高校の合格祝いに父からもらったミシン。
重くて出すのが面倒。
なんとなく、油の香りがするのも昭和を感じる。
だいたいね、高校の合格祝いがミシンって…
でも、このミシンでいろんなものを作った。
当時、付き合い始めると彼氏に作るキルティング素材の巾着ナップサック。
好きな男の子にもプレゼントしたり、ポケットが付いているものとか、それぞれにアイデアをだして作るの。
かわいいよね
あの頃は今のように、軒並みお店があるわけでもないので、生地やも限られていた。
同じような柄は避けて、ない頭を屈してデザインを考える。
作ったなぁ~。
片思いだけど…
それから、ネクタイの幅を細くするのもやった。
何本も徹夜してやってあげた。
いま思う
あたしってつくしんぼちゃん

そのミシンくん
今も現役です!
何度も引退を考えていたけど、今日ピロケースを縫っていて思った。
使いこなしていたんだ。
身体がしっくりと馴染んでいた。
何も考えなくても、サクサクとお仕事ができる。
まだまだ捨てることはできない。
やっぱり一番の相棒だ。
新しいものが何でもいいってことはないんだ。

