山為食堂＠和歌山市
和歌山遠征6軒目は、1953年創業の名店とも言われる
「山為食堂」に訪問しました。
こちら山為食堂は、屋号通り地元の方に人気の大衆食堂となるが、メニューにある中華そばが人気で和歌山を代表するお店となる。
山為食堂は和歌山ラーメン2大系統の井出系に分類され、豚骨メインの豚骨醤油スープを提供している。
創業60年の老舗食堂の山為食堂だが、元々現在の看板メニュー中華そばはなかったそうで、昔は丼ぶりもの・うどんを中心としたメニュー構成だったそう。
井出系ですし、てっきり「井出商店」 で修行した方や井出一族が関係してるのかと思いきや、井出商店とは何も関係性はなく独学で中華そば造りをマスターしメニューに加えたらしい。
その中華そばが瞬く間に人気を履くし、今も昔からあるメニューはあるけどお客の9割が実に中華そばを頼むと言う。
現在は二代目が腕を奮ってるようだが、先代か二代目どちらが中華そばを独学でマスターしたのかは不明。
車庫前系も含めても山為食堂は和歌山ラーメン店の中で人気はトップに近く、井出商店・「中華そば専門店 正善」 と山為食堂が井出系ベスト3を選ぶなら、知名度・人気・味の評判と確実にこの3店となる。
お店の場所は和歌山市駅から徒歩8分ほど。和歌山市駅からすぐの中央通りを南下して行くと城北橋北詰交差点があるので付近にあるガソリンスタンドの横道を真っ直ぐ行けばあります。
周りは微妙に住宅地、微妙に会社などのビルがあるそんな狭間にポツンとあった。
ちなみに前記事の「○京中華そば」 から徒歩5分位です。
駐車場は店前の敷地内に2台と店前の駐車スペースに3台分用意されています。
店から徒歩1分位の城北パーキングに停め、500円以上の食事をすれば1時間サービス券が貰えます。
ここが全部空いてたとしたら、合計20台近くは停めれるんじゃないかな。
店内はオォ～これは凄い年季！昔懐かしい雰囲気がビンビンに漂う空間に昭和初期位まで遡りそうな食堂の造りになっている。厨房は覆われており、見ることはできない。
カウンター席はなく、4人掛けテーブル席4卓と奥に8人掛けテーブル席が1卓。
なので混んでいる時に（空いてる時間帯はない）1人で行くと100%相席になります。
ホールにおばちゃん2人と厨房に男性2人と若めの女性が1人は確認できたが、まだ厨房にいそうでした。
厨房にいた女性は調理などしてるのかな？あの感じだと修行中のように見えたけど。
お冷はセルフで給水器もあるけど、冷たいのと温かいお茶や烏龍茶が出る最新式の給水器もありました。
メニューはこんな感じ。
主なメニューは、うどん350円・あんかけ380円・けいらん400円・玉子うどん400円・カレーうどん（あげ入）400円・肉カレーうどん500円・肉うどん500円・中華そば800円・からみそメン900円・チャーシューメン900円・ライス100円・漬け物30円。
麺類は圧倒的にうどんの方が多く値段も安い。中華そばは800円とかなり強気な値段だがほぼ全員の客が中華そばを注文するという断トツの人気メニュー。
本当にうどんがメニューにあるのかと（;´▽｀A``
後現在一日限定20食で細麺が始まったようです。
厨房を出入りする上辺りにあるメニュー表にはきつね丼600円・玉子丼600円・肉丼600円・他人丼600円・親子丼600円の丼物が書かれていたが提供してるんだろうか？また早すしは置いてないので、ライスと漬け物をセットで頼まれてる方が多かった。
会計はホールのおばちゃんに渡す後会計制。私の会計時は忙しく、厨房の女性が会計をしてくれた。
卓上調味料は胡椒。
注文したのは「中華そば」\800
ガチでうどんも気になったけどさすがにねぇσ(^_^;)中華そばをチョイスすると、割り箸を丼ぶりの横に寝かしながら提供するみたい。
一応割り箸無いバージョンもショット！！
スープは井出系では定番の鶏ガラを加えず、豚骨のみから取った出汁に骨粉が底に溜まるほど濃厚な豚骨醤油。
醤油は控えめなので豚骨の旨味が7,8割りは堪能できるスープ。粘度は井出系でもトップクラス！じっくり炊きこんでるのが伝わってくるほど和歌山ラーメンの中では高粘度。ちなみに臭みやクセは全くありません。
骨粉のザラッと舌に残る感覚もあり濃厚豚骨醤油で間違いないんだが、なんか旨味の出方とコクが弱くてグッと来ず、ただスープが濃厚なだけという印象で正直微妙だった。
カエシをもう少し効かせたらがっぷり四つになってしっくり来るかも。もしかしたら醤油は粘度が強いから控えめに感じてしまうのかな？
ちなみにレンゲは見当たらず無いと思われる。
麺は「寿製麺」という製麺所から取り寄せる中太ストレート。
もちっとした食感に麺肌は滑らかで喉越しの良い麺でした。
麺量はやや少ない位で、中太だしそこまで少なくはないかな。
具はチャーシュー3枚・かまぼこ3個・刻み青ネギ。
チャーシューは厚めのバラ肉だが、トロトロに柔らかいタイプで美味。
かまぼこは普通のと渦巻き状のが1枚入っていた。
う～んもう少し豚骨の旨味と醤油とのバランスがあった方が、個人的には好きだったかもしれない。
1番気になったのはやはりちょっと800円は高すぎるね。原価は掛かってるのかも知れないが、他店が500円や600円で提供してるからね！(´Д｀；)
機会があれば次はうどんメニューを食べてみるかな。
山為食堂
和歌山県和歌山市福町12
073-422-9113
11時～17時（売り切れ次第終了）
日曜・祝日定休日