ある30代のご夫婦の話しを聞いていて
何だかしみじみ、いい～話し～! と思ったのでご紹介します。
38歳の夫は2年前に上司と意見の対立によって、
自主的に退職しました。
当時月収は60万円弱。
そこそこの地位にあり、娘もまだ3歳、
家を建てたばかりでした。
ある企業から引き合いも来ていたので
転職の目処もあったので少々強気の退社でした。
そして、その引き合いのあった企業に面接に行くと
どうも条件が聞いていたのとは違う。
前職の収入を下回る金額の提示だったので誘いは断ることに。
転職活動をして
生活費は今まで貯めていた預金と妻の収入を充てて
前職ではかなりやり手だったので
自分でも転職に自信があったそうです。
そして転職活動が始まりました。
来る日も来る日も面接やら試験やら、
相当な数の企業にアタックしましたが答えはNG。
あったはずの自信は少しずつ崩れ去り
その後はかなり落ち込む日々。
妻からは「業種にこだわらず何でもいいじゃないの」と
アドバイスもされていましたが、
男のプライドもあったのでしょうね。
やはりキャリアアップしたいという願望も
あったはずです。
その間、何度か私も会ったのですが、
かなり落ち込んでいる様子。
自信はどんどんなくなり気持ちも萎えているようでした。
その後、「転職した」というメールをもらい、
とくに詳しくは聞くことなく、「慣れないから大変」
ということは聞いていましたが、
もともと能力の高い人だったので、
きっと何をしてもそれなりにうまくやるんじゃないかな、と
思っていました。
そしてつい最近会うと以前に会ったときとは
見違えるような明るい顔。
仕事のことを詳しく聞くとまったく
これまでとは畑違いの業界への転職でした。
そこでは基本給なしのすべて歩合制。
現在は月収100万円近くを確保しているそうです。
「ずっと走っているようなものでハイリスクハイリターン。
必死で働いてますよ。
でも、今の職場は自分の能力、今まで知らなかった自分の
力を引き出してもらえるし、自分はもっとできると思っていたのが
まったくそうでないことを思い知った。
そして怒ってくれる人の言葉を素直に聞くことができる
自分がいることがうれしい」
そして、「何でも君ならうまくできると思っていた」と言うと
「いや、かえってできるということが邪魔になることもあるし、
今でも怒られていることばっかり。
でも先輩や同僚は挫折を経験している人も多くて
そういう人でも再起を懸けて頑張っている。
そんな人たちに出会えたこともよかったと思う」
そう語っていました。
真っ赤なベンツに乗って現れた38歳のその夫。
相変わらず軽快なおしゃべりと温かい人柄、
そこにさらに人としての深みが加わった感じがして
前よりビッグになったのにむしろ謙虚さがにじみ出ていました。
業績も40人ほどいる社員のトップ6入り。
「すぐにやめるだろう」と言っていた
会社の人たちもびっくりしているそうです。
きっと彼の目標はさらに遠くにあるはずです。
どん底で味わったのは挫折とともに塩辛い涙。
そして自分のもっている別の力、能力でした。
夫婦の絆もさらに深くなりました。
オシャレが大好きな人ですが、
仕事が決まらない1年半、
一度も洋服を買わなかったのが、つい先月初めて解禁。
10万円ほどの洋服を妻に「買ってもいいよね」と
相談して買ったのだそうです。
「妻が洋服を買うときに言ったんです。
‘ほんとうに1年半、よく頑張ったと思う。
仕事が決まらなくてもそれでも必死で
ほんとうにほんとうによく頑張った’
そう言って涙を流してくれました」
聞いているこちらも泣けました。
就職活動中の1年半前のカレンダーには
いついつにどこの就職試験というスケジュールが
びっしりと書いてあるのだとか。
今でもそのカレンダーは大切に
夫婦の部屋にかけてあるそうです。
20分無料電話相談受付中 ! ✆ 070-6965-5522
無料メール相談はここから
送信してくださいHPはこちらからどうぞ
こちらもよろしくお願いします
人気ブログランキングへ 
にほんブログ村 
いつもありがとうございます!!
ブログランキング５位
ブログ村３位
感謝申し上げます。