2月14日 保護収容された
大きなオス犬
発見現場は 山間部
動けずに 蹲っていたんだって・・・・
首輪もない 痩せている
状態の中でも 削痩していると表現される
緊急連絡網に送られてきた 画像に
ため息が出る・・・・
行政のルール
保健所は 飼育ではないんです
抑留なんです だって 飼育棟じゃなく抑留棟だもん
駆虫の薬
まずは はちボラ基金での
回虫駆除をして・・・・
落ち着かせてます
すごい 勢いで フードも水も
口にしたから・・・ 様子見てます
職員さんが・・・・
首輪をつけていてくれました
骨の浮き出た体を丸め
しっかり 私を見ているよ
美味しいおやつ 食べようか
おすわりをしてこっちを見てる
頭蓋骨まで 浮き出た 飢餓状態
顔には 傷があり
体中にも 細かい傷
けれど そっと おやつを口にする
攻撃性の無い子です
おすわりをするしぐさ
食いつき方
この子は 猟犬というより
猪除けの番犬だったのかもしれません
飼えなくなった もう 山に捨てればいい
そんな人たちが いる現実・・・・
山に捨てられれば この子たちは
野生の猪 鹿と対峙することになり
怪我を負う 食べることが出来ず餓死する
あなたは 何も悪い事してないのに
見放され 見殺しにされる
理不尽な現実に 一部の人たちの行為
自分勝手な解釈や その非情なやり方に
どれほど 言葉投げかけても 届かない・・・・
犬舎を閉める前に
お外に出してあげよう・・・・
震えながらも
犬舎の外へ 自分の足で 立ち上がりました
多分 体重は 10キロ程度
適正体重は 25キロくらいあっていい大きさです
長い足で 優しい歩き方をします
ぬん
美味しいものをくれた人
赤い長靴の人
わかったね
しっぽも半分以上
毛が抜けたような切れたような
どよよんな姿です
薄茶色の あなたに
名前を贈ろう・・・・
命名
みんなが 排泄する場所に誘って
声をかけたら・・・・
片足をあげず
※ふらついてバランスが取れず
こうした排泄スタイルになったんだと思う・・・
長い 長い 長い おしっこをしました
いいよ ゆっくり ゆっくり
安心して おしっこ ワンツー
息をするたびに
あばら骨が波打つように動く・・・・
艶のない毛 汚れた体
傷だらけの姿・・・・
耳先 鼻先 尾
どこも 皮膚が荒れています
こんな風に
日々 私たちは 最悪の状態の子たちを
命がけで たどり着いた子たちを
迎えています
医療費 良質なフード 栄養
首輪 リードなど 書きだせばきりがない
予算のない 行政の機関の中で
できることを せいいっぱい・・・
ダックス多頭崩壊のマイナスのままの
はちボラ基金の中で 待ったなしの現実に
必要なものを トリアージしながら・・・・
こうした 命を 精一杯の気持ちで
本気で迎えています
立ちあがることが出来れば
自力で食べる 排泄するが出来れば
あなたに 命のバトンを
譲渡判定までの時間を 与えることができるから・・・・