(続き)
※キノコを食べるのは自己責任!ワタシは責任取れません。
鬱蒼。
洞窟探険に入る前に今日もキノコ探し。
リーダーの欲張りコース。
付き合っていると、何となく種類もわかってくる。
…と同時に周りを見る余裕も出てくる。
繰り返し教育とは大切なものである。
水晶探しも一回目では見えないものが慣れてくると見えてくるけど、これも同じ。
相変わらずモコモコしとるね。
キツネノタイマツです。
「ヨシ。」
キレイ。
あれはアカヤマタケの仲間。
「ヨシ。」
だいぶ育った。
マツオウジです。
「ヨシ。」
赤くないけど・・・ベニタケ系?
「…たぶんそうだな、ヨシ、なんとなく分かってきたな。」
ありがとうございます( `ー´)ノ。
「…だが、どれも食べれないキノコだ。」
すんません。
「食べられるのを探せ!」
ハイ…。
厳しい教育である。
どちらにせよ自分は食べないので、のんびり見ているだけ。
あ、あれはー?
栗饅頭みたいでおいしそうやでー。
ツルツル、つやつや。
遠目に。
「あれはヒトクチタケ。」
いい名前じゃん、食用?
「これはな…。」
…モギッ、グニュグニュ。
「硬いしおいしくないんじゃ!」
…ポイー!
「ヒトクチタケのヒトクチは穴が一つ空くっていうことで中は虫だらけ。」
見た目はつやつや栗饅頭。
…ダメか。
「時期が早いかなぁ、でももうフライングするやつが出てきてもいいはず。」
額の汗をぬぐう。
食用キノコでおいしいものはなかなかないらしいが…( ̄▽ ̄;)。
リーダーの英才教育は続く。
自然に生えてるキノコなんて今まで興味もないから見向きもしなかったけど、
よく探すといろいろ生えてる。
何度か歩くとその場所にあるものもだんだん変遷していくし…なるほどなぁ。
おもろ。
(続く)