昨日のハナシ
単身赴任のお客さんが来た。
大きな連休がないと帰って来れない…でも必ず寄ってカットしてくれるお客さん。
話題は震災についてだった。
人それぞれにいろんな思いがあるよね。
アタシは…
被災地の人のいろんな思いに涙した
同じ時間を通過してるのに、住んでる場所が少し違っただけで今この時間に、悲しみにくれてる人がいる。
地震のあった翌日
灯油が切れたので買いに行った。
スタンドの前には長蛇の列があった。ガソリン切れの恐怖に、今のうちに入れておこうって思った人たち。
スタンドのおにぃちゃんがいった。
「根岸の製油が止まってるから、今は少しだけ足りないけどすぐに通常に戻りますよ。」
「んじゃ、慌てないでいいですね。週明けにでも給油に来ますね」
そう言って灯油を買って帰ってきた。
しかし、週明けにはスタンドは閉まっていた。
ガソリンが入って来なかったんだろう。 んじゃ、乗らなきゃいいんだ。
アタシには親からもらった2本の足がある。 これは自転車を漕ぐことも出来るし、走ることもできる。
あれから1週間
車に乗ってないけど、別に不自由は感じてない。
できるじゃん。
便利な生活をしていたから、ガソリンがないかもって言う情報で焦ったりするけど、無かったら意外に車なしでも生活できます。
だって1週間…不便だったかって聞かれたら、ちっとも不便じゃなかった、困らなかったよって答える。
そんな話をしたら、そのお客さん
「いい話を聞かせてもらった、ありがとう」
そう言って涙ぐんだ。
そっか…
これはアタシの出来ることなんだ。
多額の寄付もできないし、現場でボランティアもできない。
でも取りたてて、目につくことでなくても【アタシに今できること】ってあるんだよね。
ほら
みんなのそばにもあるんだよ。
小さな思いやりが【アタシに今できること】
自分の持ってる何かで、代用ができるなら今すぐに買いに走ることはない。
不自由になったら、ほんの少しだけ買い足せばいい。
可哀想だって言いながら、必要以上に買い物してる人たち。
もういい加減で気がついて欲しいな。
あなたのしてること
被災地の人を苦しめてるよ。
口先で「可哀想」っていっても何も響かないよ。