Ramen FeeL@日向和田
2021年2月28日オープンの「Ramen FeeL」に行きました。
2月からアップしてる去年のテーマ東京未訪エリア食べ歩きをしたのですが、必然的に東京23区外に行く回数が多く食べに行きたい店を調べてみると、青梅市に気になってた宿題店などが結構あったので「青梅市食べ歩き第1弾」に続いて第2弾として再び青梅へ。
1軒目に訪れたのは去年オープンした全国のラーメン店を含めても1番話題になったのは間違いなさそうなRamen FeeL。
オープンする前からラーメンフリークの間で話題になるなど2021年のラーメン界では頻繁に名が挙がった新店Ramen FeeL店主渡邊大介氏は湯河原の超有名店「らぁ麺 飯田商店」出身。
飯田商店初の公認独立店となりスーパールーキーとして大注目の中、去年冬に開店した。
去年の首都圏ランキング新人賞に選ばれ、味の各部門でも1位や2位などほぼ新人賞を総なめにするなど味の評判も大変良く絶賛の嵐でした。
渡邊氏は元プロドラマーとして音楽の世界にいたが第二の人生としてラーメン界を選び、首都圏のラーメン店で修業していたが2015年に開催された大つけ麺博で飯田商店が出店し、その時にお手伝い募集の告知を見て一緒に働かせてもらい飯田氏の行動・姿勢に感銘を受け、飯田商店で修業がしたいと思い勤めていたラーメン店を退職して飯田商店に入社。
その後4年4ヶ月修行して、初の公認独立店として都心部から離れ土地勘があった青梅市に店を構えたそうです。
すぐにでも行きたかったのですが飯田商店も随分長いこと未訪でしたし、Feelも暫くハードル高めの店になってしまい飯田商店を食べてFeelが落ち着いたら行こうと去年の終わり頃にやっと初訪問できた。
そんなRamen FeeLも飯田商店同様普通には食べれず、現在師匠の店は予約サイトで予め予約しなければ食べることはできないがRamen FeeLではファストパス制を導入。
営業日当日の7時・8時・9時・10時に店頭でファストパスを配布され、10時50分から30分ごとの時間帯が選択でき最終が15時20分までとなり、1人で最大5人分、1人で2杯まで、最大で10杯分の予約が可能。
注意する点は予約できたからと言って必ずしも希望の時間に行けば時刻通りに案内され食べれる事はできず、当然人により食べるスピードは違うし連食して食べるのに時間が掛かる人もいるので時間にゆとりをもって訪問したほうがいいです。
後は7時~10時にファストパスは配りますが、この時間帯に来た方全員に配り終えたら次の配る時間までファストパスは貰えませんので、遅くても配る時間の10分前位には店頭に着きましょう。
私は6時50分に到着すると、すでに10人位の方が店頭に並んでおり駐車場も辛うじて1台空いてたのですぐに停めて店に向かうと渡邊氏が出てきてファストパスを配り始め早く配り始めた。
いつもそうなのかは分かりませんが早く配ることもありえるでしょうし、やはり10分前位には店に着いてたほうがいいですね。
皆早くファストパスを取りにきた方は最初の10時50分狙いが多く、私もその時間に入りたかったがすでに埋まってたので連食することを伝えて2番目の早い時間帯11時20分集合にした。
もう1枚11時50分と書かれていたが渡邊氏から11時20分集合2枚になりますので大丈夫ですと言われました。
しかし、渡邊氏素晴らしい方ですね!
