私の4桁ブルベへのトライは、2024年に端を発します。BRM815北海道1000km襟裳岬にエントリーをし、早々に宿を予約し、職場に無理を言ってお盆のど真ん中に休みを取る手筈を整え、準備万端でした。ところが、肝心の体の準備をおろそかにしていたようで、400km、600kmを続けてDNFしてしまい、この状態で1000kmを完走することは不可能だという判断から、襟裳岬1000はDNSをしました。
その後、2025年に納沙布岬1200の開催を知るのですけれど、2年連続でお盆のど真ん中に休みを取るのは職場に迷惑がかかりすぎるという思いから、参加は見送ろうと思っていました。しかし、北海道で4桁ブルベが次に開催されるのがいつになるのかわからないこと、加齢による体力などの低下が避けられないことからトライするならできる限り早いに越したことはないこと、ブルベの運営に少し興味があり、運営ボランティアの募集とスタッフ認定試走があること、などなどの理由により、気がつけばボランティアスタッフと認定試走に応募していました。
そんなこんなで参加した、自身初めてとなる4桁ブルベの顛末を綴っていきまっしょい! 先に言っておきます、DNFでした。
コースは、札幌市を出発して、旭川市、北見峠を経て北見市の仮眠所へ、美幌峠、別海町を経て、本土最東端の地の果て納沙布岬へ、北見市まで折り返した後は清水町の仮眠所へ、狩勝峠を越え、上川地方から空知地方を経て札幌市へ戻る、1,206km、90時間27分の旅です。PCとして、コンビニ以外に仮眠や食事ができる施設が設けられ、納沙布岬への行って来いのコースですので、さしずめ極東のPBPと言ったところです。
まずは、北見市の仮眠所に送るドロップバッグを準備しました。着替えのための2回分のジャージとビブショーツ、3日分のハンドタオルと靴下、後泊分を含む4回分の入浴用ハンドタオル、ガーミンエッジ用拡張バッテリ、キャットアイボルト800用バッテリ2個、単3と単4電池、充電ケーブル、ワイヤーロック、歯ブラシ、そしてこの旅のために購入した10,000mAhモバイルバッテリ2個を、それぞれチャック付きポリ袋に小分けし、リュックサックに詰めて発送しました。返送用の送り状もあらかじめ記入して、同梱しておきました。ドロップバッグを使うのが初めてだったので勝手がわからないまま、なんとなく必要になると思われる物品を選んで送りました。
普段の札幌市発着ブルベは、クルマ輪行で札幌市へ移動と前泊をします。しかし、今回は、スタート地点にクルマを停められませんので、丘珠空港などの有料駐車場の利用を試みたのですけれど、それが叶いませんでした。そのため、前日に汽車輪行で札幌市に移動することにしました。輪行袋を使うのが数年ぶりでしたので、事前に3回ほど出し入れをして、頭と体に手順を叩き込みました。
札幌市内の宿泊施設に前泊をして出走するべきだったのでしょうけれど、仕事が忙しかったりして、結局、前夜の汽車移動となりました。荷物をできる限り減らすために、靴はビンディングシューズ、服装はTシャツと短パンのかさばらないものにしました。汽車は、車両最後部の席を指定して、座席と壁との間に自転車を置くべきだったのですけれど、それができませんでしたので、デッキの手すりに輪行袋の紐をくくりつけ、デッキに近い自由席に座りました。乗車してほどなく、車掌さんに呼ばれ、ドアが開く頻度が低い側へ輪行袋を移動するよう求められましたので、そのとおり対応しました。乗車中、寝られるはずもなく、23:00過ぎ、札幌駅に到着。0:00に駅舎を施錠するとのことでしたので、直前までコンコースのベンチに座って行き交う人間観察を行い、その後、広い多目的トイレに自転車を持ち込んで、サイクルジャージに着替えました。
駅舎を出てすぐの明かりの下で自転車を組み立てました。ヘッドライトの明かりを頼りに作業することも考えていましたので、明るいところで作業ができて助かりました。0:30、組立て完了。
スタート地点までは、札幌駅から自走で30分ほどの距離だったのですけれど、駅にいても埒が明きませんので、0:42、スタート地点近くのコンビニを目指して出発します。コンビニに着いたところで、予報どおり雨が降り始め、店の軒先で少し雨に当たりながらしゃがんで目を閉じてスタート時刻を待ちます。

