コンサート会場を作るということ。 | TXTのことを書いていくブログ

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Tomorrow X Together の沼にはまった記録をつけていきます

よねごんです。

うーん。
私も今回、事前にUSツアーの会場や条件など調べてて、ちょっと不安がよぎってたんですが、そっかー。

XのポストやStationHeadで会話されている内容を見てると、結構オコだった現地MOAちゃんが少なくないようですね。

せつない。



参加していない私は見守るしかできないし、あれこれ語る立場にないし、こういうのは主観によるところが大きいって理解しますが。


でも、参加した人の話から主観を省いた、裏取りできる事実のみ抜粋しても、チケット価格がそこそこするにもかかわらず。

・バナーがない

 

(⇒日本でいうスローガンのことかな。元々ファンから発生したもので、幸い最近は事務局が公認のものとして音頭までとってくれるから助かってますが、あるのが当然ではないとは思う。でも、ファンの思い出になったり、満足度を考えると絶対にやった方がいいものだと感じます)

・花火がない

 

(⇒スタジアムが開催場所ってことは、みんなある程度それを期待したと思います。去年のLAの思い出があるしね)

※追記 用意してたけど、風が強くてダメになったそうです

(屋外だから仕方ないところあるよね)

・バックダンサーがない

 

(⇒こ。。。これは。なぜなのか。広い会場だし欲しいよね...。私はパフォーマンス重視の人なので、特に辛い)

・設備が縮小されている

 

(⇒みんな韓国公演の様子を配信で知ってるからね。比較しちゃうよね)

・プレミアムチケットホルダー向けSend Off(お見送り)会の運営がまずすぎる

 

(⇒高いチケット代を出した人にはそれ相応の対応がないと...ってさすがに思う)

・広告が足りなくて周知が足りないし、準備期間が短すぎる

(⇒やはりアメリカは広いので急にふらっと立ち寄ることはできないし、ファン層は若い女性が中心なので、資金的な準備や治安の不安に対策する(=家族の協力を取り付ける)ことがあらかじめ必要な層も多いと想像します)

・そもそも会場設定に疑問

(⇒広すぎるし、もともと座席設定をしないくらいなら、空席に見えてしまうし、マイナスイメージの方が大きい)

などのことが伝わりました。


でもどの意見でも最後には、「それでもTXTメンバーは精一杯頑張ってくれていた」ってあるのが泣けます。


 ◆


私は「スタッフも家族だ、すごくいい事務所に入れてよかった」といつも表明してるメンバーの気持ちを考えると、安易に事務所や主催者側を責める気持ちにはなれない派でした。

ネガティブな雰囲気が蔓延すると、ポジティブだった人たちの思い出まで汚染されるような気持ちになるので、こういうことを表明するのはどうなのかな、って思うタイプなのですが。


でも、やっぱり不満に思ったら表明していくことの大切さも感じている。


それを感じたのが、去年のSHINeeの15周年ファンミーティング会場変更案件です。

以前までK-POP文化を一切知らなかった私が、はじめてKPOP文化というものに接した時だったので、強烈に印象に残ってます。

SHINeeの会場設定(兵役明けですごく再会を楽しみにしていたのに、平面会場にされた)がおかしい!!ってデモトラックまで出してファンが猛烈に抗議して、結局事務局が謝罪をし、日程変更してファンも納得の会場になったという経緯を見てました。

私は最初「えー?そこまで抗議するの?激しいな....」とびっくりしたし、ちょっと違和感を感じたのですが、最終的に良いところに落ち着いたし、やっぱり意見を出していくってことは必要なんだな。ってあの件を見て思ったのでした。


おかしな学校校則のこともそうだけど、理不尽じゃない?って思ったら、意見して、変えていく勇気もやっぱり、グローバルな視点では必要なんだと思う。
もちろん正当な手続きを踏んで、周りに迷惑をかけない範囲でだけど。

 

 ◆

今回の会場選びは確かに調べていても疑問でした。
最初、TWICEとかを参考にしてるのかな~って思ってたのですが、TWICEは同じオークランドでも隣のアリーナを会場にしていて。誰も以前にこの会場(スタジアム)でKPOPコンサートしたって記録が見つからなくて。


