12月19日(火)
父の心臓リハビリを終えたらかかりつけの内科に行くことにした。
いま心に余裕が全然無いあたしは、いつもは笑って許せる父の言動にピリピリしてしまう。
「あー、もう!」
そんなことを口にしたくもない
でも漏れてしまいそう
病院に行きたい
そんな気持ちになるほど身体がしんどい
信頼できない先生からの治療ともいえない通院は苦痛だった
病は気から…本当にその通りだと思う
この先生と一緒に病気と戦いたい
そう思うことが大雪だということは父を闘病をみていてもわかる
先生に会うとホッとする、そんな父の言葉を聞いてあたしもホッとする
だから、あたしの話も上の空で必要以上の数を処方する先生とお別れした
残ったたくさんの数の薬を消費して、その後身体がどうなっていくのか知りたかった
薬が終わってどのくらいの月日が過ぎたのだろう
そんなことも気にしていられないほど、毎日が忙しかった
父の介護
んー??
介護と言っていいのか分からないけどたぶん介護は、かなりの体力を必要とした
肉体的な体力よりも精神的な体力
自分のことはあっちにもこっちにも置いてしまう
それが、病院を恋しくなるほどだからピンチなんだ
でも、問題はここから!
どこに安心できる先生がいるのだろう
年の瀬…余計な時間は無い
仕事も忙しくなってきた
もー、いいか??
また、あたしを置いてきぼりにしようとするあたしがいる
元気で仕事できないと…
そう、健康にならないと家族も仕事も放り出したくなる
そんな無責任な!!
らいとりんは?ひとりじゃ生きていけないよ
まずは、かかりつけの内科のドアを叩いてみた
小さな動物のようなかわいい先生がこっちを向く
「この前の検査結果なんだけどね…」
いつの?検査したっけ?
あれ?最近来た気もするけど覚えてない
「大丈夫だね!よかった」
うれしそうな先生の顔を見てホッとしてるあたし
さてと…帰りそうになった
違う!帰っちゃダメ
「センセ、あのね…」
状況を話してみた
カルテを遡りながら、じっくり話を聞く先生
1月の労災病院での検査結果を手渡す
「あれ、たこイボビランがあるのか。萎縮性胃炎ふむふむ。あー、好酸球性食道炎っていってるじゃない。ちょっと紹介状書くから、ちゃんと専門医に行ってみよう」
繰り返していうけど、人のことに構って自分のことをおざなりにした結果…あれ?
どこかで聞いたやつだ
Fin