● 質問
オフセット印刷でのベタ濃度とドットゲインについてお聞きしたいことがあります。
JapanColorで定めた目標ベタ濃度がありますが K 1.70~ 1.70 C 1.55 ~1.60
M 1.50 ~1.50 Y 1.32 ~1.38 このような辺りの数値が適切なキャリブレーションと
変換カーブの調整が実施されている場合。もちろん印刷機の調整や工場内の環境が
きちんとされていることが前提ではありますがその条件であればドットゲインも含め
安定した物が刷れると認識しています。
実際は印刷会社ごとにスクリーンの形状、変換カーブ、キャリブレーションも含め
かなりばらつきもありますが、実際のところJapanColorの目標ベタ濃度を意識して
印刷するというのは印刷業界としては一般的なことなのでしょうか?
私が勤めているところでは本来なら印刷機で刷った適切なバランスのものに
インクジェットカラープルーフを調整して見本になるようにするのを逆にデータ上の
数値を無視してきれいに見える色に出力したカラープルーフに対して刷版には調整が
なされていないため網点を完全に無視して刷らなくてはいけないために場合によっては
Mのベタ濃度1.4のドットゲイン5%、Yのベタ濃度1.60のドットゲイン20%といった
インキを無理に盛らなければいけなく水も絞れないことも多くベタ部分や60%以上の
所は非常に濃度が高すぎたり逆に中間色を下げなければならない色ではベタ濃度が
極端に下がってしまいます。明らかに異常だと自身では思いますが。
業界全体ではこんなキャリブレーションをしているようなことはあるのでしょうか?
● 回答
え~と、何をお答えすれば良いのかなぁ~。
質問文を、5回程、読み返してみましたが、何をどうお答えしたら良いものか。
おっしゃりたい事が、沢山お有りに成ると言う状況は、非常によく伝わるのですが、
どうも要点がつかみ切れず・・・。
と言う、状態ですので、ピント外れな回答であったなら、ゴメンなさい。
私の前提として、JapanColor と言う言葉に対して、異常な程の嫌悪感を持っている。
と言う点だけ、まずは、頭の片隅にでも結構ですので、記憶しておいて下さいませ。
しかしながら、標準濃度と言う点では、私も、記載された数値を採用しています。
色ムラの無い、安定した印刷物を作るためには、その辺りの濃度が、最も有効ですね。
例えば、質問の後半に出て来る、Y=1.60 って、それをキープして1万枚刷るのって
かなり難しいですよね。
印刷の色調再現は、その80%が、製版で決まる。ってのが、私の持論なんですわ。
なので、標準濃度で刷って、色調が出ない場合は、製版で修正してもらって、
ちゃんと出るように直してもらいます。勿論、刷版も出力し直しですわね。
今時の、高感度UVとかは、本当に許容範囲が狭いですから、印刷機の方で無理矢理に
調整しても、その色調をキープする事が不可能なんですよ。ならば、製版でデータを
修正すればイイ。ってのが、私の考え方です。
って、これで回答に成ってますかねぇ?
出来れば、私感をあまり多くせず、簡潔な質問を頂けると、非常にありがたいです。
って、これ、質問より明らかに短い回答やなぁ~。だってさぁ、何を回答したら
エエのか、よ~分からんもん。