そういう誰もやってないところって、だいたいトラブルがありますよ。
手馴れてない人材しか集まらない。経験がないから想像力が働かなくて、混乱が起きる。
設備が老朽化してると電源とか、ネットワークとか、細かい技術的装置に必要なものが調達できない。
(アスレチックスの試合も最近はもう人が入らなくて、引っ越すらしいし。)


たぶんいろいろな予想外のことがメンバー自身にもあっただろうな。でもきっとその中で精一杯やろうとしてくれてたのは、普段の彼らを見てると容易に想像がつく。


とはいえ、やっぱりイベントの顔になってるのは彼らなわけで、会場運営や設備まで含めて大満足だった!って言ってもらえないってことは悲しいだろうな。
これだけの大きい声が、耳に入らないわけないだろうし。
いくつもステージ踏んでる彼らの方が、パフォーマーとして誰よりもそれを感じているのでは、と思います。


以前、会場の問題なんかがあると、それをスタッフと一緒に解決するまで、ずっと遅くまで残って調整してたりするってエピソードを聞いたことがあります。
アーティストとしてなら、本当はリハーサルの部分だけスッと出て、後は任せてスッと帰ればいいのかもしれません。
でも、最後までスタッフと一緒に会場居残りするところに、彼らは設備も含めて一緒に努力をしてくれているし、そのスタッフたちを見捨てないように頑張ってくれているって感じてました。
彼らはそういう人たち。

 


今のHYBEのゴタゴタとかマルチレーベルうんぬんとかは、正直全貌がよくわからないので、その部分との関連についての言及は控えますが。


あまり考えたくないけど、いつまた新たな未知の感染症が発生して、こういった公演ができなくなるってことだってありえますよね。可能性ではゼロではない。


コロナの前は、誰もがみんな、たくさんの人が集まるライブは普通のことだし、これからもずっとこういうのが続くのが当然だと思ってた。
そして、コロナの時に、それが当然じゃないっていうのをあれだけ痛感して。

 

でも、人って、不思議なことに喉元過ぎると忘れちゃうんですよね。
感染症以外にも、戦争、自然災害、事故や事件、周りを見渡すとリスクは数えきれない。

だから彼らにとってはこの一瞬、一瞬が大切なはず。
そして私たちも。

そこを大切にしてほしいという思いはめちゃくちゃある。

 

 

もっとより良くしたい。

絶望したわけじゃないから。

そのポテンシャルがあるって信じてるから。

 

そう考えると、サイレントマジョリティーになってしまうのではなくて、はっきりと意見を言うことは、前向きな行動と感じます。

 


 ◆

 

一方で、私たちは裏方スタッフの方々へのリスペクトを忘れてはいけないと思います。


少し前のことですが、行事で「Asueアリーナ大阪」ってところに行くことがありました。
行ってみて気づいたんだけど、これって昔の「丸善インテックアリーナ」ではないか!

急に蘇る思い出。

 

 



でも、見た目はただの体育館。
これをちゃんとコンサート会場に組み上げるって、いったいどんだけ事前準備が大変なプロジェクトなんだろう。って、改めてその時思ったんです。

 

 

 


映像や照明のエンジニア、設営、受付、警備スタッフ。
どれひとつが欠けてもダメ。全部が、すべてうまく補完し合って、コンサート当日に、最高の結果を残さなければいけない、というプレッシャー。

 


予算は潤沢にあれば助かるけど、予算だけがあっても成功が約束されるわけではない。
適切な人材と綿密な計画が生命線で、それにはそれなりの時間も必要。

コンサート会場の後ろには、こういう目に見えない努力があるってことに、私たちは想像力を働かせる必要があるし、感謝をしなければならないな。

と、何もない本来の体育館の姿を見ながら、改めてそんなことを感じました。


 ◆

次回はロサンゼルスのクリプトアリーナ。こちらはそこまで心配してません。

チケット売れてるし、設備もレイカーズや、一流アーティストがやってる会場ってことなので。


とはいえ、どうか悔いのないように、うまく成功してくれたらなって思います。


私も改善しないといけないと思う点は、ちゃんとルールの範囲で、理論立てて意見できるようにしていかないとな。とも思います。


チケットについては、絶対に公式リセールシステムいると思うし。私は絶対に意見するよー!



まだ続くUSツアー、どうか盛り上がって成功しますように。

ではでは。