崩壊の総括 | 高野由磨子(有美子)のブログ 

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  世田谷だってパリだって
大好きな人が暮らしていれば・・・
素敵に決まってる!   
強引で強欲な社長の私が
 この町 八代で巻き起こす
楽しくって笑える日々
走り回って怒ってお洒落して
一緒に悩む日々を毎日!
私らしくお伝えしちゃいます!

身内から 通報された その時・・・

トラブルの中にいた 犬たち・・・・

 

管理できず 電気ガス水道 すべての

ライフラインが 遮断された 腐敗と排泄物の積まれた

その家屋に ひとりの男性と

犬たちが いる・・・・ その数は・・・数えきれない

 

壮絶な その現場では

殺処分される犬たちと 俺はここで死ぬと

行政 警察 周りをすべて拒絶する 飼い主の言葉があり

 

まずは 話しましょう 

そう 伝えた保健所の担当が

持参した 一枚のチラシを見せた

 

知ってる はちボラでしょ・・・ 知ってます

 

そこから タカノさんを呼びます

一緒に話を聞いてもらいましょう。。。 その流れで

私は はじめて この地獄に 足を踏み入れました

 

言葉では 表せない

壮絶な環境・・・・ 飼い主が隠そうとしたのは

明らかに 虐待だと 逮捕される

そうしたら この子たちは 死ぬしかない

俺が居なくなれば 死ぬしかない

何度 繰り返し 繰り返し

彼の話を聞いただろう 時にはもみ合いになり

警察まで 出動要請するような 豹変にも 恐怖も

それを 全部呑み込んで 私は SOSを 出した・・・

 

はちボラの仲間たちに・・・・

 

①現場の実態調査 状況の詳細な確認

 頭数 性別  感染症の有無 

 

②着手すべき 段取り 必要な物品 マンパワー

 廃棄物の撤去 環境の整備  消毒の徹底

 

③犬たちの保全 フードの支援 首輪 予防薬

 

④ 犬たちの衛生管理  糞尿の除去 体調管理 食事

 

⑤ 保健所犬舎への移送 熱中症への危惧 

 

⑥ 犬舎の環境整備 個体管理できる犬房の購入設置

 

⑦ 譲渡への ルールつくり

 

⑧ 譲渡会の開催 適正譲渡への徹底

 

すべてが 同時進行で

さらには 犬舎には ダックス以外の子たちが

あふれている その状況の中で

私たちは 1年 振り返ることなく あきらめず

必死に 必死に走り続けてきました

 

 

現場での作業に

力を貸してくれた仲間たち

 

 

犬舎に入れられるまでの

感染症隔離期間・・・・

 

 

現場と 保健所を 往復し

ひたすら 糞尿の塊と 戦い続けてきました

 

 

消毒 洗剤 必要な道具を揃え

みんなが 黙々と 作業を行いました

ひどい汚れ 経験したことのない悪臭

悲しくて 苦しくて 吐き出すような汚物の塊を・・・

 

ひとつ ひとつ ほぐして

トリミング用具を すぐに寄付してくださった

BEARDS

 

 

 

みんなの想いを レスキューするパワーにして

抱きしめていく・・・

 

 

 

なんとかするから 待ってて

もう少し がんばって・・・

なんとか する・・・・ 

それは 途方もない費用と

途方もない ボランティアの労力のはじまりでした

 

最後の引き上げの日

この中に隠れていた子

動いて 私を 見上げた子

 

信じないわけではないけれど・・・

 

ほんとうに もう 居ない 誰も残してない?

そう 尋ねながら 入った 場所・・・・

 

 

6月から 毎週土日の開催をした

譲渡会 のべ 2500人を超える 希望者の来場

その整理 選択をし 譲渡へとつないできました

 

テントを寄付してくれた方

差し入れを持ってきてくれた方

募金箱を設置してくださったお店・・・・

 

広報ツールは

社会福祉協会からの共同募金の10万円を充当し

不足する費用は はちボラ基金で

みなさんの応援 ご支援 

ダックスの多頭崩壊 そのレスキューは

すべて ボランティアでの 運営をしました

 

 

 

 

ナノペット

ナノ装置を寄付していただき

すぐに 設置にかけつけてくれました

 

 

 

ビィ ナチュラル ドックフード

継続支援以上に 本当に 助けていただき

犬たちは しっかりと 良質な食事を

楽しめるようになりました

 

 

駆けつけ続けた  お世話になった病院で

たくみ先生に・・・

やっと 言えた・・・ 「ダックス全部出ました」

 

 

 

八代保健所の犬舎には・・・

 

一睡の余地もないくらい

工夫をし 費用をかけ 

ダックスの居場所を作り

ひとり ひとり

大切な命のバトンとして

向き合ってきました

 

耳栓をしなければ 耐えられないほどの

喧噪も  排泄物の清掃は終わることなく

本当に 本当に みんなで 力を合わせてきました

 

 

 
 
ダックスたちは ここで虹の橋へ
向かう準備をした子 を含め
 
里親さんの元へ 信頼するボランティア仲間
団体の元へ すべての命のバトンを
ここから 送り出しました
 
誰にも気づかれず 死んでいた子はいません
 

 

この多頭崩壊の着手を知り

一番先に 連絡をくれた 福山先生

 

とにかく できることをするから

走り抜けてください 駆け抜けて はちボラ!と

エールを送り続けてくださった

すべての みなさんに 心から感謝を込めて・・・

 

 

①多頭崩壊は 犬ではなく飼い主の問題

 適正飼育の数の制限 および 市町村レベルでの条例で 

 多頭飼育者を把握し 申請の義務づけをする

 

 多頭崩壊の数値化 具体化をして崩壊前に察知する

 システムづくり 

 指導を行い 寄り添い 改善解決をめざすのは

 ボランティアではなく 行政の役割

 

 

②多頭崩壊の通報には 警察 保健所 市町村で

 チームとなって 取組 情報を密に共有する

 

 それぞれの職務範囲を主張するのではなく

 緊急性と それぞれのやるべきことの着地点を元に

 お互いが しっかりと連携し協力をしていく

 

③ 飼い主の登録をしている人たちへの 啓発

  明日は我が身 管理することが 愛情だという基本を

  すべての 飼い主へ 拡げていくこと

 

④ 多頭崩壊が発生した時の対応マニュアルを 

  県 市町村で 具体的に作成し 対応すること

 

 

 

 マンパワーも 設備も 費用も全部 はちボラなの?

誰か 見に来て 八代保健所 とんでもないことになってる!と

叫び続けましたが・・・・

 

 処分施設を併用した 旧センターに移送すれば 

いろいろ予算がつくと 県には 繰り返し 

そう 電話で 返答されましたので・・・・

 

そのために 必要なマニュアルを 行政は作成してください

 

 

 

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はちボラ基金の 継続した残留マイナス分は

この夏の はちボラチャリティー販売で

挽回しようと思っています

 

チャリティーTシャツ 2024   - Y-16区 (ocnk.net)

 

みなさん よろしくお願いします!

 

 

 

ここから 蛇足

 

なにもできなかった・・・ 県の職員の誰かが・・・・

市の職員の誰かが・・・ 

どこかで会ったとき 

この・・・はちボラTシャツを着ていたら

私は・・・とっても うれしい

 

※でも 多分 公平じゃないって

はちボラだけを贔屓できないって 

そうじゃないんだってばさぁ・・なこと言われそうですけどねイヒ