中野大勝軒@中野
昭和26年12月30日創業の「中野大勝軒」に行きました。
中野に東京のラーメン店の中でも老舗中の老舗
大レジェンド店があります。
そのお店こそ中野大勝軒。
大変有名な話で知ってる方も大勢いるでしょうが、中野大勝軒はつけ麺発祥のお店として知られています。
創業したのは1951年の年末と70年近い歴史あるお店で
創業の地は現在の場所から少し離れた場所になるそう。
全国津々浦々にある大勝軒という屋号はこの中野大勝軒
から始まってもいいと(全く関係のない大勝軒というお店は除く)言っても過言ではなく、創業者坂口氏のいとこになる「東池袋大勝軒」初代店主の山岸氏がこちらで働いていたことも大変有名な話。
山岸氏がこちらで働いていた時に賄いで食べていたつけ麺の原型になるものを食べていたのを常連さんが食べたいと言って出して好評につきメニュー化したのも有名な話です。
いつかは行かねばと思いつつ年月が経ってしまったけどやっと行ってきました。
お店の場所は中野駅南口から徒歩2分ほど。
中野通り沿いにある「二代目 武道家」の少し先にあります。
店内は昭和らしいというか木材を使用したレトロ感あるこぢんまりした造りで、厨房とカウンター席の距離がかなり近いです。
厨房前に⊿←このような形を斜め右にずらしたような独特な形状のカウンター11席のみ。
丸椅子があまり感覚なく置いてるので、混雑時は隣客と肩を寄せ合い食べることに。
男性スタッフ3人体制で切り盛りしてたが、調理してる方以外は若い男性でした。
券売機。
このような店内なのでまさか券売機があるとは思わず
主なメニューは、肉入りつけそば780円・スペシャルつけ880円・やさいつけそば720円・のりタマゴつけそば750円・ワンタンつけそば780円・豚バラつけそば780円・焼豚Wつけそば980円・もやしタマゴつけ720円・角煮つけそば880円・竹の子つけそば720円・みそつけそば870円・つけそば590円・とんこつつけそば720円・こってりつけそば590円・スペシャルラーメン880円・ワンタンメン780円・チャーシューメン780円・ラーメン
590円・とんこつラーメン720円・麺 中盛+80g 70円・麺 大盛+150g 120円・麺 特盛 +300g 240円・ライス100円・餃子3個
280円・餃子5個460円・肉入り(80g)280円・もやし80円・メンマ300円・やさい150円・味タマゴ100円・のり100円・からしネギ150円・ワンタン230円。
つけそばとラーメン2種類のみで、トッピングによるバリエーションがかなり豊富に揃ってます。
お持ち帰りつけそばなども販売してるが、なんとお持ち帰り割スープ120円までも売ってるのには驚き!
そしてノーマルのつけそばとラーメンが590円とは恐れ入り
ます。
卓上調味料はGABANブラックペッパー・唐がらし・揚げ玉・醤油・酢・ラー油。
注文したのは「つけそば 中盛」\660
シンプルにつけそばを麺 中盛で。
ルックスはあっさりしてそうなのが分かる醤油スープに程よく太めの麺といい、これぞ元祖つけそばの名に相応しい品。
つけ汁は清湯醤油味。
豚骨・鶏ガラの動物系出汁に鰹節を合わせたあっさり醤油味で、東池袋大勝軒のような甘味・辛味・酸味は効いてなく昔の表現で例えるなら和風醤油味の東京風。
誕生したつけそばをそのまま提供してはなさそうで多少は
進化してるでしょうけど、凄いのが決して濃厚ではないのに麺にタレ・旨味がしっかりとのってきてる点。
タレのほうが印象に残る方も多いだろうけど、よく味わえば動物系の旨味やふんわり優しい鰹節風味も感じとれます。
いや、これは美味しいです☆
麺は自家製の中太ストレート。
今の時代では細い麺になるかもですが、きっちり冷水で
締められ適度にコシが残りつつもっちりした食感も良かったけど喉越しが抜群に良いですね!
中盛の麺量はなかなかボリュームがあり満足です!
具は短冊切りチャーシュー・メンマ・海苔・刻みネギ。
チャーシューは短冊に切られトッピングしてないのにゴロ
ゴロと入り、軟らかく旨味がしっかりと残ってかなり美味!
チャーシュー好きなら肉入りにしたほうがいいですよ!
食べてる途中にスープ割りですと頼んでないのに持ってきてくれました。
注いで飲んでみると、タレが落ち着き動物系出汁が強まり
グビグビと飲み干せてしまう濃さになりました。
今まで未訪だったのが後悔してしまうほど予想以上に
美味しかったです☆
こういうノスタルジー系のあっさりつけ麺はなかなかない
ので、今後も希少なお店として再訪したい。
次はラーメンを食べてみようと思う。
中野大勝軒
東京都中野区中野3-33-13
03-3384-9234
10時30分~21時
水曜定休日