ライフの譲渡に寄せて・・・・
この子を絶対に助ける！
腹を括った日から
言えなかった 飲み込んできた言葉たち・・・・
タイトルの通り
死ぬまで面倒を見れない人は
犬を飼わないでください
みんなが迷惑します
放り出すなら 知らん顔するなら
見放し 見殺しにするなら
その尻拭いをする私たちが大迷惑します
あの日の再会を
どんな言葉で表したらいいのだろう・・・・
この子に関しての情報は
すべて封印し 前だけを見て
走ると決めた
この日の犬舎の
血なまぐさい 何とも言えない
悪臭を いまでも忘れることはありません
何度も夢に出てきます
血だらけの姿 砕けた前足 立ち上がることも
自分で水さえも 含めない状態の犬
どうしても どうしても
諦められない 怯えて震える命に
私は出会ってしまったから・・・・
目の前のことを 目の前の命を
どうにかする なんとかする
この子に ライフと言う名前贈った意味を
途方もなく 費用も時間も かかる挑戦に
おまえが歩く姿を おまえが立ち上がる姿を
見たいと念じた あの日の想いを・・・・
八代から鹿児島へ
通った 入院の4か月・・・・・
会うたびに 絶望するような
途方もなく 押し寄せる 難題に・・・・
生きるということは
本当に奇跡なのだと
自分自身を鼓舞してきました
歩けますよ・・・・と
診察室で ぴょんぴょん走り出す姿に
術後の痛々しい姿に・・・・
いつも勇気をもらい
帰り道は ため息が鼻息荒くなっていました
ライフが あんなに頑張っているのだから
どうにかしなくては なんとかしなくては・・・・
秋になり
犬舎に戻って来てからも・・・・
きめ細やかに ライフの術後のケアを続け
怖がる 野犬の難しさと共に
じっと耐える しっかり観察する
その賢さに たくさんのことを学びました
知らなかっただけ
この子は 野犬の子犬として
母犬とはぐれ すぐに保健所に捕獲され
檻の中で 外を知らずに 成長しました
そして 知識や それを学ぶことなく
慣れない状態のままで
今度は 全く知らない場所で
ひとりぼっちになり 藪の中で息を潜めて
過ごさなければなりませんでした
どれほど 怖かったでしょう
心細かったでしょう・・・・悲しかったでしょう
探し回った場所から
幹線道路 高速道路と
交通量の多い危険な箇所が 心配で
夜中の目撃情報の電話に 飛び起きて
現地に向かい 続けました・・・・
命がけで出会う
いいえ 命をかけて
私たちに この子が たどりつく日まで・・・・
それからは ブログに掲載した通り
大きな決断を繰り返し みなさんに応援していただき
前だけを見てきました
ライフがはじめて
人の手からごはんを食べた日を・・・・
常に消毒し 乾いたスペースを確保し
ライフが自分から 私たちに近づいて来た日を
ライフが 言葉を理解し
お座りを覚えた日を・・・・・
ライフが トイレを教えて吠えた日を
ライフが 決まった場所で ウンチをした日を
ライフが すれ違えるようになった日を
すべてが ライフからの贈り物
生きるということは
困難に どんな風に向き合うかを
試されている・・・・
諦められない想いを
私たちの願いを 叶えてくれた
ライフが命のバトンを掴んだ日・・・・
ライフは 新しい場所で
本当の家族に見守られ
ずっと ずっと笑っていました・・・・
凛々しい姿で 愛らしい目で
家族を見つめています
言っても通じない人には言わない
腹が立っても 口に出さない
前向きに 同じ価値観を持つ人を
命の重さを理解できる人を増やしていく
明るい言葉で 正しい言葉で・・・・
なぜなら 汚い 罵る言葉を持たない
責める言葉を持たない 犬たちとの約束
だけどね・・・・
ライフ・・・・ひとことだけ言わせて・・・・
はちボラ なめんなよ
死ぬまで面倒をみれない人は犬を猫を
飼わないでください
犬や猫は 癒しのおもちゃではありません
欲や寂しさを満たす道具でも
殺処分から助けた人だと賞賛されるための
人間の見栄の道具でもありません
この子たちは
家族なのです
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ライフの正式譲渡
最高の譲渡が完了しました
これまで支えてくださった
これからも はちボラを応援してくださる
多くの皆様に 心から感謝いたします
やるかやらないか やる！と決めた
言っていることよりやっていること
それが全ての はちボラ ライフの未来は
本当に素晴らしいスタートになりました
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