たちばな家@武蔵五日市
「のんきや」を出た後はグルっと回るように南下して行き東京都西多摩郡の檜原村へ。
東京唯一の村となる檜原村も西多摩郡ですが奥多摩湖から檜原村がこんなに離れてるとは思わず本当西多摩郡って相当広いですね。
奥多摩湖周辺も凄い景色が見れたけど檜原村も本当にここは東京都なのかと思わず言いたくなる景色が沢山見れた。
檜原村に移動して向かった店は昭和21年創業の「たちばな家」に行きました。
今回の西多摩郡食べ歩きで奥多摩湖目の前にあるのんきやと共に絶対行きたかったのが檜原村のたちばな家。
たちばな家もラーメンフリークなら知ってる方も多い西多摩郡の有名店で、1946年創業と75年以上の歴史があるこちらもレジェンド中のレジェンド。
詳しい情報は不明ですが初代が明治43年創業の大老舗で日本初のラーメン専門店と言われてる「淺草 來々軒(閉店)」で修業したのか手ほどきを受けたのか流れを汲む店になるそうで、現在の3代目店主はホテルの厨房で和食を経験して有名ラーメン店で修業を積んだものの幼少期に何度も味わった初代店主祖父の味を守り店を継いだそうです。
のんきやと同じくラーメン専門店ではないが手打ち麺を使用した中華そばをメインに、丼ぶりや定食に川魚の塩焼きなども提供してるお食事処です。
お店の場所は檜原街道の橘橋交差点からすぐの渓谷に南秋川が流れる檜原街道沿いにあり、一応最寄り駅は武蔵五日市駅になりますが徒歩だと2時間位掛かるので電車で行くなら本数は少ないがバスを使用するかやはり運転できる方なら車やバイクでのアクセスがいいです。
専用駐車場は店舗右隣に3台分と。
橘橋交差点付近にある第2駐車場ガレージに2台分完備。
ちなみに店舗は渓谷に挟まれるかのよう崖の上で固定されてます。
店内は程よく広めの造りで何処か居酒屋にも見えるお食事処で、清潔感溢れる綺麗な内装。
12時半頃に到着すると一気に5人位退店していきましたが、後から地元の方や観光客などがコンスタントに入ってました。
厨房に3代目店主と2代目店主?にホールメインの母親っぽいおばちゃんの3人体制で切り盛り。
カウンター席とテーブル席に小上がり席の計37席あるそう。
窓側のカウンター席に座れば渓谷から山林と南秋川が一望でき、店の外からはガラス張りの製麺室が見え店主が麺を打ってる姿が遠目からでも見えました。
席に案内されると、お冷とウエットおしぼりが提供された。
メニュー表はブックレットタイプ。
メニュー。
メニューは、らぁめん750円・味付け玉子らぁめん850円・わんたんめん900円・ちゃーしゅーめん1100円・ちゃーしゅーわんたんめん1250円・半らぁめん600円・お子様らぁめん(小学生以下)500円・たんめん(塩味のみ)900円・五目中華そば(塩味のみ)1150円・ざる中華そば(酢入りの付けタレ)750円・冷やし中華そば(五月~九月限定)900円・麺の大盛り+150円・焼肉定食900円・カツ定食1200円・ますの塩焼き定食1360円・やまめの塩焼き定食1470円・玉子丼650円・親子丼850円・開花丼850円・カツ丼950円・カレーライス700円・カツカレーライス1100円・ライス220円・半ライス150円・ご飯の大盛り+100円など。
手打ち中華めんのらぁめん類は醤油味か塩味から選べ、たんめんと五目中華そばは塩味のみ。
定食系メニューや丼ものも豊富に揃い、チャーシューなしの半ラーメン付き平日ランチセット(11時~15時)が6種類あります。
他に一品料理と、お飲み物があります。
会計は伝票無しのレジで後払い制。
卓上調味料はGABANブラックペッパー・白胡椒・一味唐辛子・ソース・醤油・酢。
注文したのは「わんたんめん(醤油味)」¥900
デフォルトらぁめんにしようかと思ったけど、わんたんめん 醤油味を。
もっとノスラーっぽいワンタンメンなのかと思ってたが洗練されたオールドタイプのルックスで、なかなか綺麗に透き通ったスープ。
スープは清湯醤油味。
出汁は豚骨・鶏ガラの動物系をメインに昆布や煮干しを合わせた構成となるそうで、動物出汁はじんわりとしながら旨味もよく前に出て何気に厚みのあるコクです。
煮干しと思われる魚介出汁はふんわりと風味が立ち上がり、生姜っぽいキリッとした風味も感じたような。
醤油ダレもコクは十分効いて出汁と共にバランス良く主張してたし、スッキリした優しい口当たりながら過不足は全くなく美味しいです!
麺は自家製の平打ち気味中太ストレート。
手打ち麺は若干平べったく不揃いな部分のあるボコボコ感とザラっとした舌触りが印象的で、食感も弱さは見せず残ってたし喉ごしも良かったです!
具はチャーシュー2枚・メンマ・ナルト・ホウレン草・海苔・ワンタン5個・刻みネギ。
チャーシューは小ぶりで特に印象なく普通。
ワンタンは麺と同じ生地を極限まで伸ばした極薄皮に少量の餡が入り、チュルンと喉ごしのよい皮をメインに食べるワンタンでした。
個人的には昔懐かしい感じはそこまで感じず手打ち麺とスープは特に好みでした。
たちばな家もまたいつの日か再訪したい。
たちばな家
東京都西多摩郡檜原村本宿5574
042-598-0029
11時~19時
火曜定休日