サードプレイスという言葉があります。「サードプレイス(第三の場所)とは、自宅、学校、職場とは別に存在する、居心地のいい居場所のこと。ストレスの多い現代社会において、ストレスから解放され憩うことのできる場所の重要性をアメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグが説き、注目されるようになった。・・・」(引用元)。

上の引用元には、サードプレイスがあることの効果として、「1)自分らしさを体現でき、ストレスや精神的不安が軽減され、生活に潤いを与える、2)共通の関心を持つ仲間に囲まれ、心を通わせることで、疎外感や孤独感を覚えにくくなる、3)新しい価値観や人とのつながりを得ることができる、4)市民活動が活発になり、文化や心の豊かさが生まれる」、という記載があります。

ブルベは、まさしく私にとってのサードプレイスです。ブルベの参加者は、それぞれが私的なサイクリングをしているのですけれど、過程は違えどゴールを目指すという共通の目的をもっている参加者同士には共同体感覚のようなものを感じずにはいられません。そんな居心地のよさを感じながら2026シーズンの始まりとなった穂別200の様子を綴っていきまっしょい!

 

厚真ダムの静かな湖面や里山の風景を抜け、恐竜のまち・穂別を巡る200㎞のコースです。市街地にはユニークな恐竜のオブジェが多数点在しているので、走りながら探してみるのも楽しいでしょう。後半は、郊外から街中へ移り変わる景色を味わいながら丘珠へフィニッシュ。肌寒さの残る時期ではありますが、春の訪れを感じつつお楽しみください、という内容の206.4km、獲得標高1,333メートルの旅です。

峠らしい峠はないものの、シーズン最初で仕上がっていない体に200kmプラス6.4kmの距離は少し長いなと思ったりしていました。その上、前日までの予報では前半は約6メートルの向かい風、後半は約6メートルの追い風でしたので、後半の追い上げに期待しつつ、前半をどうしのぐかが肝かなと思いながら、前日にクルマ輪行をして札幌市で前泊をし、5:00起床、クルマでスタート地点に向かいました。

 

スタート地点にはすでに参加者さんの数台のクルマがあり、自転車を下ろして準備万端のご様子。予報どおり、体感数メートルの肌寒い風が吹いています。

 

受付は、建物玄関内でしたので、行列に並び、権利放棄書に署名をし、受付番号を告げ、ブルベカードを受け取ります。そうこうしながら、ガーティーさん910さんのざ@ノズトフさんnoztoff(ノズトフ)さんラナさんWTbさんに新年の挨拶など。

 

6:40、ブリーフィングを受けます。試走レポート、キューシート、出走ガイドに沿って走行上の注意などを受けました。

 

安全装備の確認を受けるために車検の列に並びましょう。ヘルメットと反射ベストの着用、自転車本体に固定された前照灯と尾灯の点灯の確認を受けますので、灯火類は点灯させておき、ブルベカードに出走サインをもらえるように手に持っておきます。

なんと、装備品の写真を撮り忘れましたorz。いつもの200kmの装いですので、過去記事をご覧くだされば幸いです。

 

車検を終え、エントリー106名、出走95名という面々で、200kmの旅のはじまりはじまり~。車検の列の後方に並んだのと、スタート直後にブルベカードをしまったりしてモタモタしていましたので、かなりのんびりとスタートすることになりました。

 

早朝の札幌市街地をトレインを組みつつペダルを回します。シーズン初めで脚ができていませんし、急いだところで信号に停められますので、20km/hほどを維持します。すでに強めの風が吹いており、向かい風や横風を受けながら進みます。

 

7:33、江別市街地に向かう途中で910さんに追いつきました。この前に、くまたろうさんうまかつさんを見かけましたので、それぞれ挨拶をしました。

 

今年は、北海道への桜前線の上陸がかなり早く、札幌市のエゾヤマザクラはすでに満開を迎えており、絶好のお花見ブルベとなりました。

 

沿道の家の庭先も白やピンクの花々に彩られています。江別市街地の信号待ちで行き合ったnao_tcr2017さんにも挨拶。

 

8:10、19.9km、この日初めてのカントリーサインを見ながら南幌町に突入。市街地を抜け、郊外に来ると風の影響を大きく受けます。向かい風はもちろんしんどいのですけれど、変針して横風になると車体があおられますので、路肩ギリギリを走っていると路外に逸脱しそうで気を遣います。速度は15〜20km/hほどで我慢の走りが続きます。スタート前に910さんと「前半をグロス15km/hペースから30分遅れで走れれば、後半は追い風に乗って挽回できる」と話をしましたので、それを信じて、無理せずペダルを回します。

 

ファットバイクの参加者さんの後ろにしばらく付きました。間近で見るとタイヤ幅が半端ないですね〜。前半は、やたら息切れを感じ、気がつくと口が開いており、浅い呼吸をしていました。もちろん、高強度で走っていたわけではなかったのですけれど、向かい風で速度の割に強度が高かったのを体が無意識に感じていたのかもしれません。時折、意識して数秒かけて息を吐き切ります。

 

8:38、27.2km、長沼町に突入。このあたりで、黄色い小径車を駆るすわ介さんに追いつき、後ろから声をかけました。向かい風区間でしたので、前に出て牽いて差し上げたのですけれど、気がついたらちぎってしまっていました。アシスト役もできないとは情けない。

 

8:54、30.9km、PC1間近のセイコーマート長沼店に到着。トイレに行きたかったので、混雑するPCのトイレを避けて立ち寄った次第です。ボトルに足す水を買って、9:00リスタート(想定クローズ9:04)。キューシートを見ながら「PC1ってここだっけ?」という素振りの参加者さんがいらっしゃいましたので、PC1はこの先のセブンイレブンだと説明しておきました。

 

9:06、32.6km、PC1セブンイレブン長沼町店に到着。レシートをもらうために買い物をしましょう。

 

10数名の参加者さんと巡回のスタッフさんでにぎわっています。ここで買ったパンはジャージのバックポケットにしまい、スタートから運んできたどら焼きを食べ、9:13リスタート(想定クローズ9:10)。早くも借金走行です。

 

9:34、nao_tcr2017さんガーティーさんたちが颯爽と追い抜いていきます。数メートルの向かい風基調が続きますけれど、春の暖かい日差しが降り注ぎ、寒さを感じることがないのが幸いでした。のどかな田園風景に心が和みます。

 

9:57、44.6km、千歳市に突入。

 

10:26、52.7km、相変わらずの風に苦しみつつ、安平町に突入。この後、追分市街地でふゆんきびあんきさんと行き合いました。ディスクブレーキの新車をお迎えになったとのことでしたけれど、この日は慣れ親しんだリムブレーキ車でご参加でした。

 

第2話へ続きます。