装備紹介です。ハンドル周りは、ガーミンエッジexplore2、eTrex30x、4日分に分割してチャック付きポリ袋に入れた簡易キューシート、コンデジを入れたR250ドラム型フロントポーチラージと、いつもどおりです。
サドルバッグは、アピデュラサドルバッグレギュラー。スタート時は、ツールケース、予備チューブ、ゴール後に着る服などの少ない荷物ですけれど、復路の北見PC出発時には後泊用の荷物で膨らんでいるはずです。

携行補給食を運ぶためのROCKBROS(ロックブロス)フレームバッグ、老眼鏡を入れるトップチューブバッグ、ボトルはキャメルバックポディウムステンレスを持ちました。

尾灯は、キャットアイオムニ5とリフレックスオートの2灯です。雨予報でしたので、フェンダーを装備しました。

ハンドル下にはキャットアイボルト800を2本。装備は、普段の3桁ブルベとほとんど変わりなしです。さて、スタート地点に向かいましょう。

3:46、ほぼ真っ暗なスタート地点に到着。権利放棄書に署名、ブルベカードを受け取り、車検を受け、雨に打たれながらブリーフィングを待ちます。参加者さんは、知らない人ばかりですけれど、のざ@ノズトフさん、noztoff(ノズトフ)さん、鉄夫さんが見送りに来ていらっしゃいました。noztoff(ノズトフ)さんからは熱い激励をいただき、つらくてあきらめそうになったら見るようにと、トップチューブにnoztoffステッカーを貼ってくださいました。このときの私は、かなり楽観的に考えていて、1200kmと考えると長いですけれど、300kmを4回と考えれば、なんとなくいけそうな気がしていました。ところが、そうは問屋が卸すことはなく、RMの厳しさをだんだんと思い知ることになり、noztoff(ノズトフ)さんが強めの口調で激励してくださった意味を後々痛感することになります。
ブリーフィングを終え、出走21名で1200kmの旅のはじまりはじまり~。
札幌市内では信号に引っかかりながら、参加者さんと走ります。上だけレインウェアを着たのですけれど、気温は22.4度でしたので、暑さを感じることなく走ることができていました。
序盤は、参加者さんを視界に捉えたり、追い抜かれたりしながら、ボッチ走行を適度に回避できていました。私は、雨走行は気にならないタイプですので、平坦無風で25km/hくらいを維持しながら旅を続けます。
5:34、42.9km、当別ふくろう湖に架かる望郷橋を参加者さんとともに通過。
6:25、青山貯水池を過ぎて玉の湯トンネルに到着。スタッフさんがいらっしゃって、写真を撮っていらっしゃるような・・・。
初めて通る青山トンネルを経て、7:05、72.6km、新十津川町に突入。
7:38、85.6km、PC1吉野公園・吉野地区活性化センターに到着。
携行食を2個食べながら、参加者さんの機材を撮影。
レンズが濡れていて、ボケ気味なのはご容赦ください。
機材も用品もそれぞれ個性があって、見ていて面白いです。
意外と軽装の方が多いのは、私と同じようにドロップバッグの運用をしていらっしゃるのでしょうか。
どの自転車もそうですけれど、1200kmの超長距離を走るとは思えない佇まいです。
7:48、停車時間10分で出発(グロス15km/h計算の想定クローズ9:14)。

mugenさんと相方さんが軽やかに追い抜いていきます。雨、止みませんね〜。強い向かい風など、風の悪影響がないのが幸いです。
8:27、101.4km、国道275号を北進し、雨竜町に突入。依然、平坦では25km/hほどのよいペースが維持できています。
8:45、108.8km、PCじゃないローソン雨竜追分店に到着。コース沿い左側のコンビニは、ここが最初だったはずです。
消費した携行食を補充します。

スタート地点でnoztoff(ノズトフ)さんが貼ってくださったnoztoffステッカーです。旅の間、何度目にしたかわからないステッカーです。8:55、停車時間10分で出発(グロス15km/h計算の想定クローズ10:46)。
第2話へ続きます。





















