雨は嫌いッ! | 1級技能士・成田の印刷技術

1級技能士・成田の印刷技術

1級技能士・成田が、オフセット印刷技術を解説します~。

ブログで~す。

最近、名古屋では、雨がよく降ります。
1週間に1回以上の割合で雨ですもんねぇ~。

私は、18歳の時から印刷現場で働いているので、雨は本当に嫌いです。
当時の印刷工場は、屋外と屋内の仕切りが、よ~判らんような、
「工場環境」などと言う物とは、およそ無縁な工場でしたから、
雨が降ると、工場内の湿気が大変だったんですよ。

工場環境が良く成った今でも、雨の日の「紙」はイヤですよね。
まぁ、工場内に保管してある紙は、まだイイんですが、雨の中を、
トラックで配達されて来たばかりの紙なんて、出来れば天気が回復
するまで、触りたくない気がしてしまいます。

・・・それと、私が雨を嫌いな理由が、もう一つ。それは「傘」です。
あの「傘」ってヤツは、本当に原始的な道具ですよねぇ~。

日本で雨傘が使われ出したのが、一説によると、平安時代なのだとか。
平安時代と言うと、西暦794年~1192年と言うことなので、今からだと、
1,000年も昔と言う事に成るのですよ。

傘に貼られた紙が、ビニールに成ったり、骨の部分が竹から金属に
成ったり、はたまた、ジャンプ傘とか、折り畳み傘とか、その形態や
材質は、いろいろ進化していますが、手に持って、頭上に差し雨を防ぐ
と言う原型は、平安の昔から、何ら変わっていないんですよね。

洗濯板でゴシゴシやってたのが、全自動洗濯機に成り、ホウキでサカサカ
やってたのが、今や、お掃除ロボット君の時代なんですよ。我々の身近な物が、
原型的にも、機能的にも、メチャメチャな進化を遂げているんですわ。
なのに、傘ってヤツは、平安の昔から、ほとんど変わっていないんです。

バーチャルの立体画像を簡単に見る事が出来る時代なのに、なんで、
あんな身近な道具である傘が、1,000年の時を経ても進化をしていないのか?

例えばですよ、手に持ったスイッチをONにしてやれば、何も持たなくても
雨に濡れずに済むとか、バリアーと言うか、シールドと言うか、何かそんな
感じのもので、雨をしのげるように成るとか、何か出来てもイイように
思うんですよ。

傘に替わる、何かを作り上げたら、ノーベル賞でも、もらえますかね?

さまざまな物が、凄まじい進化を遂げている現代に、1,000年もの昔から、
その原型を替えていない物なんて、私しゃ、認めたくないなぁ~。