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その続き







 

 もうすぐ卒園になるので、幼稚園の先生に伝えたい感謝の気持ち。


充希が2歳で自閉症の診断を受けた時。


私はこの子の人生は今後どうなっていくのだろうかととても悲観しました。


差し当たり、まずは幼稚園。受け入れてくれるところはあるのだろうかと不安になり、まだ入園には1年以上あるのにも関わらず、いてもたってもいられず幼稚園に電話してみることにしました。




家から1番近い園では、


「そういう子の入園を断ることは出来ないが、うちのレベルになれると思わないで欲しい。」


と言われました。



絶望でした。


昨日まで「少し成長がゆっくりな女の子」だった充希。


今日からは「自閉症の女の子」になってしまった。



障害のある子はこんなにも受け入れてもらえないのか。


これからこの子は社会の中で生きていけるのか。




もう一つ通える範囲にある幼稚園に電話してみることにしました。


既にかけながら若干涙が出る。


私「昨日自閉症と診断された2歳の娘がいるんですが、そちらの園では障害がある子でも受け入れはされていますか?」


先生「はい、大丈夫ですよキラキラこちらの園にはそういうお子さんもたくさんいますが、皆さんしっかりやっていますよ!幼稚園にいる間にびっくりするくらい成長するんですよキラキラ


と、和やかな声で答えて下さいました。


多分、電話口で私が泣いているのが分かったんだと思いますが、


「お子さんにとって、お母さんが毎日笑っていることがとっても大事なんですよニコニコお子さんはこれからたくさん成長します。お母さんは心配せずに、笑ってお子さんと向き合ってあげて下さいねウインク


と仰いました。



私はこの先生の言葉にとてもとても救われました。


「充希を受け入れてもらえるところがある」という安心感は、それからの私の大きな心の支えになりました。

(実際にはいざ入園になるまでにはいろいろな聞き取りや先生方で受け入れ可能か会議をされたり、応募者多数で抽選になったりといろいろありましたが)

 

在園児の保護者でもない、来年度に入園予定でもない、どこの誰かもわからない私の意味のわからない電話に優しく応対して下さった先生。


声の記憶も曖昧で、今でもあの時どの先生が応対して下さったのかわかりません。

 

直接お礼を伝えることが出来ないけど、せめてブログで残しておきたかった感謝の気持ちです。


 

 

 

 

 


 



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