のんきや@奥多摩 | Ramen Story Of L.I

のんきや@奥多摩

先月からアップしてる東京未訪エリア第6弾として訪れたのは東京都で1番西端の西多摩郡。



初めて実際行ってみると西多摩郡は相当な広範囲面積があり、埼玉県入間市の下辺りも西多摩郡に入るのは知らず想像以上に広かったです。


西多摩郡と言えば奥多摩湖がなんと言っても有名ですが、その奥多摩湖目の前に100年以上の歴史がある有名店があります。

 


「山奥の中にポツンとあるラーメン店」「島にあるラーメン店」など日本全国色々な場所エリアに行きましたが、湖畔が目の前にある店は初。

 

 

その奥多摩にある店が、のんきや。

 


ラーメンフリークならほとんどの方が知ってるであろう古くからの有名老舗店のんきやは1918年5月に創業した大正から令和まで4つの元号を跨いだレジェンド中の超レジェンド。


のんきやはラーメン専門店ではなく手打ちそばと手打ち中華そばなどを提供し、手打ち麺が人気のお食事処的な店になります。

 


現在の店主は3代目となるそうで1989年に公務員を退職して店を継ぎ70歳を超えた今も現役です。


店は受け継いだがラーメン作りは完全に素人らしく、2代目店主は直接教えてくれなかったそうで目で見て覚えたとか。



しかし、このラーメンで正解なのか分からぬまま作り始めたので自信が無かったそうで、転機となったのは2001年にラーメンの鬼と言われた有名店「支那そばや」店主の故佐野実氏が監修するラーメン本に紹介され、そこで間違ってないと自信を持てたそうです。


ちなみに屋号のんきやの由来は、初代が釣りが趣味ののんきな人だったからで、初代のイメージで描かれた看板が店頭にあります。

 


東京の店ですが都心部からはかなり遠く、いつの日か西多摩郡をメインに食べ歩きしようと思ってたので念願だったのんきやに初訪問です。

 


お店の場所は奥多摩湖が続く国道411号線 青梅街道沿いにあり、最寄り駅は一応奥多摩駅になりますが徒歩だと2時間以上は掛かるので電車で行くなら本数は少ないがバスを使用したほうがいいですね。

 

 

車やバイクなど運転できる方は景色もロケーションも最高だし是非ご自身で運転して行かれるのをお勧めします。

 

 

専用駐車場は1階の道路に面したスペースに2箇所計7台分完備。

 


店舗は横に長く住宅と兼用してるのか2階建てとなり、階段を上ると店舗出入口があります。

 


店内は天井が高い造りでお食事処風のテーブルや椅子に壁など木目調の内装となり、カウンター席は無くテーブル席と小上がり席が計35席。

 


店内右側の別の所に厨房があるので席側からは全く見えず、恐らく調理は店主1人で行い入店した時におばちゃんがいたけど後からホールメインの女性スタッフが1人来て3人体制で切り盛り。


一応毎日営業してるそうですが不定休でサイトにより金曜定休日と情報もあったのですが、正直フラれるの覚悟で金曜日に行ってみたらシャッターが半分閉まってたけど営業しそうな雰囲気はあり、10時20分頃に到着して店頭で待ってたら店主が降りて来てシャッターを開け無事営業しました。


私以外オープン前から待ってた方はおらず入店してからも暫く誰も来ませんでしたが、10分位過ぎたら3組5人ほど入って来ました。

 


しかし、店内からも奥多摩湖が見えるなどロケーションは最高ですね!

