私が 手がける ブライダルプロデュース
それは 想いを 「永遠の記憶」 にするということ・・・・
照れ屋で 元気印の 花嫁が
文金高島田のスタイルにNGを出していたけど・・・
打ち合わせを通じて 私を 信頼してくれて
花嫁になるという意味を
理解して 受け入れて 輝いてくれた・・・・
見せたい人に・・・
しっかりと見てもらうために・・・・
文金高島田は 花嫁の髪結い
それは・・・ 文は お手紙 金は 小判
江戸時代から・・・・
お里の家族が その島田の部分に忍ばせて
別れを惜しみ 門出を祝した 島田の部分を
高く結い上げたもの・・・・
「出立ち」というと
当日の朝 自宅で支度する 大騒動が
なぜか 主流だけど・・・
そうではなく・・・
嫁ぐ日の お里の日にして
演出をしていきます
婚姻届けを 作る日
お仏壇に ご挨拶をする日
家族で ゆっくり 花嫁姿を慈しむ日
その一日を スムーズに 管理して
必要なことを 手配し 打ち合わせし・・・・
日程 時間配分 そして予算を決めて・・・
思い出を 記録を 記憶に残す日に・・・
花嫁を よく知る人たちだけが 集い・・・
心からの あたたかい お祝いをする・・・・
いつも通り いつもの 自分の家で・・・・
孫娘の 成長を 見守り・・・支え・・・
大切にしてきた おじいちゃまの笑顔を
私は いまでも 忘れることはありません
私は この瞬間を見たくて
ブライダル プロデュースを しています
結婚式 披露宴
どんな規模でも バタバタして 余裕がなく
はじめてのことだらけの あっと言う間の時間だから
こんな 近くで ゆっくり 見ることなんて できないもんね・・・
おじいちゃま 美しい花嫁さんですね
こぎゃん なるとねぇ
なっとらすですねぇ
会場や 式場の 決まった枠の中から
金額で決めるような 結婚式じゃなく・・・・
あなたのための その日を・・・・
家族のための 出立ち式・・・・・
お庭での 撮影が 続く中・・・・
おじいちゃんは
ずっと ずっと 幸せな孫娘の姿を
こうして 縁側で 眺めて いらっしゃいました・・・・
勧めた椅子に 座ることもなく
ずっと ずっと 嬉しそうに 時々笑いながら
なんとも 言えない 優しいまなざして
私の花嫁を 応援していてくれました・・・・
それは・・・
生まれたばかりの 小さな頃から
やんちゃな お転婆娘だった頃
思春期の真っただ中でも・・・寄り添ってくれた姿・・・・
じいちゃんが いてくれる
その 愛の中に 花嫁が
そのまなざしの中に 守られていたこと・・・・
それを 私に 教えてくれました
だから・・・
あなたは 強く 清らかで 美しい・・・・
ほかの誰かのことを
ちゃんと思いやれる人に成長したのだね・・・
コロナ感染症拡大が 蔓延する中
飛んで来たかった そばに居たかった
その せつない 孫の思いを ちゃんと わかって・・・・
おじいちゃんは 旅立たれてしまいました・・・
おじいちゃんは 変わらず
あなたを 見守ってくれているよ・・・
ゆっくり 帰って来たらいい
無理しないでいい
いつでも会えるよ・・・
ここは ふるさと なんだから・・・・
訃報を受けて
憔悴する 花嫁に代わって・・・
ユミコさん お世話になりました。。。。と
遠く横浜で ふたりで暮らし始めた 新郎が
こっそり 私宛に 教えてくれました
おじいちゃま 心配ないね・・・
ユキノは 優しい旦那さんと
幸せに 暮らしているから・・・ もう大丈夫だね・・・
あの日の記憶が 蘇る
それは 永遠に 永遠に 心の中で
幸せな 愛のあふれる 私の花嫁と おじいちゃまのお話・・・・
結婚式 披露宴 コロナの影響で
様々なことが 新しくなろうとしています
けれど・・・ 会いたい人に 見せたい人に
心を込めて お手伝いさせていただいた
たくさんの 笑顔 無理無駄のない日を
ちゃんと 意味のあること・・・・価値のあることを・・・・
それが変わらない 私の ブライダルプロデュースです
まるで 姉妹のように 親子のように 親友のように
あなたに 寄り添って あなたの幸せを 創り上げていく・・・
この先・・・ どんなに形が変わっても
私は 私の花嫁の 心からの想いに寄り添って
これからも お手伝いしたいと思います
おじいちゃま・・・ゆっくり・・・
また 私も 阿蘇に遊びに行きますね・・・
また 会いましょう・・・・
どうか 安らかに・・・・
