頼むから

あたしには、高校時代から側にいてくれる不思議な友だちがいる

不思議という言葉を使ったのは…

気がつくと　気にかけてくれてる

あたしも気がつくと　気になる

元気かなぁとか

大丈夫かなって思うんじゃなくて

よぎる…かな。

彼女は横浜を離れて

隣の市に住居を構えた。

30数年経っても

あたしにカットをさせてくれる。

子供達も京浜急行に乗ってやって来る。

かわいい存在だ。

そんな彼女は、昨日一人で来店した。

話してるといつも感じること

もう一人の自分がいるようだ。

考え方が似てる

「ねぇ、身体は大丈夫？」

「なんで？」

「食べてる？」

「う…ん。食べてるかって聞かれたら食べてるよ」

「じゃ、何かしながらとか食べてるでしょ うちのおねぇちゃんも時間がないからって、立ちながら食べてるんだけどね。nene見てると被るんだよ、おねぇちゃんと」

はっ！　確かに座ってのんびりと食べるのは、外食するときくらいかも(何ヵ月かに1回くらい？）

「ねぇ、nene。お願いだから座って食べて！　居なくなると困るんだよ？」

真剣な目つきの彼女

座ってご飯食べる、よ

心配かけてごめんね。

ありがとう