八代保健所管内で
大きな 茶色と白のブチ柄の犬
野良犬として暮らしていた
ぼくは ごはんをくれる人たちがいました
ごはんをくれて 良い人と思っていましたが
それは 少しだけ 違いました
いまの日本という国では
野良犬が 生きていくことは出来ません
狂犬病予防の注射もしていない
誰も 家族にしてくれない
そんな ぼくのことを・・・
みんなが 迷惑だと 怒っていました
ぼくは ただ 犬に生まれただけなのに・・・
ぼくは 汚い不潔な犬ではありません
涼しい場所で 安全な場所で
ゆっくり眠ることができるようになりました
ウンチをしたら・・・
朝活の お掃除隊長 まるちゃんに
ご迷惑にならないように
ちゃんと タオルで包んでおきましたよ・・・
踏んで 汚れないようにね・・・
ぼくは なんでもできる犬なんです
ぼくは すっかり
年寄りと言われる年齢になり
座りダコも 痛い足も
それは 持病で・・・
仕方がないんだけど・・・
はちボラさんが
関節にいい 良質なフード
老化防止の サプリを 用意してくれて・・・
しっかり 長生きするための
新しい 食生活を見直しています
コラーゲンという
パサパサしたサプリ
ヤバイ薬じゃありませんよ
喉が湧いても
ゴクゴク 水を飲む習慣がなかったぼく
そもそも キレイな食器 キレイな水の
ある暮らしではなかったからね・・・
檻の中に入る前に・・・・
夏のお楽しみ
ちゅーる水を味わいます
ちゅーる味の お水
ゴクゴク 最高だぜ
そのうちに・・・・
すっと 知らないうちに
お皿が変わって・・・・
ごはんになっている
人の見ている前では 絶対に食べない
逃げて 隠れた暮らしをしていた犬
人から 愛情を込めて
なにかを与えられることを
知らなかった犬
でも・・・
ぼくは この夏・・・・
生まれ変わろうとしています
ぼくは 目の前の人が
どんな心を持っている人か
見抜くことができる犬です
だから・・・
ぼくはね・・・・
きっと 家族になってくれる
誰かを 幸せにする犬だと思っています
まるちゃんは
そんなぼくに いつも たっぷり
おやつをくれるよ・・・・
すわると まるちゃんの
嬉しいスイッチが入ってね・・・・
どんどん くれるんだ
だから・・・
もっとちょうだい・・・
まるちゃん 大好きだよ・・・と言いたくて
前足をちょんと 出したら
これは オテ という合図で
まるちゃんが もっと もっと喜ぶよ