5月12日、BRM512北海道200km丘を越えて(前編) | 目指せ! シューペル・ランドヌール

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ブルベほかロードバイクライフのブログ

休日に家でゴロゴロしながらツイッターのタイムラインを眺めていると、ブルベに参加中の方のツイートをよく目にします。去年からブルベ中にツイートするようになりましたので、今回もそれを楽しみながら走ってみました。

 

ブルベ10年目、50歳代初めて、2024シーズン初のブルベの様子を綴っていきまっしょい。

 

コースは、札幌市〜夕張市〜むかわ町穂別〜厚真町〜由仁町〜長沼町〜札幌市を巡る200km。地元を離れ、石狩、南空知、胆振地方の景色を楽しんできました。

 

注目なのは、獲得標高が1,999mあることです。誰が呼んだか山岳ブルベ。北海道のブルベで山岳ブルベはなかなか珍しく、未知なるものへの恐怖から敬遠してきたものです。200kmで1,999mはギリギリ平坦ブルベなのですけれど、上りをどう攻略するかが完走認定のキモとなりそうです。ド平坦かと思っていたNonBRM503行って来い稚内200km

https://ameblo.jp/tb3player/entry-12851304629.html

の獲得標高が1,623mでしたので、プラス400mならば何とかなりそうだとも思っていました。

 

いつも通り前日に札幌市へ自動車輪行とホテル前泊。4:00起床、4:30ごろホテルを自動車で出発。スタート地点には駐車場がなかったので、事前に調べておいた近くの公園駐車場へ車を停め、5:24スタート地点に到着。

 

サクッと受付終了。ブリーフィングを待っていると、ランドヌール札幌ののざ@ノズトフさんnoztoff(ノズトフ)さんにお目にかかり、言葉をかわしました。拙ブログをご覧くださっていること、過日中川町のアウトドアイベントに参加されていたことなどを話し、旅の無事を応援してくださいました。私はぼっちランドヌールなので、ブルベの最中に誰かと言葉をかわすことはなかなかなく、貴重な機会を得ました。

 

この日のハンドル周り。いつも通りです。最も手の届きやすいハンドルポーチには、この写真を撮っているコンデジを入れています。補給食よりも何よりもブログのための写真撮影を重視しているのって、我ながらいかがなものかと思います。

 

5:43、ブリーフィング。走行上の注意はキューシートに書いてあるとのことで、簡単に終了。

 

5:52、2列で車検を受けて

 

200kmの旅のはじまりはじまり〜。前夜に低緯度オーロラを発生させるほどの強い太陽フレアの影響で、GPSナビが不具合を・・・起こすことはまったくなく、この日も快調に私をゴールに向けて導いてくれます。

 

スタート直後は市街地走行ですので、集団走行が続きます。意外にも15km/hほどとゆっくりペースでトレインは進みます。

 

信号峠。空は雲に覆われ、気温は15度ほど。寒くはないのですけれど、風が少し冷たく感じます。ウェアは、春秋用裏起毛長袖ジャージの上にウインドベスト、インナーはエアリズムTシャツ、下は春秋用裏起毛ビブタイツ、グローブは夏用フルフィンガー。暑くも寒くもなく、ちょうどよい感じ。前日の自動車移動で疲れたのか、ホテルであまり眠れなかったからか、スタート直後から少し疲れを感じていました。

 

予報では雨には当たらなそう、風は南から8mほど。スタート直後は東進ということもあり、風の影響はほぼなし。いつも通り平坦は23km/hほどで進んでいると、速い人たちにはちぎられ、脚の合う人たちには後ろにつかれていました。

 

7:07、24.3km、馬追丘陵を上る途中で由仁町に突入。この日最初のカントリーサイン。

 

 

7:10、25.7km、事前のコース予習で気になっていたヤリキレナイ川。わざわざ停車し、わざわざ道路の反対側まで行って、撮影とツイート。コース設計者が見せたかった景色はきっとこれだと、一人で納得していました。

 

7:23、29.8km、栗山町に突入し、変則交差点の横断歩道を押し歩き、夕張市を目指します。ここの前の交差点で停まっていた参加者さん二人組に「ここの交差点を左で合っていますか?」と声をかけられました。ミスコースするような難しい交差点ではなかったような気がしたのですけれど。

 

7:49、38.8km、夕張市に突入。自転車で走っていると、無心になることが多く、瞑想やマインドフルネスのような効果があるのではないかと、ちょっと思ったり。少なくとも嫌な思い出やネガティブな感情は湧いてこないのが不思議です。精神衛生上、かなり助かっています。

 

夕張の丘を越え、8:10、夕張トンネルを通過。

 

8:15、46.3km、PC1まであとわずかですけれど、PCのトイレは混みますので、バスターミナルでトイレ休憩(ついでにウインドベストとグローブを外しました)。南に進路が変わると、強くなり始めた向かい風の影響でペースが落ち始めますが、無理してペースを上げる必要はないので、淡々とペダルを回します。

 

ブルベって大人の遊びだけあって、自己管理能力とか自律心が高いレベルで求められるものだと思います。一番短い200kmでも10時間くらいをサドルの上で過ごすわけですから、計画性は大切です。刻々と変化する天候や路面状況に応じてどのようにペースを作っていくのか、パンクなどの予期せぬトラブルに見舞われたら、その後どうやって帳尻を合わせていくのかなど、体力とともに頭も使います。スタート直後の集団走行の中、ペースの早い参加者さんに合わせて調子に乗ってついて行ってしまっては無駄に脚を使います。たまたまトレインを牽くことになったとき、ホントは誰も発していない後続からの無言のプレッシャーに負けて分不相応なペースを作りにいっては消耗するのは目に見えています。上りで上から下がってきた参加者さんを「ここで追い抜いても後で追い抜かれたら失礼だろうか」などと考え、パスするのをためらってしまい、つかの間のツキ位置にあぐらをかいていては、完走認定はその手からこぼれ落ちてしまうかもしれません。私はぼっちランドヌールだからこそ、誰に遠慮する必要はなく、自分のペースで自分のために走ればよいと開眼し、この日はそこそこ高いレベルで走りきれたと自負しています。

 

8:39、53.7km、PC1セイコーマート夕張南清水沢店に到着(クローズ9:39)。想像以上に多くの参加者さんがいらっしゃいます。補給をしましょう。

 

いつもどおりの補給食です。中華饅頭はお守りとしてバックポケットに入れて走りました(結局食べずに自宅まで持ち帰りました)。8:53、停車時間14分で出発。

 

向かい風に逆らいながら南進を続けます。

 

9:38、新夕張から国道274号を東進し、丘を上っていると見えてきました登川トンネル。北海道の峠道の頂上付近にはトンネルがあることが多いので、トンネルが見えると下りの始まりを予感させ、ホッとします。

 

9:43、68.1km、トンネルを抜けて、むかわ町に突入。下りで尻と脚を休めましょう。

 

9:57、日がさしてきました。このときはまだ暑いというほどではありませんでした。

 

樹海温泉はくあ前を通過。むかわ町穂別地区は恐竜カムイサウルスなど恐竜時代(白亜紀)の化石が多く産出することで有名です。

 

こんな肉食恐竜の骨格の看板もあり、いたるところに恐竜などが描かれた看板などがあります。めっちゃ恐竜推しです。

 

穂別稲里地区で国道274号を離れ、穂別市街へ向かって南進します。代かきの終わった水田あり、メロン農家あり、細かいアップダウンあり、けっこう山の中を走っていたせいか、強めの南風はあまり気にならなかったと思います。

 

後編に続きます