前編のつづきです。

ここでもスタッフさんが温かく迎えてくれました、遅い時間までお疲れさまです。
このとき、私、最後尾から2番目だとスタッフさんから聞かされました。
う~ん、皆さん速いですね~~~。
さっきのローソンで夕食を済ませましたので、ホットコーヒーを飲み、ミニあんパン5個入りをジャージのバックポケットに突っ込んで、リスタート。
国道38号の裏道のような暗い道道を狩勝峠に向けて進みます。
まだ眠たくはなかったのですけれど、夜のライドは景色が変わらないので、走りも単調になりがちです。
眠気防止のために口ずさめる歌のレパートリーを10曲は持っておいた方がいい、とどこかのブルベの心得で読んだような気がしましたけれど、そんなに持ち歌はありません。
そこで思い出したのが、スタート直後にbluetoothスピーカーで洋楽を聴きながら走っていた参加者さん。
音楽を聴きながら走れる装備を整えておいた方がいいなぁと思いながらハンドルに視線を落とすと、、、ありました、コマ図の表示に使っているiPod touchが、そこにはiTunesから転送した楽曲の数々が!
内蔵スピーカーの音量を上げまくって、マ○オカート8やらスプ○トゥーンのサウンドトラックを聴きながら、楽しいナイトライドの実現です。
なぜ、今までこの方法に気がつかなかったんでしょう。
もっと早く気がついていれば、宗谷岬600であんな苦労はしなかったでしょうに。
ただし、弱点がないわけでもなく、予備バッテリーを持っていないので、内蔵バッテリーの残量を気遣いながらという条件付きです。

このとき、いつものサイコン勝手にリセット事件が発生し、この後はコマ図の区間距離を把握するために手動リセットを繰り返しての旅になります。
その後、清水町のセブンイレブン、新得町のセイコーマートをスルーして、この旅の2級山岳(勝手にクラス付け)狩勝峠の登りに入ります。
断面図を見ると、三国峠と吹上温泉の登りがすごすぎて、狩勝峠が丘のように見えてしまいますけれど、終盤の9.2kmの勾配は4.4%と、なかなかのものです。
夜で景色は楽しめず、普段ならとっくに寝ているような時間帯ですので、登りのつらさとちょっとした睡魔と戦いながらペダルを回します。

登りですっかりボトルが空になりましたので、自販機で水を購入し一息つきます。
峠の駐車場にはモトバイクの旅人さんがいらっしゃって、「お疲れさまです。寒くないですか?」と、声をかけてくださいました。
このとき、気温は9度くらい、休んでいたら体が冷えてしまいますので、さっさと下り始めます。
いやぁ、寒いのなんのって、眠気も吹き飛びます。
登りでかいた汗があっという間に冷え切って、真夜中の冷気とともに体温を奪っていきます。
狩勝峠は、南富良野側の勾配が緩く、ペダルを回さないとどんどんスピードが落ちていく始末。
登り同様、真っ暗な中を幾寅の街を目指してひたすらペダルを回します。
268.3km、時刻不明、セブンイレブン南富良野店に到着。
ここを訪れた参加者さんが多くいらっしゃったようで、店員さんと少し言葉を交わし、イートインコーナーにいたモトバイクライダーさんが席を勧めてくれましたけれど、店内で座っちゃうとホントに寝てしまいそうでしたので丁重にお断りをし、店の外でホットカフェラテと背中に刺さっていたあんパンを補給。
このとき、だいぶ食欲が落ちており、10分ほどでリスタート。
三の山(樹海)峠を何とかパスし、PC3を目指します。
寒さに体力を奪われ、一瞬意識が飛びながら、4:08、296.1km、PC3「セブンイレブン富良野山部店」に到着(予定3:26、クローズ6:44)。
数名の参加者さんがイートインコーナーで食事をされていましたけれど、すっかり食欲はなく、眠気覚ましにメガシャキガムを購入。
好きな人にはたまらない味なのでしょうけれど、私にはどうも合わず、眠気も覚めず、5分ほどでリスタート、麓郷を目指して旅を続けます。
布部に到着することには景色が白み始め、いざ麓郷へ。
また登りでした・・・。

他の参加者さんと看板の写真を撮って差し上げ、私は通過チェック用の撮影をして、先に進みます。

この後、布礼別の登りに悩まされながら、中富良野町に突入。

厚い雲が垂れ込めています。

ここからの16.5kmは平均勾配5.0%の超級山岳(勝手にクラス付け)ですので、食欲がないとか言ってられません。
カップ麺とおにぎりを補給して、20分ほどでヒルクライムに突入。

