【Day 168】 『恕』の心 | 越谷レイクタウンから日本を元気にする!金崎達朗のブログ『365日フィットネス』

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越谷レイクタウン在住パーソナルトレーナー金崎達朗です。
健康指導を通して出会った全ての人たちの人生をより豊かにする。
「栄養・休養・運動・心」
この街から、自分や大切な人たちの一生涯の健康と幸せを創っていきたい。
そんな世界を目指して、日々活動しています。

おはようございます。

パーソナルトレーナー・スタジオインストラクターの金崎達朗です。

 

※日曜日はプライベートな内容が中心になります。



 

今日はあいにくの曇り空ですが、朝トレを終了し、良い1日のスタートとなりました。

 

 

 

先日、若手俳優の三浦春馬さんの訃報に衝撃を受けました。

三浦さんとは同年代(彼は1つ下)で、素晴らしい演技力、真面目な人間性、雰囲気から伝わる優しさや思いやりなどがとても好きで

出演する作品もほとんどを観ていました。

おそらく「嫌い」という方は誰もいないのではないでしょうか。



 

あまりにも急な知らせに、驚きを隠し切れず、少し頭が真っ白になってしまいました。

 

「何故・・・・。」





 

この様な経験は、生きていればおそらく1度は起こるのでしょう(起こって欲しくはないですが・・・)

そのたびに、命について考えさせられますし、その人に想いを馳せる事が、きっとともらいになるのかもしれません。

だとすれば、この気持ちや時間は、大切にしなければならないと思うのです。


 

様々な憶測が飛び交っていますが、私は想いを馳せながらも、自分の仕事に対する考え方や人としての生き方・考え方を改めて考えさせられました。





 

この様な悲しい事が起こるたびに『生きねば。』という、宮崎駿監督の「風立ちぬ』での言葉を思い出します。

 




 

人間には様々なことにおいて『幅』が必要だと思います。 



最近、その事をフィットネス業界で働く多くの先輩方や指導を仰いでいる方の言葉で、学び、痛感しています。

 

 




 

生きていく中で考え方や行動に幅がなくなってしまうと、どんどんと限定的になり、思考は凝り固まり、自分で自分の視野や行動を狭めてしまうこともある。

 

 

 

 

図で例えるのなら「三角形」です。

「見える視野」は狭く限定的になってしますし、「面積=生きる幅」も小さくなってしまう。





 

 

大切なのは「台型」の様な生き方ではないでしょうか。

  

 





 

 

様々な事を知り、幅があり、ゆとりがあり、限定的にならず、遊びがあり、囚われすぎず、面積も広く、大きい。

 

 

 

 

私自身の生き方や考え方を思い返した時、20代の頃は「逆三角形」だったと思います。



「仕事が好き、仕事が趣味」

仕事に支えられて、仕事が大好きで、いつもトレーニングやフィットネスのこと、レッスンのばかり考えていました。

ストイックだったと思います。

その時いたアルバイトスタッフの子に『サムライみたい』と言われたことも。



それはそれで良いことかとも思いますが、いま思うと、凄く幅のない生き方や働き方・考え方をしていたと思います。


 

仕事以外から目を背けていたり、自分自身と向き合う事をしてこなかったのかもしれません。

そんな時間も余裕もなかった、いや、作ろうとしなかったのかもしれません。

 



 

しかし、自分の生きる「幅=価値観」が凄く限定的になってしまっていることに気付き、今回の新型コロナをきっかけに変わらねばと思い、約3ヶ月間行動してきました。



すぐには変容することは容易に出来ませんが、20代の頃とは考え方も行動も180°変わったと感じています。

 

 

この『三角形と台型』の話を聞いた時、なるほどなと思いました。

 

生きる幅は面積だと思います。



 

底辺の長さが長ければ長いほど、様々な事を「知っている」という事です。

 

高さhがあるということは、その分野の「深さ=専門性」があるということです。

 

これは仕事においてのみでなく、人間としても同じ事が言えますね。

 

長さがあり、高さがあるか。

 

本当に教養のある方・人間力がある方は、底辺の長さがしっかりとあり、高さがある生き方や考え方を持つ人だと思います。

 

そのような人は「恕(じょ)の精神=相手の立場にたち、思いやりを持つ心」があると思います。

 




 

長さが小さく、高さだけがある生き方は

「自分には○○しかない、○○がすべてだ、自分は○○だから」と限定的になってしまうのかもしれません。

 

 

これからも、人間として普遍的な考えや幅のある考え方を学べながら自分の考え方をしっかりと作りつつ心と体を整え、鍛えていきたいと思っています。

 

 

金崎 達朗