ついついBooさんの事ばかり考えてしまうので、違った脳を使わせてください!
今年からタイマツレーシングは本格的にリアエンジン車に移行し、真のポルシェ乗り(?)を皆んなに目指してもらいたい訳なのですが、
911のイメージとしてどんなものがありますでしょうか??
前も話をしたけど
①ハンドリングが難しい。
②リアが流れたらコントロール出来ないから怖い。
③前輪の接地感皆無で怖い。
などがあると思います。
では、簡潔に理論的な話を。
まず前輪(前軸)が軽い事のデメリット
・フワフワしてる、安心感がない。
・ただハンドル切っても前が軽いから外に行きやすい。
後輪(後軸)が重い事のデメリット
・高速コーナーでリア側慣性が働き、リアだけ外に持っていかれる。
・オーバースピードでブレーキ踏みながらコーナー入ると、やはり慣性働きすぎてリアタイヤが流れる。
こんなところかな、デメリットは。
思ったよりデメリット少ないが、確実に起こるネガティブな事でもあります。
なので、デメリットの全て反対を行けば911はメリットある乗り物に変わり、乗りやすい万能車では無いけど恐々せず思い切り良い走りができる様になりますね。
繰り返しですが、デメリットの反対側に答えがあります。
まず、前が軽いので
ブレーキングで前輪への荷重を載せる量は自分次第で如何様にも作れる。
→V8を前に積んでる車両は、そもそも前が重い為ブレーキ頑張るとすぐ前輪がギブアップしてしまう。反面、911は自分のブレーキ量でコントロールしやすいので、ブレーキを強く踏んで比較的短い距離で止まれる。また、その時ブレーキを少し弱めてから(もしくはブレーキ抜いて)ハンドル切るとコーナリングフォースを多く作り出せる。
リアが重い点については
高速コーナーでは慣性働いて横に流れるが、低速コーナー立ち上がりではリアエンジンの重さをリアタイヤにしっかり載せる事で、全く滑らず縦に離陸するかの様に加速することができる。
コーナー真ん中で中途半端なハーフスロットルを入れず、少し遅いかなと言うタイミングでドンと踏むと、今まで経験したことない様な加速ができる。
総合すると、
★不得手なこと
・911は高速コーナー苦手。
・しっかり減速しないで適当に(曖昧に)コーナー入るの苦手。
・やはり適当にハーフスロットルで加速入られるのが苦手。中途半端なハーフスロットルだとアンダーになり、その後必ずオーバーに転じるため。
☆得意なこと
・真っ直ぐ強いブレーキ得意。
・真っ直ぐ強い加速得意。
となりますね。
結論としては
①真っ直ぐ強いブレーキで入り、しっかり転回してから真っ直ぐ加速する。
②コーナリング速度を上げるのでなく、ボトムスピードは犠牲にしてでもその前後で稼ぐ。
③富士100Rや、もてぎS字などの大きいRをもヘアピンを走るかの様に2分割して考えると分かりやすくなる。
④もてぎ130Rなど加速のまま抜けるコーナーでは、ボクスターより外に行きやすいのでラインを奥目に変えたり、スロットル全開にするタイミングを少し遅らせる。
ラインのイメージとしては、
ボクスターがU字。911がV字。
でも、本当の正解は変則V字でして、コーナー前半半分はU字で旋回時間を多く取ってあげて、後半はV字の様に真っ直ぐ出口に向かうほうが良いかも知れません。
少しイメージ出来たでしょうか??
コースで同乗逆同乗出来ると一番効率的なので、参加希望の方募って練習会やりましょう!