技術系のブログで~す。
とっても難しい事を書きますから、覚悟して読んで下さいませ~(笑)。
湿度60% って、普通に言うじゃないですか。これってね「相対湿度」ってヤツ
なんですわ~。んじゃ「相対湿度」以外に言い方が有るのか?って言うと、
「絶対湿度」って言うヤツが有るんですよ。
例えば「新幹線の乗車率120%」なんて言い方をしますよねぇ。年末年始は
超満員で、100%を超えて、立って乗ってる人が居るって事ですよね。
実はね、この言い方も、「相対」なんですわ。相対乗車率ですね。
本日の新幹線の乗車率は50%です。って言われたら、おお、ガラガラやから、
慌てて切符を買わんでもエエな。って事に成るんですが、この「相対」ってのは、
何人乗ってるのか?ってのが分からんのですわ。
新幹線のように、イッパイ、人が乗れる電車なら、50%の乗車率では、本当に
ガラガラでしょうけど、例えば、遊園地の電車で、10人しか乗れないのが有った
として、それが50%だと、あと5人分しか空席がないッ!エライこっちゃ!って
話に成ってしまいますよね。
「相対」だと、乗車率50%って言う表現。これを「絶対」にすると、例えば・・・
乗車人数320人。なんて表現に成ります。320人乗ってるって言われても、
混んでるか空いてるのか分かり難いので、新幹線などの列車では、何%
っていう、相対乗車率で言うんですね。
しかし、もしも、10人しか乗れない、遊園地の電車に、320人もの乗車希望者が
いたら、何時間待ちに成るんでしょうね。同じ電車でも、その器の大きさが変わると、
「相対」って言う表現だけでは、モノが言えないほど、大きな差が出てしまいますね。
湿度も、これと同じなんですよ。・・・湿度は空気中の水分量なんですが、相対湿度
っていう言い方だと、実際の水分量が分からないですわ~。・・・そんなもん分からん
でもエエやろう。空気が新幹線に成ったり、遊園地の電車に成ったりするワケやない
んやから。なんて声が聞こえてきそうですが、これが、実は大変な話なんですわ~。
空気ってね、気温によって、水分を含む事が可能な量が、メチャ変わってしまうん
ですよ。例えば、気温10℃なら、遊園地の電車並みにしか、水分を含めないし、
気温が30℃まで上がると、新幹線並みに、大量な水分を含む事が出来るんですわ。
ここで一つ問題です。気温10℃・湿度60%の時と、気温30℃・湿度20%の時と
では、どちらが空気中の水分量が多いでしょうか?(湿気が多いのはどっち?)
60%対20%ですから、こんなもん、60%の方が湿気が多いに決まってるわ!
って言いたく成りますが、実はこれ、いわゆる電車の大きさが違いますから、
30℃・20%の方が、水分量が多いんです。チョットびっくりですよねぇ~。
と言う事はですよ。例えば、室温15℃で、湿度20%の部屋の中なんてのは、
本当に水分の無い、カラッカラな状態だって事なんですわ~。こんな環境下では、
そりゃ、インフルエンザとかも、流行して当然ですわねぇ~。
学校がインフルエンザで学級閉鎖に成ったり、高齢者施設で、インフルエンザに
よって死亡されてしまう方とかが、毎年おられますが、あんなもん、加湿器を設備
しない事に、一番の問題が有ると思いますわ。
私ら印刷工場では、加湿が絶対条件なので、そういう環境に慣れてしまってますから、
加湿器の無い所に長く居るのは辛いです。ましてや抵抗力の無いお年寄りの施設に
加湿器無しってのは、絶対にアカンと思いますよ。
・・・ウチの会社(コスモテック)の加湿器、ウルオスってヤツ。
これ高齢者施設で、大勢の方が集まるような場所には、最適だと思うんですけどね~。
(と、最後はチョット宣伝(笑)) あッ!しかし!、加湿器を売ってる会社なのに、
ウチの会社の事務所には、加湿器が付いていない~ッ!こりゃアカンでしょう(笑)。