事前のコマ図づくりで予習はしており、最大勾配が11%だということも知っていたのですけれど、それらしいつづら折れの道路がどこにも見当たらず、直線に近い登りが11%もあるとはどうにも信じられず、ルートラボは偽りの表示をしているのではないかと勘ぐってさえいました。
けれど、現実はそんなに甘くはなく、ルートラボにも誤りはなく、登れば登ほど勾配がきつくなり、サイコンの表示速度はどんどん下がっていきます。
踏んでも踏んでも距離は進まず、サイコンが故障したかと疑うほど。
吹上温泉への分岐まで残り1kmまで登ったところで、さらに勾配が増し(たような気がして)、4km/hがやっとの状態。
張り詰めていた緊張の糸が緩み、「今日の目的は激坂を足を着かずに登りきることではなく、完走・認定だったはず・・・」と思うが早いか、ついに足を着いてしまいました。。。
バイクを押して登るのも一苦労していると、後ろから参加者さんの迫る音が。
振り返ると泥人形さん(面識はありません)。
小径車で登る泥人形さんに敬意を表して、追い抜かれざまに「ガンバです!」と、応援にもならない声をかけずにはいられませんでした。


はぁ~、心折れます。

ヒルクライム前は予定から50分ほど遅れていましたけれど、ヒルクライムの見込みで相当余裕を持っていたらしく、17分遅れまで挽回していました(決してヒルクライムで時間を稼いだわけではありません)。

噴煙を上げる十勝岳は迫力満点です。
しばしの間、疲れを忘れることができました。


自販機で水を補給し、さらに下ります。
ここでも汗が冷えて寒いのなんのって。
下りの途中に青い池の駐車場がありましたけれど、もちろんスルーして先を急ぎます。
7メートルほどの向かい風を受けながら、美瑛市街まで降りてきたところで、力尽き、コース沿いの歩道に体を横たえて15分ほど休憩。
美瑛市街を過ぎ、国道237号を外れて、美瑛の丘を登るところで、どうにも力が入らず、再びバイクを降りて路肩にしゃがみ込んでしまいました。
いわゆるハンガーノックです。
後から思えば、吹上温泉ヒルクライムから何も食べていないので当然と言えば当然なのですけれど、当時は睡眠不足と疲労から食欲がほとんどない状態でした。
「美瑛の丘は一大観光地だから、観光客がいっぱいいて、ソフトクリーム屋さんのひとつやふたつはあるはず・・・」との希望的観測を胸にバイクを押して丘を登ります。

これで生き返り、ペダルを回せます。


これで、残りの20kmを走ることができます。
この後、旭川200で走ったコースを少しトレースし、12:27、402.8km、ゴールの「セブンイレブン東川北町店」に到着(予定11:17、クローズ14:00)。
レシートをもらって、ゴール地点を探します。
ブリーフィングをあまりよく聞いておらず、ゴール地点はキューシートの1コマ目と2コマ目の間にあると思い、探してみるも見当たらず、スタッフさんに電話したところ、2コマ目の先にあるとのこと。

大変しんどいブルベでしたけれど、メダルをいただくと疲れも吹き飛びます。
この後、スタート地点に戻り、自動車を運転して、途中の温泉で汗を流し、無事に帰宅しました。
今回も走行距離に占める獲得標高は1%に満たなかったとは言え、これまで参加したなかで最多の0.861%。
しかも、三国峠、狩勝峠、吹上温泉と3つの大きな峠をはじめ、きつい登りが多く、私にとっては大変厳しいブルベとなりました。
今回の反省
・何と言っても補給不足。食欲がなくても登りの前には何か腹に入れておかないとその後が大変なことになると身をもって経験しました。
・装備の選択ミス。お盆過ぎの北海道は涼しいとは言え、冬用ジャージを着ての峠越えは無駄な発汗による体力の消耗と下りでの冷えの原因となりました。夏用ジャージにレインウェアと防風ベストの重ね着が正解でした。
・コースの予習不足。300km以上走ってからの吹上温泉の登りがあんなにつらいとは予測していませんでした。当たり前ですけれど、ルートラボは嘘をつきません。
今シーズンのブルベ出走は、これにて終了。
昨年までの200km1回と比べると、200km、300km、400km、600kmを1回ずつ完走でき、非常に充実したシーズンとなりました。
完走直後は、当面の目標だったSRを達成したこともあり、ブルベから距離を置こうかとも思いましたけれど、日が経つにつれ、来シーズンのブルベが気になり始めました。
来シーズンは、ランドヌール札幌さんによるRM1200、RM2400が開催されるとのこと。
RM1200は、ちょっと魅力的です。
北部北海道の自転車シーズンは、残り1ヶ月半。
今シーズンにやり残したことが少しありますので、もうしばらくブルベ以外でロードバイクライフを楽しみたいと思います。
この日の走行距離402.8km(サイコンリセットのため、ルートラボから引用)
アベレージ サイコンリセットのため不明
今シーズンの累計走行距離2,236km