今日から4回シリーズで話を聞かない兄弟についての
ストーリーをお届けしようと思う。
他の人の体験って実は、ものすごく役に立つ。
あなたも経験はないだろうか?
人に”こうしたほうがいい”とアドバイス受けるよりも
誰かの失敗談とか成功体験を聞いたほうがずっと、
実践してみようという気になる。
例えば、
「シートベルトをきちんとしなさい」と注意されるより、
シートベルトをしなかったことで
半身不随になった人の話を聞くほうが、ずっと、
シートベルトをきちんとしめよう、と思うはずだ。
では、さっそく本題に。
あなたにお兄さんはいるだろうか?
今日の話は2年ほど前に、
友人の恵子さん(仮名)が
私に涙ながら打ち明けてくれた兄と妹のストーリーだ。
*恵子さん本人にはこの場で公開することは了承を得ています。
恵子さんは当時33歳、
東京に出てきてもう10年以上の歳月が流れる。
故郷の徳島には7才年の離れた兄がいる。
5年前に結婚し、子宝にも恵まれ、幸せな家庭を築いている。
そう、
今であれば兄の家庭を”幸せな家庭”と
自信をもって言い切れるが、
当時の彼女の胸の内は今とは違っていた。
兄は徳島の地元で飲食店を複数店舗経営していて、
起業後、14年になるベテラン経営者だ。
二十代で事業を起こし、
今では安定した収益基盤をつくって、
社員も10名以上かかえている。
恵子が不満だったのは、
兄がまったく家庭をかえりみない事だった。
年頃の子供がいるのに、
家族サービスはほぼ皆無。
恵子自身が理想の家庭のイメージが明確に
なっているだけに
兄の振る舞いは、冷徹で自分勝手な、
自分の理想の男性とはかけ離れた姿だった。
「もっと奥さんと子供のこと大切にしなよ」
「月に1回くらいは家族でどこかに出かけたら?」
「奥さんが可哀想じゃない!」
こんなことを何度兄に言っただろうか。
兄はまったく恵子の言葉を聞こうとしない。
完全に無視だ。
あいも変わらず、
自分勝手に毎日を送っている。
恵子にはずっとそう映っていた。
しかしながら、
恵子はそれまでの考え方をくつがえす
おどろきの体験をすることになる。。。
(つづく)
相手に何もいわずに、
手に入れるには
↓
