いや~、昨日、超衝撃的な事実を知ってしまいました~。
ウチの部長が、とあるブログを見ていたんですわ。 そうしたら、
「あ、これ、名古屋の人が書いてるブログやわ~」って言うんです。
名古屋人の私としては、当然、気に成るワケでして。
「変な名古屋弁で書いてるんですか?」って聞くと、「これ~」って、
記事を見せてくれたんですが、「・・・どこです?どこが名古屋?」
名古屋人の私には、どこが名古屋なのか、判らないんですよね。
それは、次のような文章でした。
「この問題に対して、異議を唱える学者さんもみえます。」
これ東海三県下(愛知・岐阜・三重)以外の人が見たら、こりゃダメだ!
って、すぐに判るんですってね。ところが、名古屋人の私には、どこが
ダメなのか、全く、サッパリ判りません。多分、これを読んで下さってる、
東海三県下の人達も、どこが悪いのか判らないだろうと思います。
「みえます」が、アカンのだそうです。名古屋人が、名古屋弁だと言う事を
全く把握出来ていない、最も始末の悪い「方言」なのだそうです。
本当に、そうなのッ!電話で 「今日は社長みえますか?」って普通に
言ってますよ~。こんなもん、全国共通の会話じゃないんですか???
いやいや、名古屋を中心とした、東海地区でしか通用しない言葉なのだ
そうです。標準語では、「今日は社長いらっしゃいますか?」とか「おられ
ますか?」って成るワケです。名古屋弁で「社長みえますか?」って聞い
たら、その他の地域の方だと、「隣に居てるから、ワシからは、ハッキリ
見えてるでぇ~」とか、「社長は最近、白内障で、あまり見えてないとか
言ってましたよ~」てな、回答が返って来てしまうのですわ~。
いろんな人に聞いてみましたし、ネットでも調べてみましたが、他の地域
から名古屋に来た人が、一番戸惑うのが、この「みえる」なのだそうです。
・・・いや~、61歳にして、これが名古屋弁だってのを初めて知りました!
「キットカット買っとかんと、イカンかったのに、あんたが買っとかんかったで
イカンかったんだわ」・・・ネットに出ていた、「名古屋弁の早口言葉」なのだ
そうですが、こんなの名古屋人の私にしてみれば、早口言葉でも何でもない、
普通の会話ですわ~(笑)。
しかし、ショックでしたわ~。私、これでも元役者です。テレビにも出てました。
標準語の勉強もシッカリやりました。なのに、「みえる」が名古屋弁だって言う
のは、61年も生きて来て、昨日初めて知りました~。
・・・方言ネタを、もう一つ。ウチの東京支店から京都の本社へ、社員が研修に
来ていて、最終日に屋外で、バーベキューパーティーをやったのだそうです。
東京の若手が、「部長、この水の入ったヤカン、どうします?」って聞きました。
京都人の部長は、「ああ、それ、火にかけといてや~」と、答えました。
こう言われたら皆さん、どうします?・・・我々、名古屋を含めた関西系の人は、
「あ、了解です。湯を沸かせばイイんですね」って答えるのが普通だと思います。
ところが関東人は、こうは行かない。「火にかけろ」と言われれば、そのヤカンの
水を、焚火の炎に、ブッ掛けて、消火してしまったのだそうです。(爆笑)
先日の「喜びます」じゃないですけど、自分が方言だと分かっていない言葉って、
本当にヤバいですよね。「営業の山田さん、みえますか?」「今、席外してます」
って、これ、名古屋では、年寄りから若者までが日常的に普通に使う、ケッコウ
丁寧な、本当にゴク普通のやり取りですもんね~。これを名古屋弁だと知ってる
名古屋人って、おそらく1割も居ないでしょうねぇ~。