麺屋いとう@八日市場
2020年8月15日オープンの「麺屋いとう」に行きました。
ここ2年ほど埼玉県と千葉県に食べ歩きが余りできず、その間に宿題店や気になる店が溜まる一方でもう全て食べたい店に行くのは不可能かなと…
過去行ったことのある再訪したい店は除いて少しでも徐々に行きたいと思ってた店に行こうと。
他にも気になってた店とセットで連食できるエリアに食べ歩きしようと考え、銚子市の手前の手前匝瑳市からスタートして茂原市方面に向かうことにした。
今回の千葉県遠征1軒目に向かったのは麺屋いとう。
ラーメンウォーカー2022千葉新店部門1位に選ばれるなどオープン当初いやオープン前からラーメン好きの間で話題になってた麺屋いとう店主伊東氏は新小岩の行列店「麺屋一燈」と東京を代表する煮干しつけ麺の行列店「煮干しつけ麺 宮元」出身。
麺屋一燈で4年間修業した後、同じ時期に在籍してた宮元氏にラーメン作りの基礎を学び宮元氏が独立してから煮干しつけ麺 宮元で2年間修業して地元に戻り独立凱旋オープン。
一燈と宮元で修業した方となれば期待のルーキーとして注目されるし、銚子方面に行くことがあれば行ってみたいと思ってました。
出入口付近には見ていて気持ちの良い言葉が書かれ掲示されてました。
お店の場所は八日市場駅北口から徒歩6分ほど。
駅前ロータリーを抜けて国道126号線八日市場駅前交差点を真っすぐ進み県道16号線 駅前通りを更に進むと、八日市場東照があるので隣にあります。
専用駐車場は店舗隣の砂利敷き駐車場に平日6台、土・日・祝は10台分完備。
店内は左右2つに分かれた広めの造りで、右側に厨房とカウンター席、左側にテーブル席があり白を基調した清潔感ある内装。
厨房前に逆L字型カウンター6席、左側に4人掛けテーブル席4卓。
厨房に店主と男性スタッフ1人とホールにおばちゃんの3人体制で切り盛り。
ハキハキした丁寧な接客を皆されて良かったです。
オープンしてすぐの11時3分頃に入店するとほぼ満席で、地元の方を中心にリピーター客が多くいました。
券売機。
メニューは、芳醇鶏そば醤油830円・芳醇鶏そば塩830円・煮干しそば830円・濃厚煮干しそば900円・季節の限定980円・麺大盛り120円・味玉120円・チャーシュー300円・玉ねぎ50円・のり(5枚)120円・小ライス60円・ライス120円・和え玉250円など。
一燈と宮元と品名もほぼ同じメニューを継承しつつ自己流に仕上げた清湯の芳醇鶏そば醤油と塩に煮干しそばと昼・夜各15食限定濃厚煮干しそば4種類。
限定メニューもたまに提供するっぽく、訪問時は伊勢海老出汁中華蕎麦でした。
和え玉も用意されシンプルに刻みチャーシュー・刻み玉ネギ・煮干し粉が入ったものになる模様。
現金でも注文でき食券の場合はラーメンを半分食べたらお声掛けするシステム。
お冷のコップはカラープラスチック製で多数の色が用意。
卓上調味料はGABANブラックペッパー・ラー油・酢・一味唐辛子。
注文したのは「芳醇鶏そば醤油」¥830
煮干しそばと迷い店内連食も考えたけど1杯にして芳醇鶏そば醤油を。
現代の鶏清湯と言っていいルックスですが具と丼が異なると違うように見えます。
スープは清湯醤油味。
出汁は丸鶏のみ使用してるようで、鶏油も入れてるけど鶏の旨味は濃密タイプではなくじんわりとくるタイプ。
醤油ダレは「ちば醤油」を使用し、キレや深いコクを追求した感じはなくコクがきちっと出て醤油の旨味も滲み出てた芳醇な味わい。
実際食べてみたら今風の鶏清湯ではなく穏やかでしたし個人的にノスッぽさをどこか感じた味わいで素直に美味しい。
スープの温度が熱々でしたがコクや風味が飛んでないところも良かった。
麺は「三河屋製麺」の全粒粉入り細ストレート。
柔らかな食感でツルッとした喉ごしにスープとの絡みも良く、全粒粉独特な風味も強くないですね。
具はレア豚チャーシュー・レア鶏チャーシュー・小松菜・万能ネギ。
低温調理された三元豚肩ロースチャーシューは旨味が残り、低温調理された錦爽どりムネ肉チャーシューは味が染み込みしっとり柔らかでどちらも美味。
小松菜や万能ネギなどの野菜類は地元の農家から仕入れてるそうです。
ありがちな鶏清湯醤油に仕上げてなく芳醇な味わいにもっていくなど随所で店主のセンスを感じさせてくれたし、都心部で出店しても客は入る高水準な醤油そばでしたね。
なかなか来れないエリアですが再訪する機会があれば煮干しそばか濃厚煮干しそばを食べてみたい。
麺屋いとう
千葉県匝瑳市八日市場イ2370-1
070-8433-5525
11時~14時30分・18時~20時
無休