はちボラ活動 その意味を・・・ 譲渡対象までの日々・・・ | 高野由磨子(有美子)のブログ 

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  世田谷だってパリだって
大好きな人が暮らしていれば・・・
素敵に決まってる!   
強引で強欲な社長の私が
 この町 八代で巻き起こす
楽しくって笑える日々
走り回って怒ってお洒落して
一緒に悩む日々を毎日!
私らしくお伝えしちゃいます!

ダックスの多頭崩壊と同時に

昨年の取り組みの中で

 

独居高齢者による 飼育放棄

多頭崩壊の現場に 着手していた

 

 

生まれてから 人との関わりを知らず

不衛生な縁の下で 暮らしていた子犬は。。。。

 

 

それぞれが 酷い状態で

捕獲保護されて やって来た・・・・

 

 

どんな言い訳を並べたところで

見たら分かる

この子たちが どんな場所で

どんな風に 暮らしていたのかは・・・・

 

 

 

まだ一歳未満であった 幼い犬は

震えて 唸り

 

私たちを拒絶することから始まる

 

 

どんなに丁寧に捕獲をしても

この子たちには 伝わらない

不安と恐怖の中で・・・

 

精一杯の抵抗をして 叫び声をあげる日々・・・・

 

 

整えた隔離スペースで

この子は 知らなかった 

用意した キレイな水の入った桶の中に

排泄を繰り返した・・・・

 

叫び声 暴れる姿

こうした日々の中で

噛みつかせたら そこで終わり・・・・

 

 

慎重に でも しっかりと犬を見て

初動を決める

 

 

はちボラでは 絶対厳守のルールがある

慣れていない子には 私以外は向き合わない

 

それは 段階を経ていくこと

積み重ねていくことが 必要だから・・・・

 

噛みつかせたら おしまい

 

 

慎重に でも しっかりと犬を見る

このことだけに フォーカスする

 

 

向き合う時の私の心は

この子信じる 未来を信じる

それだけしかない

 

そこには 私の持てるだけの愛情しかない

 

それしか 伝えない

 

出来る 出来る・・・・

 

 

 

少しずつ

でも こうした膠着状態を

続けるだけでは いたずらに時間だけが経過し

判定を出す 収容期限には間に合わない

 

犬を見る 犬だけを見るのではなく

その子の 苦しみを 悲しみを

背負わされた過去を見る

 

酷い皮膚病は

明らかな栄養状態の悪さ

 

衛生的な環境を整えること・・・・

 

ウンチを掃除させて・・・・

 

 

怖がらせないこと

噛みつかせないこと・・・・

 

あなたの心を推し量り・・・・

触れた瞬間

唸って振り返る

警戒と恐怖と 反抗の塊の目を・・・・

 

 

いつか いつか

私を信じてもらえるように・・・・

 

できれば 早めにお願いします

私も一生懸命してるんであせる

 

 

繰り返した数日後・・・・

 

 

絶叫する犬は

いつの間にか 私が掃除しやすい場所に

排泄することをして見せた

 

 

あなたのことを教えて・・・・

 

 

小さな信頼を積み重ね・・・・

 

 

あなたを信じる・・・

あなたの未来を信じる・・・・

 

おいで・・・ もう ダイジョウブ・・・・

ある日の 朝活・・・・

 

 

犬神様が 私に囁く・・・・

 

いまDASH!DASH!DASH!DASH!DASH!DASH!

 

 

絶叫系の犬は

私に何かを 言いたそうだった・・・・

 

 

タカノサン

オハヨ・・・・

 

 

 

 

触れても 唸らない・・・・

 

いま! いまだ!

 

怖がらせないように

素早く チェーンを静かに外し・・・

 

 

歩いてみる・・・・

 

 

あなたの心が

パッカーンと 開いた瞬間

 

 

ようこそ はちボラへ・・・

 

 

私たちは 仲間だよ・・・

 

 

あなたに 命のバトンを握らせて

一緒に 未来へ 歩いて行こう・・・・

 

 

私たちの活動する

保健所と言う場所は

いつも こうした 選択の繰り返しの現場です

 

無責任な人間たちに 虐げられた命を

その命の価値を その命の意味を

 

私たちに出会ったことを

いつも いつも 考えながら・・・・

 

 

人を知らない 慣れない 犬たちに

あなたの命は 素晴らしい意味があると

伝える事

凍りついていた あなたの心が

パッカーンと 開いたら・・・・

 

職員さんと共に はちボラメンバーが

あなたと共に 未来へ 走り出すのです

 

 

 

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慣れていない犬 唸る犬 噛みついてくる犬

怖くないですか・・・ もちろん 怖いです

 

怖いからこそ 慎重に 細心の注意を払い

 唸らせないように噛みつかせないように・・・・

 

そこまでクリアして

命のバトンを メンバーへと つなげていく

 

唸るのは 問題行動は すべて

この子たちの せい ではありません

 

向き合う人が どこまで この子たちを

信じるか・・・ 想いを込めるか・・・

 それを試されているのです

 

 

適正収容を超えた現実

慣れない子 唸りは攻撃性と見なされる判定

焦りながら 焦りながら 走り続ける

犬洗いのボランティア それが 赤い長靴の私なのです

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