○京中華そば@和歌山市/紀和
和歌山遠征5軒目は、1958年創業の「○京中華そば」に訪問しました。
こちら○京中華そばは、和歌山ラーメン2大系統の車庫前系に分類される和歌山ラーメンの有名店。
初代が屋台から始めたという○京だが、現在は4代目が腕を振るってるらしく車庫前系の中ではかなり古い老舗。
正式な屋号は3軒目に訪問した「元車庫前○宮中華そば」 と同じく、○の中に京が入るのが正式な名称。
ちょっと勘付いてる方もいると思うけど似たような屋号ですよね。そう車庫前系は、屋号に丸(まる・○)が付くお店がほとんどで非常に多い。なんでかと言うと恐らく元祖の店に丸が付くからではないかと予想される。
店に着くとありゃ?全然綺麗なお店じゃない!相当年季入った店構えを想像してたからこれは予想外ですぞ(゚Ω゚;)
どうやら2004年にリニューアルしたみたい。
お店の場所は紀勢本線和歌山市駅・紀和駅どちらからも徒歩15分ほど。和歌山市内の繁華街けやき大通り近くの築地通り雑賀町交差点近くにあります。
看板も暖簾もなく、店が立ち並ぶ一角に自然に溶け込んでいたので最初気付かずスルーしてしまった(^^ゞ
店内はコンクリート打ちっぱなしのモダンチックで綺麗だしオシャレな造り。前は店に入るとすぐ右側に屋台がありそこが厨房だったらしく、今は奥に厨房があります。
厨房前と壁側にカウンター8席と4人掛けテーブル席が5卓位。
ご主人と思わしき男性1人とホールに女性が1人の2人体制で切り盛り。
メニューはこんな感じ。
主なメニューは、中華そば600円・中華そば(大)700円・ネギ中華そば700円・チャーシューメン800円・ネギチャーシューメン900円・玉子80円・寿司(サバ寿司)100円・おにぎり100円・ごはん200円。
車庫前系には井出系にはあまりない、ネギ中華やチャーシューメンがメニューにある店が多く○京は車庫前系らしいシンプルなメニュー構成。
お持ち帰り中華そばを予約してる方がいて、袋に入った持ち帰りラーメンを「いつもありがとうございます」と渡していた。
早すしも置かれてたが、他のテーブルにはおにぎり・ゆで玉子も置かれてた。
会計はレジにて後会計制。伝票はあったか覚えてないや
卓上調味料はしお・こしょう・中華そばタレ。
注文したのは「中華そば」\600
ネギ中華そばも人気のようだがデフォの中華そばを。
スープは車庫前系らしく、豚骨をベースに澄んだ色合いをした醤油味メインの豚骨醤油。
きっちり豚のエキスは突出してふわりと香り、下処理も丁寧にしてるからかクセもなく心地良い豚骨スープと表現してもいいんじゃないかと。
そこにコクと風味のある醤油が効き、ほんのりと酸味も感じましたね。
出汁も醤油も和歌山ラーメンでは濃厚なスープになるが、後味は結構さっぱりとしています。
ん~どうやら私は車庫前系が相当好きみたい☆ウマいっす!
麺は「寿製麺」という製麺所から取り寄せる中ストレート。
今まで食べてきた和歌山ラーメンでは1番麺が太めで、やや多加水でもっちりした食感。
具はチャーシュー4枚・メンマ・かまぼこ・刻み青ネギ。
チャーシューは薄めにスライスされたものだが歯ごたえあってなかなか。
かまぼこは渦巻き状のでした。
美味しかった!醤油の風味も特に○京は良かったが、本当車庫前系は見た目以上に豚骨の旨味がしっかりとしていると再確認されられたな~。
多分この味が車庫前系の平均的な気もするけど、どうなんでしょうかね?
車庫前系初めて食べるなら○京から食べるのがいいかも。
また機会があれば再訪したいです。
○京中華そば
和歌山県和歌山市雑賀町120
073-423-5754
11時~14時・16時~21時
木曜定休日