飯田商店で修業されてた時代は未訪なので初めて生で見ましたが早朝自らファストパスを配り優しい言葉で挨拶されるなど好印象すぎるほど。
この方が作るラーメンなら人柄も入ってるだろうし美味いに違いないと食べる前から革新しましたよ。
ちなみに定刻にお戻り頂けない場合特別な理由を除き無効となり、戻れない券の返却ができないなどございましたら店までご連絡くださいと裏面に書かれてます。
お店の場所は日向和田駅から徒歩10分ほど。
日向和田駅出てすぐの日向和田駅交差点を都道199号線 梅郷日向和田線を多摩川を越え進むと梅郷四丁目交差点を右に曲がり少し進んだ吉野街道沿いにあります。
専用駐車場は店頭に2台分と隣の砂利敷きスぺースに10台分完備。
青梅線は本数も少ないので運転できるのであれば車でのアクセスがいいけど、駐車場が満車の時があり停めれず困ってた方が何台かいました。
駐車場の空待ちは道路も駐車場も狭くできないので、満車の場合は引き返して再びまた来て確認するしかないかと。
無論近くの関係のない店などに駐車するのは厳禁です。
店頭にアウトドア用の椅子が8席位置いてあるので、時間になったら店頭で番号を呼ばれるまで待ちます。
11時40分頃に再び店に着き、私と同じ時間帯で先にファストパスを持ってる方がまだ呼ばれてなくこれは多分ちょっと待つなと予想し、結局席に案内されたのは12時10分頃とズレましたね。
待ってる間に女性スタッフからブックレットタイプのメニュー表を渡されました。
メニュー。
全メニューは、醤油らぁ麺1100円・わんたん入り醤油らぁ麺(肉わんたんが2個追加)1350円・塩らぁ麺1100円・わんたん入り塩らぁ麺(エビわんたんが2個追加)1350円・にぼしらぁ麺(数量限定)1000円・肉わんたん250円・エビわんたん300円・炙り肩ロース焼き豚(3枚を別皿にて提供)350円・別皿メンマ(節と柑橘添え)300円・川鍋鶏卵のTKG有明海苔の佃煮添え380円・ライス150円・雲白肉ご飯480円。
レギュラー麺メニューは、醤油らぁ麺、塩らぁ麺、にぼしらぁ麺と訪問時限定つけ麺でしたがFeeL つけ麺(醤油or塩)1350円の3種類。
わんたん入り醤油らぁ麺は肉わんたん、わんたん入り塩らぁ麺はエビわんたんになり、更にわんたんが食べたい方や醤油にエビわんたん、塩に肉わんたんがトッピングしたい方は単品トッピングする必要があります。
希少部位の国産三軒豚シンキボウ焼豚は3枚入りを別皿で提供し、ご飯ものは雲白肉ご飯と海苔の佃煮添えのTKGにつや姫のライスがあります。
訪問時限定20食新麦春よ恋使用の温盛 塩つけめん麺1400円を提供。
店頭に掲示されてましたが、らぁ麺も?春よ恋で作られた自家製麺だったのかな。
会計は伝票無しのレジで後払い制。
店内は通路も広めでゆとりのある造りと白い壁に木製のテーブルと丸椅子に柱などウッディ調でスッキリしてシンプルながら洒落た内装。
厨房前にストレートカウンター5席、店内右側に4人掛けテーブル席3卓。
厨房に渡邊氏と若い男性スタッフ1人と若い女性スタッフ2人の4人体制で切り盛り。
スタッフは皆若く多分20代かな、丁寧な良い接客をされてました。
なお、渡邊氏だけ白いコックコート風の制服を着て、他のスタッフは全員私服にエプロンでした。
飯田商店とは異なるが、予めベニヤ板チックなトレーが設置され箸置きに箸が置かれ、お冷とウエットおしぼりが置かれてた。
卓上調味料は無し。
注文したのは「醤油らぁ麺」¥1100+「塩らぁ麺」¥1100+「雲白肉ご飯」¥480
女性スタッフから「醤油らぁ麺からでよろしいですか?」と聞かれたので飯田商店同様醤油から食べることに。
どうしても師匠の味と比較してしまうが、スープの色合いは似てるけど他のパーツは異なる部分が多いです。
丼ぶりに湯を入れて温めてからスープを注ぐなど最後まで冷めないようにしており、それにしても盛り付けも綺麗だし美しい清湯醤油ですね~!
スープは清湯醤油味。
実は飯田商店を食べてから1週間後にFeeLに行っており、味のほうは飯田商店のしょうゆらぁ麺とは全く違い決して修行先のコピーではなかったですね。
出汁は比内地鶏・黒さつま鶏などの地鶏にゲンコツ・豚肉と合鴨を使用してるそうで、最初は鶏の旨味が前面に主張してくるように風味と共に押し寄せてくるが昨今も多く見かける濃厚鶏清湯スープのようなありがちな鶏清湯ではなく個人的には優しくじんわりと絶妙に感じさせてくれるそんな印象です。
豚出汁や合鴨が合わさることによりただの鶏清湯ではなく、師匠の醤油スープのように鶏出汁に厚みも増して動物系素材が重なってる構成だけど1番突出してた主役は鶏の旨味だったので、鶏スープをほぼストレートに堪能でき豚の風味が後から追いかけてくるようにふわりときました。
醤油ダレは濃口・淡口・再仕込み醤油など全国から10種類以上の醤油をブレンドしてるそうで、こだわってる店は醤油ダレに出汁素材を加えてるがFeeLでは醤油オンリー。
醤油の旨味も滲み出たコクと塩気に丼ぶりから鶏と共に香る醤油の香りがインパクトありますね。
キレはほどよくあり、まさに本来の醤油の味や香りで見せてくれるタレで気に入りました!
