エボリューション NO2 | DAVID 親びんのお伝えしたい事

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こんばんは親びんです


エボリューションエンジンの分解が始まりましたね


ロッカーカバーが外され



シリンダーヘッド

シリンダーが取りはずされ、ピストンか見えてきました

ハーレーエンジン初のフラットトップピストン

ショベルまでは、半球型燃焼室にドームトップピストンを採用していました

何がエボリューションとショベルか違うか?

スキッシュエリアがショベルにはない

 

スキッシュエリアとは?

ピストンが圧勝上死点にむかい混合気を掻き回すエリアになります

これにより、燃焼スピード、燃焼圧力、が飛躍的に上がり、燃費よく、ハイパワーエンジンが生まれます

後期物のエボリューションのピストンは、フリクションを少なくする為にコーティングされております



このエボリューションは、前期型ですのて、コーティングはされていません

シリンダーとシリンダーヘッドは、この長いスタッドボルトにより締め付けられ

ハーレーエンジン初の塑性域による締め付け

スタッドボルトの天地も前期、後期と2種類あり、写真のスタッドは、ショルダー部が上に来てますので前期型です、新たに組み直す時は必ずショルダー部が下向き、エンジンケース側にくる様に組みます

スタッドボルトは、塑性域の締め付けの為、基本再使用しません



スタッドボルトプーラーを使用して、インパクトにて一気に抜きます

なるべく、エンジンケースにストレスを与えない為に重要な事です



エンジンケース側のネジ山を点検して 痛みが有れば、修正やヘリサートを実施します


さあ、次回は、カムカバーを外し内部を見ていきましょう