 

 

お品がき。

 

 

全メニューは、手打ち中華そば(醤油)750円・手打ち中華そば(味噌)750円・手打ちチャーシューメン(醤油)950円・手打ちチャーシューメン(味噌)950円・手打ち四川風中華そば800円・手打ち山菜中華そば900円・手打ちかけそば750円・手打ち山かけそば850円・手打ち温泉玉子そば800円・手打ち月見そば800円・手打ちたぬきそば800円・手打ち山菜そば900円・手打ち山菜山かけそば950円・手打ちざるそば750円・手打ちとろろそば800円・手打ち山菜ぶっかけそば900円・手打ち山菜とろろぶっかけそば950円・手打ちざる中華そば650円・かつ丼900円・他人丼(豚肉)800円・玉子丼700円・あぶりチャーシュー丼850円・とろろめし800円・特製チャーハン750円・カレーライス750円・ライス200円、半ライス150円・麺類各種バター入り70円・麺類各種コーン入り50円・各種大盛り100円。


温かい麺と冷たい麺で分かれ
ラーメン類は手打ち中華そばの醤油と味噌に四川風中華そばと山菜中華そばがあり、そば類のほうが冷たい麺も含めて種類は多いです。

 


ご飯物も豊富に揃い、他に一品料理・お飲み物・夏季限定かき氷とお持ち帰り生そばと茹でそばなどがあります。

 

 

会計は現金のみで伝票無しのレジで後払い制。

 

 

お土産コーナーのラックがあり、わさび茶づけ550円などが少量販売。

 

 

卓上調味料はホワイトペッパー・醤油・酢・一味唐辛子。

 

 

注文したのは「手打ち中華そば(醤油)¥750+「特製チャーハン」¥750

 

 

せっかく来たので手打ちそばも食べてみたかったけど、この後も食べ歩くのでやめ手打ち中華そば  醤油と特製チャーハンを。


先にどちらかが提供されると思ってたけど注文してから約15分ほど両方一緒にトレーにのせられ提供された。


実は店内にやや強めの豚骨臭と言うか獣臭が漂ってるのですが、メインの出汁は鶏ガラベースなのかと思ってたけど着丼したらより豚骨臭が鼻にツーンとくるし明らかに濁りのあるスープでもあり見た目から独特な中華そばですね。

 

 

スープは豚骨清湯醤油味。


オォ~?これは今まで食べたことのない味わいと言いたくなる豚骨の癖が結構ある味わい。


出汁は豚骨と野菜のみと情報もあり素材はそんなに使用してなさそうですが、豚骨の癖のある風味が圧倒的にインパクトがあり、私は食べ進めてすぐ豚骨風味は気にならなくなりましたが苦手な方は厳しいかも。


旨味はライト気味でじんわりと感じる程度でほんのり甘味も出てますがそこまで主張してこず、醤油ダレは普通にコクが効き塩気は控えめ。


油分も多めに浮き厚みを与えコッテリしてそうなのに不思議と後口はアッサリしてるけど野生的なワイルドな豚骨出汁が堪能できる唯一無二なスープです。

 

 

麺は自家製の中細縮れ。


1日~1日半ほど寝かせて完成させる手打ち麺は中細位の太さが基本ですが不揃いでランダムな部分もあり、手もみも加えピロピロした舌触りに最初はコシもあったけど柔くなるのは早く後半はソフトな食感が楽しめた。

 


 

具はチャーシュー・細メンマ・ナルト2枚・海苔・刻み白ネギ。


チャーシューは一口サイズでホロッと柔らかく普通。


ナルトが2枚乗せてるのは珍しいですね。

 

 

特製チャーハンは一般的なチャーハンと形も違ければ味も違い、具材は刻みチャーシュー・玉子・ネギとシンプルですが醤油ダレで味付けして炒めたと思われ焦がし風味がします。


パラッと炒められ青海苔もアクセントになり、なかなか美味しかったですね。

 


手作り煮物と漬物も美味しく頂きました。

 

 

個性溢れるここでしか食べれない豚骨清湯醤油中華そばで、まだまだラーメンって色々な味わいがあるんだなと痛感させられた味でもありました。


奥多摩湖畔を眺めながらラーメンを食べれるシチュエーションは最高だったし長年の宿題店に行けてよかった!

 

 

またいつの日か再訪できたら。

 

 

ラーメンのんきや

ポスト東京都西多摩郡奥多摩町原368-4

電話0428-86-2533

時計10時30分~16時

ぐぅぐぅ不定休

パソコンのんきや HP