昨日から私の友人、恵子さん(仮名)の
ストーリーを紹介している。
昨日の記事はこちらから↓↓↓↓
兄弟が話を聞かなくて困っているあなたへ~兄編①~
それでは今日もいってみよう。
家族をかえりみず、
好き勝手やっているようにみえる兄に対してのイライラ。
恵子は何年も憤りを抱えたままだった。
こんな恵子の思いが変わるきっかけは
心理学という学問だった。
詳細はこの場所では割愛させていただくが、
恵子は自分の心の深い部分を
客観的に分析する技術を学び、
素直に日常生活で実践をしてみたのだ。
すると、どうなったか。
恵子の心のなかで大きな変化がおこっていった。
まるで、長年胸の奥でつっかえていたカタマリが
一気に溶けだしたような衝撃。
これまで、見るだけでもムカムカと怒りがこみ上げてきた
兄に対する見方が変わったのだ。
これまですっかり忘れていた想い出が
急に溢れ出てきた。
徳島の実家に帰ると、
いつも駅まで迎えに来てくれたのは兄だった。
恵子がはじめて東京に出てきて心細かった5月の雨の日に
心配して電話をかけて来てくれたのも兄だった。
兄は寡黙な人だが、
いつも行動でまわりを気遣う人だった。
こんなこともあった。
実家での母と兄との会話。
母:「(兄のはめていた時計に)その時計、いいね~」
兄:「ああ、パテック・フィリップだよ。今度、母さんにも買ってやろうか?」
母:「いや~、いいよ、そんな高そうなもん。
それよりSMAPのコンサートチケットのほうがええわ~」
それから1年後、
兄はこの何でもない会話を覚えていて
母にSMAPのコンサートチケットをプレゼントしていた。
そういえば、
兄の奥さんや娘から兄の不満など
一度も聞いたことがなかった。
それどころか、
兄の奥さんは、兄は親戚同士のコニュニケーションを
大切にする人だともいっていた。
よく恵子が帰省すると親戚や友人を集めてBBQを主催していたが
それも、恵子の帰省に合わせて開いてくれていたことを、あとから聞いた。
今まで、兄のことは冷徹で自分勝手な人間だと思っていたのに、
急にこんなに昔のことを思い出すなんて、
どうしたものだろう。。。
それから、1か月後、恵子は徳島に帰省した。
いつもと変わらず、
実家は親戚や近所の人がよく出入りする。
そこに兄の顔もあった。
いつものクセで兄にイヤミをいってしまった。
「兄ちゃん、あいかわらず奥さんと子供ほっぽりだして
仕事ばっかりなの~?」
すると兄は、
「いやー、最近は毎月どっかに旅行いってるなー。
お前にもいつも家族大切にしろっていわれてるからな 笑」
こんなこと初めてだった。
いつも私のイヤミは無視するか、
「お前にはわからんよ」などと受け流す兄が、こんなに素直に。。。
数年前から兄家族が計画していた自宅の新築も
口ばかりでまったく進んでいなかったのだが、
半年後には完成しているとのことだった。
兄は人が変わったように素直になった。
何が起こったのだろう?
久しぶりの徳島の実家は、
まるで違う世界に舞い戻って来てしまったかのようだった。。。。。
恵子は自分の心を科学的な方法論で見つめ続けることで
次の、自分自身への質問を見つけることができたんだ。
「兄が正しいとしたら、なぜ正しいのだろうか?」
「兄に見えていて、私にない視点はなんだろうか?」
あなたが人の話を聞かない人を都合よく変えてしまうための
あなたに最適な質問をみつけるには、、、
相手に何もいわずに、
手に入れるには
↓
