おはようございます。
パーソナルトレーナー・スタジオインストラクターの金崎達朗です。
現在、都内での新型コロナウイルスの新規感染者数が300人以上を超え、大阪府の吉村知事は会見で「第二波に入ってきている」とおっしゃっていました。
「第2波」突入?ウイルスが変異? 安藤編集委員の動画解説:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/video/6173937213001/
こちらの記事は数値的な情報ではなく、解析されたデータや現在の治療薬・ワクチンの開発状況などが記載されています。
安藤編集委員のコメントを引用しますと
・「第2波か?」という部分は「数」だけで見れば2回目の新しい山を迎えているのでそう言えるかもしれないが、ウイルスの起源で考えると今までと同じヨーロッパ起源のウイルスでため「第一波の続き」とも言える
・ゲノム解析データから東京で感染したウイルスが地方に拡散していったものが多い
・このコロナウイルスはRNAウイルスで非常に変異しやすいウイルスだが、軽症・重症などの症状の大きな変化はあまりない
・治療薬として期待されているアビガンは政府は5月中の承認を目指していたが、特定臨床研究を藤田医科大学で研究実験が多く行われてるが一定の効果はまだ認められていない
・ワクチンは世界各国で200近く開発が進んでいる
・なかでもイギリスのアストラぜネネカ社とオックスフォード大学の開発中のワクチンが早くて9月から供給を始める
・日本では大阪大学とアンジェス社がDNAワクチンを開発しているが、新しい技術を使っているため、効果の検証に時間がかかる
以上の情報を得る事ができました。
TVやニュースでも数ばかりを誇張し、国民に不安を煽るばかりでなく、現在のこのウイルスへの人類の戦いの途中経過や展望も同時にもっと国民に広め、先日の池江璃花子選手のように「希望の炎」を国民に灯すべきなのではないでしょうか。
私はそう思います。
このウイルスは「新型」であり、つまり私たちはこのウイルスに対して免疫を持っていません。
人間の本来備わっている免疫機能で、現段階では対処するほかはないと言えるでしょう。
しかしながら「風邪と同じような症状」「無症状である」
ほとんどの場合がこれらに当てはまるのですから、風邪を拗らせたり悪化させないのと一緒で、きちんと体調管理をし、日々健康的に暮らし、よく笑いよく食べよく眠りよく動き。
もし体調に何かしらの変化や不調があるとしたら大事をとって休み、医療機関の受診や相談を必ずするようにしたいですね。
医療現場がひっ迫し、現場の方達に負担を敷いているのも確かです。
このウイルスを「正しく」恐れ、一人一人がモラルと健康意識を大切にして、この局面をみんなで乗り切っていきたいですね。
さて、本日のテーマは先日の続き「体脂肪燃焼と血糖値の関係②』です。
今日は血糖値変化と生理症状についてお話しします。
血糖値は満腹時は上昇し、空腹時は減少します。
通常、健康な方で満腹時に血糖値は100〜120 mg/dl・食前の数値は約70〜100mg/dlが正常値です。
先日のブログで「空腹時の方が脂肪燃焼がされやすい」とお伝えしましたが、つまり血糖値が高く70mg/dlくらいになってれば脂肪が燃えやすい・・・・
『70mg/dlなんてどうやって測るんだよ・・・』
そうですよね(笑)
こうやって測定器を使うわけにいきませんが、
血糖値の変化によって現れる生理症状を見るとわかりやすいかもしれません。
<血糖値の変化と身体に現れる生理症状>
80mg/dL 以下・・・インスリンの分泌が極端に低下
70mg/dL 以下・・・『空腹感』あり。あくび、吐き気(悪心)
65〜70mg/dL・・・グルカゴン、アドレナリンが大量に放出され始める。その後成長ホルモン・甲状腺ホルモン放出
60mg/dL 以下・・・最後の血糖値を上げるホルモン「コルチゾール」を分泌
50mg/dL 以下・・・大脳のエネルギー代謝が維持できず、危険な状態。無気力・倦怠感・計算力減退
40mg/dl 以下・・・冷や汗。動機。震え
上記のような生理現象が起こります。
私も「お腹がすいて、ちょっと気持ち悪い」の経験があります。皆さんはどうですか?
その時くらいが、最も血糖値と生理症状の相関で見ると、その後のグルカゴンやアドレナリンの分泌量が増える方向に働くのが分かりますね。
「もうフラフラで歩けない・・・頭が回らない・・・」
という症状まで行ってしますと、かなりの低血糖に見舞われている可能性があり、逆に糖質をとって血糖値を上げてあげないといけません。
もし、脂肪燃焼やダイエットを考えているのなら、
例えば
12時に昼食をしっかり食べて、17時頃『ちょっとお腹が空きそうかなぁ』くらいの時に運動や筋力トレーニングをする、あるいは自宅から1駅分ほど歩いて帰る(夜間の方が気温も下がっているため)
運動後の食事は20時前にはあっさり目に済ませて、深夜「ちょっとお腹空いたかなぁ。けど、明日の朝早く起きてしっかり食べよう。」てな具合で寝てします。
すると運動中・睡眠中などの安静時にも体脂肪が燃焼されエネルギーに代謝される割合が高くなるといえるでしょう。
ぜひ、今の自分が運動中に腹持ちや身体の症状、その前の食事を何時くらいにしたのかを意識してみてください。
次回は血糖値関連でよく使われる指数である「GI値」と「IRI値」の話をしたいと思います。
金崎達朗