出汁とのバランスも素晴らしくハイレベルで美味い!
麺は自家製の中太ストレート。
麺メニューにより異なり6種類の自家製麺を使用し、醤油に合わせてる麺は名古屋コーチンの全卵を練り込んだ打ちたての麺になるそう。
少し長めの麺ですが麺肌は喉ごし爽快のツルッとし、噛めば密度高めの小麦風味が広がります。
柔らかめの食感もスープによく馴染みハイレベルとしか言いようがないですね。
具は吊るし焼き肩ロース・煮豚のバラ2枚・太メンマ・三つ葉・刻み白ネギ。
チャーシューは吊るし焼きと煮豚のバラ2種類計3枚入り、吊るし焼きはジューシーで迸る肉の旨味と風味、煮豚は凝縮された肉の旨味が味わえどちらも味付けは控えめで肉本来の美味さが堪能でき美味!
メンマも柔らかく美味しかった。
続いて塩らぁ麺。
醤油らぁ麺とは異なる更に高級そうな丼ぶりを使用し、チャーシューも違えば具の盛り付け方も異なる。
美しい黄金色の塩スープに目がいきますね。
スープは清湯塩味。
出汁は醤油らぁ麺と同じく地鶏をベースにゲンコツや背ガラを強火で炊いた動物出汁と合鴨を合わせた構成になるそうで、最初の印象はクリアな出汁感と思ったけど食べ進めるうちにクリアながら動物系の旨味が塩だからかよりストレートに感じとれた。
貝柱や白菜などの素材のスープも別に足してるそうで多重層的な感じにも思え、表面に浮いたダイス状のものはイベリコ豚の脂で徐々に溶け込んでくると脂のコクが付与されこの繊細なスープに軽めのパンチが付与されます。
塩ダレは4種類の海塩を使用し、醤油ダレとは逆にアサリや羅臼昆布の出汁を重ねた塩ダレになるそうで、塩気は尖りなく優しく柔らかい塩感のあるコクという印象。
塩のほうが評判高いけど確かに好きな方は多そうな繊細でスッキリしてるけど豚の脂も含め旨味の重なり方が凄かった。
麺は自家製の中細ストレート。
醤油らぁ麺より少し細めの麺で、スープの味わいが繊細なので、できるだけスープの邪魔をしないよう熟成した麺を使用。
麺肌は醤油と同じツルツルした爽快な麺肌で、柔らかい食感としなやかな舌触りがスープをよく持ち上げてくれます。
具は豚肩ロースチャーシュー・鹿児島黒薩摩鶏・紫カブ・揚げ白髪葱・三つ葉・柚子皮。
醤油らぁ麺とはほとんど具が異なり、豚肩ロースチャーシューは薄切りですが旨味は抜けず詰まり十分美味い。
鹿児島黒薩摩鶏チャーシューは歯を押し返すような弾力があり、味付けも強く好みです!
他店では味わえないであろう揚げた白髪ネギは香ばしい風味がアクセントに。
雲白肉ご飯は一口サイズの豚バラの肉の上に細切りキュウリが添えられ甘酸っぱいソースで味付けされてます。
中華っぽいオリジナルのご飯もので、豚バラも肉厚で美味しく甘酸っぱいタレがクセになり美味かった。
飯田商店とは大きく異なる、らぁ麺とサイドメニューでオリジナリティーは高いと思うし飯田商店と同じ味と言う方はいないでしょう。
Feel位のスーパールーキーな新店だと美味しいだけじゃダメってこともないでしょうけどそれ以上それ以外の部分でも期待されるし、今後も味を含め進化させてくると思うし益々今後注目しなければなりませんね。
次は今回食べなかったFeeL つけ麺を食べに再訪したいし、数量限定のにぼしらぁ麺も気になる。
早朝からファストパスを取りに来た甲斐はあり満足の店内連食でした!
Ramen FeeL
東京都青梅市梅郷4-695-1
0428-85-9382
11時~16時 ※ファストパス配布上限により16時より前に完売の可能性あり
水曜・木曜定休日