中編の続きです。

 

12:07、90.0km、通過チェックD雨竜駅跡石碑(想定クローズ12:57)。写真撮影とツイートで数分ほど過ごしましたけれど、ボッチです。

 

田んぼには羽を休めるコハクチョウ。

 

12:23、94.8km、東北東に変針し、横風を受けながら妹背牛町に突入。

 

12:37、100.3km、PC1セコマ妹背牛店に到着。お〜、久しぶりに参加者さんの姿を見ました。

 

数分のトイレ待ちからの補給をしていたところ、パラパラと雨が降り始めました。雨はいやですね〜。12:52、停車時間15分、おそらくほとんど最後尾で出発(想定クローズ13:38)。この時点での貯金は46分、当時はキチンと時間を確認していなかったのですけれど、1時間くらい貯金を持って後半の向かい風区間に臨んだものと勝手に思っていました。このときすでに時間的にどんどん追い込まれていく兆しがあったことに、この文章を書きながら気がつきました。

 

13:05、103.6km、強まる雨脚とアスファルトが濡れていく匂いに行く先を案じながら、深川市に突入。強い向かい風を正面に受け、軽いギアへ変速してもケイデンスが落ちていくのを感じます。この後の滝川市江部乙町で国道12号を横切った後の丸加高原方面への上りはつらかったです。このままゴールまでフロントインナーのままなんだろうなぁと思うくらい脚の重さを感じていました。

 

14:24、122.1km、強まる雨脚に辟易しながら砂川市に突入。速度は13km/hほどを維持するのがやっとこさ。気象庁によるとこのときの風は南西9.0メートル。およそ150km地点のPC2までは我慢の走りが続きます。直近18.5kmの平均速度は14.1km/h。

 

15:10、133.4km、止まない雨と止まない向かい風にひとり悪態をつきながら、奈井江町に突入。苦楽をともにする参加者さんの背中を遠く前方に目にしつつ、我慢に我慢を重ねた走りが続きます。PC1からの平均速度は12.9km/h、少ない貯金を取り崩しながら旅を続けます。

 

強い向かい風に熊出没注意ののぼりがはためきます。こんな平野部にもクマが出るんですね。

 

15:42、140.3km、ようやく美唄市に突入。PC2まではもう少し、のはず。PCに着いたら温かくて甘い缶コーヒーと温かい肉まんを補給することを夢見て、重いペダルを踏みしめます。

 

16:14、148.0km、PC2セブンイレブン美唄旭通り店に到着。2024増毛300でもPCになっていましたので、迷わず立ち寄れました。意外と多くの参加者さんがいらっしゃり、安堵します。PC1からの平均速度は14.3km/h、少し巻き返しましたけれど、案の定、貯金を取り崩しながらの旅となりました。

 

トイレを済ませ、雨と向かい風で冷えた体を温めます。2024増毛300と同じく、キャラメルや飴などレジで店員さんから心温まる差し入れをいただきました。これって、追い風ライダーよろしく、運営さんが試走時に店長さんに我々の訪問を伝えていらっしゃるのでしょうか。

 

少し寒さを感じましたので、濡れたグローブを防寒テムレスに交換し、16:37出発(想定クローズ16:49)。ここからのおよそ50kmは南西に変針しますので、向かい風の影響は少なくなるものと思っていましたし、グロス15km/hを保てば貯金は減らないと、慢心に似た安心感を抱いていました。出発直後に停車し、ダウンベストを着込んで再出発しました。

 

17:07、4.0m/sほどに弱まった横風に17.0km/hほどまでペースを取り戻しながら岩見沢市の農道を走っていると、久しぶりに陽が差してきました。日の入りが迫っているはずなのですけれど、陽が差すと気持ちが少し落ち着きます。

 

夕闇迫る石狩川を渡って

 

18:17、174.7km、新篠津村に突入。

 

18:20、175.2km、ルート外、PCじゃないセブンイレブン新篠津村店。2名の参加者さんが先着しており、挨拶します。

 

胃腸に疲れを感じていましたので、inゼリーを探したのですけれど見つけることができず。18:36、停車時間16分で出発(想定クローズ18:36)。ここで貯金を使い果たしていました。

 

この後は、前照灯が照らす小さな視界を頼りにゴールを目指します。妹背牛町から美唄市までの向かい風にすっかり脚を使い切ってしまい、速度は16km/hほどがやっとの状態です。制限時間内にゴールしさえすればそれでよいので、20:30にゴールすることだけを考えて、無理のきかない脚を回します。19:30、制限時刻まで残り1時間になったところで、eTrexが示す残り距離は16.?km、これってフィニッシュ地点のコンビニまでの距離なのか、その先にあるゴール受付までの距離なのか、少し考えます。後者なら少し余裕ができますけれど、停車して確認する余裕はありませんので、前者だったことを考えて、重たい脚に鞭打って17〜18km/hを維持するために無理をします。途中、国道を横切るために歩行者用信号の押しボタンを押した後、青信号に変わるまでのわずかな時間がものすごく長く感じられました。

 

197.4km地点で国道337号を左折すると下り基調かつ追い風基調も相まって、気合を入れ直し、フロントディレイラーをアウターギアに変速し28km/hほどで激チャリをかまします。泣いても笑ってもあと数km、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という安西先生の名言が私を前に押し進めます。

 

20:17、204.4km、先着していた参加者さんたちの温かい出迎えを受けながら、FINISHセブンイレブン札幌北丘珠店に到着(クローズ20:30)。レシートをもらうため入店すると、レジには数人の列が。レジを待ちながら前にいた参加者さんと話をすると、ツイッターのフォロワーさんの910さんでした。初めてお目にかかったもので「◯◯さんですか?」と、思いっきり人違いをしてしまい、大変失礼しました。買い求めたホットコーヒーをすすり、フィニッシュのツイートを済ませ、ゴール受付までの2.4kmはのんびりとウイニングランです。

 

ゴール受付では参加者さんが思い思いに旅の余韻に浸っています。私も受付でブルベカード、レシート、通過チェックを撮影したスマートフォンの写真の確認を受け、13時間19分で完走認定となりました。クルマで後泊の宿へ向かい、翌日、無事に帰宅して、2025シーズン最初のブルベは終了となりました。

 

今回の反省

・まぁ、ギリギリ隊にも程がある、の一言に尽きます。制限時間11分前は史上最高のギリギリでした。パンク1回、いえ、落車1回でもDNFでした。ただただ準備不足が原因です。決して天候が原因ではありません。機材や消耗品の管理には普段からそれなりに気を遣っているとはいえ、パンクなどのトラブルがなかったことは運が良かったとしか言いようがありません。

・後半への貯金を増やすために、前半をもっと頑張っていたら、後半はもっとグダグダになっていたことでしょう。下手したらホントに脚が終わってDNFだったかもしれません。結果オーライでした。

・諦めさえしなければなんとかなる、ということを改めて実感しました。過去のDNFは諦めていましたから。

 

おわり

 

 

この日の走行距離 206.9km

アベレージ(ネット値) 18.3km/h

アベレージ(グロス値) 15.3km/h

今シーズンの累計走行距離 328km