英国ドライブ旅行記 9/6 vol.2|詩人ワーズワースを辿りつつ、想い出を重ねる | レクサスとの道[LEXUS] IS300h

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レクサスIS300hユーザーの道のりを綴っていきます!

ヒルトップがある湖水地方で最も小さいニアソーリー村をあとにして、ホークスヘッド(Hawkshead)へ向かいます。

ホークスヘッドへ至る道は牧羊地の脇を通るため、道の両脇は石造りの壁になっており、神経を尖がらせながらの走行。そのくせに道の制限速度は40~60マイルなのだから恐れ入る。

下り基調の道を20分間程度走らせると
、観光バスも停められる大きな駐車場がある。ここがホークスヘッド。


この町は「白壁の町」、「ビアトリクス・ポターの資料館」、「詩人ワーズワースの通った中学校」で有名です。

15分間も歩けば、ひと回りできてしまう小さな町。でも、何か惹かれてしまうのが不思議だ。

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町の中程に「ビアトリクス・ポターの資料館」があります。ポッターが描いた絵本の原画を中心に展示がされていますが、内部の写真撮影は禁じられていました。

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この資料館の傍にあるのが『relish』
その名のとおり、オリジナルソースが100種類ほど並ぶお店です。試食したら素材を活かした風味がとても美味しいソースでした。

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そして、ホークスヘッドの入り口にあるのが「詩人ワーズワースの通った中学校」。

ここでは9年間に渡り寄宿舎生活を送りながら、ラテン語を中心に学びます。こちらで学ぶには裕福な家庭で育つ必要があったようです。卒業すると、オックスフォードの大学へ進学するのが常とのこと。

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この写真はワーズワースが彫ったという彼のサインです。

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この中学校の裏手には大きな教会がありますが、内部はちょっと寂し気でした。

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ホークスヘッドをあとにして、グラスミア湖沿いに北上すると、アンブルサイドの街につきます。

道幅も広くて走りやすいところです。

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この街を抜けて、さらに5マイルほど走ると、ダヴ・コテージに着きます。

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ダヴ・コテージは、1799年12月から1808年5月までのあいだ、ウィリアム・ワーズワースが過ごした邸宅です。この邸宅で優れた作品を多く遺しています。

英国で一級重要文化財に指定されるダヴ・コテージは、年間70,000人もの来訪者を迎えているとのこと。

200年以上前の建物に入場できるのは嬉しいかぎりです。こちらでは英語でのガイドツアーで巡ることになります。

コテージ内はワーズワース家ゆかりの調度品や他の所有物、肖像画などが展示されています。


ガイドツアーの最後には、コテージの裏手にある庭園へ通されます。ウィリアム・ワーズワースが妹ドロシーとともに地元で調達した植物や素材を用いて造り上げた庭園は、ワーズワース自身が"敷地内にある小さな丘"にたとえたように、半ば自然の状態に保たれており、天候の許す限り一般公開されています。

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こちらには博物館も併設されており、一緒に巡ると、よりワーズワースのことがわかります。

このダヴ・コテージには駐在員時代にも訪れたことがありましたが、当時はGBP1=248円もした頃で、あまりの物価の高さに入場せずに帰りました。

その代わりに、宿泊したB&Bの主人が描いたダヴ・コテージの鉛筆画を額装でGBP10に値切ってお土産にしたものです。いまでも我が家の階段脇に掛かっています。

10年経って入場できたことにもなり、昔を思い出しつつ、さらに新しい想い出を重ねたことになりますね。

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