初めてのシューペル・ランドヌール(SR)がかかった、初めての400kmブルベのスタートです。
まずは、前日までの準備から。
今年のランドヌール札幌さんのブルベと言えば、何はなくとも雨が降るということに尽きます。
というわけで、天気予報をチェックすると、台風の影響でしょうか、十勝地方では1日目の夜から、上川地方でも2日目は雨が降りそうな予報。
ですので、フェンダー、シューズカバー、レインウェアを準備。
気温はというと、最高21度、最低10度前後、といったところ。
これって、季節は違えど、BRM520増毛300のときとほぼ同じ気温です。
増毛300のときは春先かつ平坦コースだったこともあり、パールイズミの5度対応ウインドブレークジャケットと同パンツ着用で暑くもなく寒くもなかったのですけれど、今回は夏の終わりなので、夏用ジャージと前述の冬用ジャージの両方を持って行くことに。
最終的な装備の選択は、スタート直前に決めることにして、前日準備は終了。
今回は、たぶん今まで参加した中で一番厳しいブルベになると想像しています。
獲得標高3,444メートルは、宗谷岬600の2,032メートルを大きく上回り、三国峠、狩勝峠、吹上温泉の3つの大きな峠を越えなければなりません。
400kmは600kmよりも制限時間の余裕が少ないため、仮眠が取りづらく、このことも完走と認定を厳しくする要因で、400kmが600kmよりもきついと言われる所以です。
宗谷岬600のときは、仮眠の合計が1時間30分くらいでしたので、寝られないのはそれほど苦ではないはず。
まぁ、DNFならそれもいいでしょう。
SRを取りたくて始めたこのブログですから、SRを取ってしまったら、ブログをたたむか、「目指せ、ダブル・シューペル・ランドヌール」にタイトル変更しなくてはなりませんから(?)。
出走報告からどんどん話がそれていきますけれど、これまで参加した5回のブルベで、一度もDNFどころかパンクすらしたことがないので、DNFせざるを得ない状況というものを経験してみたくもあります。
ブルベにおいては、完走・認定が善であり、DNSやDNFが悪である、なんてことはもちろんなく、DNSやDNFにはそれぞれの参加者のそれぞれの理由があって、その判断をしたことは讃えられるものであるとさえ思っていますし、DNSには安価とは言え参加しないイベントへのエントリー料の支払いという義務を負いますし、DNFにはその後の自力での帰宅という義務が生じます。
もちろん、最初からDNSやDNFが目的でエントリーする方はいらっしゃらないと思いますけれど、参加の目的や楽しみ方の多様性がブルベのよいところだと思っています。
話を元に戻して
今回は11:00スタートですので、前泊はせず、当日6:00に自宅を出発し、特に急ぐことなくスタート地点に9:00に到着。

あらかた準備が整ったところで、天気予報の最終チェックをすると、台風の進路が東寄りを取り、どうも雨に当たらずに済みそうな気配がしてきましたので、フェンダーはつけずに、velotozeシューズカバーは着けていくことに決めました。
予報は予報ですから。
なんせ、連戦連雨のランドヌール札幌さんですから。
いえいえ、雨を期待しているわけではありません、シューズカバーは、あくまでも防寒対策ですから。
もうひとつの課題、ジャージの選択ですけれど、スタート地点の気温が19度。日陰に半袖でいると少し肌寒い感じがしましたので、夏用ジャージ上下の上に冬用ジャージを着用することに決めました。
手持ちのレーパンの中で最もパッドが厚いものを重ね履きですので、今回はお尻の痛みを気にせず完走できるはず、、、だと思うのですけれど。

エントリー40名、DNS10名、30名での出走です。


前照灯はハンドルとフロントハブの2灯、尾灯は妻のものを拝借して2灯、ヘルメット尾灯、600kmと違って着替えが必要ないのでオルトリーブサドルバッグ、今回は忘れずに持ってきましたボトル。
のほかに、新調したトップチューブバッグを2つ装着してみました。
前方のバッグにはジェルなどの補給食を入れてみましたけれど、走りながら出し入れや補給がスムーズにできて、なかなか役に立ちました。
後方のバッグには、チューブ、アーレンキー、タイヤレバーを入れてみましたけれど、サドルバッグにその分余裕ができましたので、別になくてもよかったかも。

伴走車(者)によるドラフティング禁止など、いつもより厳しい内容でした。
こういう事案があるからこその注意喚起なのか、こういうことがないようにという意味での注意喚起だったのかはわかりませんけれど、審判の存在しないブルベではいろいろな不正が考えられるといえば考えられますよね。
そんな不正をしようという人はいないとは思いますけれど。


風はなく、暑くもなく、なかなかのブルベ日和。
旅は長く、3つの大きな峠を越えますので、23km/hほどにペースを保って走っていると、ブロンプトンの参加者さんと抜きつ抜かれつの熾烈な(?)レース展開に。

旭川200でもお世話になりました。
この日はスタート前からトイレに行きたかったもので、早速休憩。
トイレから出てくると、見知らぬ青年から「皆さん今日は何のイベントですか? レースにしては皆さん流して走っているようですけれど」と尋ねられましたので、軽く説明したところ、青年はきょとんとした表情で「がんばってください」と言って去って行きました。
ランドヌールの皆さん、そしてブルベに興味のある皆さん、これが世間の普通の人の感覚です。
我々が忘れてしまった(忘れようとしている)距離感覚の常識に改めて気づかされました。
見知らぬ青年に無言でお礼を言いつつ、旅を続けるのでした(まったく改めて気づいていない)。

旭川200のときには青々としていた水田が、今はすっかり収穫の秋の様相に。

何かと旭川200と比べてしまいますけれど、旭川200のときは、この後土砂降りでした。

この後、すぐに国道39号に入り、三国峠まで延々70kmの登りの始まりです。


ママチャリ!?
カゴがついてる!!

それとも、層雲峡の登りは、ママチャリ限定???



だんだん上流部っぽい景色になってきました。

ここからPC1までは12kmほど登りますし、三国峠まではさらに19kmほど登りますので、ここでは長居せず、プリンと缶コーヒーを補給し、三国峠の下りで補給するおにぎり2個を購入し、10分ほどでリスタート。

もちろん、温泉を楽しむ余裕はありません。
なぁんてことを考えながら、長い銀河トンネルをえっちらおっちら登ります。


いやぁ、登りが長い・・・。

予定していたコンビニ休憩を1カ所省略したので、少し余裕を持ってたどり着きました。
有人PCなので、スタッフさんが出迎えてくださり、飲み物の差し入れと通過チェックを受け、トイレを済ませ、早々にリスタート。
三国峠までは、さらに19.8km、最後の10kmは平均3.4%の勾配。
私的1級山岳の厳しさはまだまだ続きます。


ここでもスタッフさんが出迎えてくださり、写真も撮ってくださいました。
ありがたいことです。
冬用ジャージを着てのヒルクライムは、想像以上に暑く、ファスナー全開でも汗が流れ出るほど。
今さら脱ぐわけにもいきませんので、そのまま着続けます。
この後、90kmもの長い下りに入りますので、防寒用にレインウェアと使い捨てビニール手袋を着用し、ダウンヒル開始。






この区間は楽できると思ったのに・・・。
この何もなさっぷりはオロロンラインと肩を並べますね。


すでに日没を迎えており、土産物屋は閉店していましたので、自動販売機で水を補給して、旅を続けます。

う~ん、夜はカントリーサインの撮影が厳しい上に、他に撮影できるものは無し。

PCじゃないですし、PC2まであと30km弱ですし、ほかの参加者さんはいませんでした。

後編につづく。