今日は「トランプリスクの影響は限定的?FRBへの政治介入懸念も、日本市場は底堅さ示す」というお題で書きたいと思います。
2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。
セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/
セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。
最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。
サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!
それから、一昨日(4/21)、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年4月21日を配信しました。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年4月21日
実は、私のメールマガジンをご購読いただいているまりりさんが、2月の実現利益が約46万円になったそうなのですよ。おー、凄い!









いつもご紹介いただきありがとうございます。
今後も、良い銘柄を見つけていきたいと思います。
それから、まりりさんは、3月の実現利益も約45万円になったそうなのですよ。おー、凄い!
さらに、3月までの年間実現利益は約106万円なのだそうです。
もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。
さて、昨日の日経平均は59円安と続落し、終値は3万4220円になりました。また、TOPIXは3.19ポイント高と反発し、2532.12ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが1113銘柄、値下がりが483銘柄、変わらずが41銘柄で、買い優勢の展開でした。
昨日の日本市場は、米国株市場が大幅安となった影響を受けて弱含みのスタートとなりましたが、その後は下げ渋りました。
昨日、米株式市場が全面安だったのですが、夜間の日経平均先物が、さほど下落していなかったので、下落しても限定的かも?と思っていたのですが、案の定、日経平均は小幅安で済みました。
TOPIXは上昇し、東証プライム市場の値上がり銘柄数が1000を超えていたので、トランプ大統領が「あーしろ、こーしろ」とパウエル議長に言っている割に、良い相場だったと思います。
ところで、昨日の相場で大きな話題になった事としては、トランプ大統領がパウエル議長に改めて、利下げを要求したことだと思います。この発言により、FRBの独立性に対する疑念が広がり、NYダウは一時、1300ドルを超える下落となりました。また、NASDAQ、S&P500も大幅に下落し、米株式市場は全面安となりました。
特に、米国市場では「金利・政策不透明感」が、株式市場のリスクを高めることになっており、この影響が日本市場にも波及し、寄り付きから警戒感が強まりました。
一方、為替市場では円高が進行し、ドル円が139円台まで進んだことで、輸出株が売られました。しかしながら、こうした悪材料がありながらも、日経平均の下げ幅は限定的だったと思います。これは、前々日に円高を織り込んで下落したためと考えられます。
そして、昨日の相場では、業種別でパルプ・紙、卸売、電気・ガスなどディフェンシブセクターが買われた一方で、半導体関連や精密機器、銀行などが売られました。
昨日、特に注目されたのは5大総合商社株だと思います。丸紅(8002)、伊藤忠(8001)、三菱商事(8058)、住友商事(8053)、三井物産(8031)が買われ、TOPIXを押し上げました。
一方、東京エレクトロン(8035)とファーストリテイリング(9983)が下落し日経平均を押し下げました。半導体関連株が調子良くないので、これが指数の押し下げ要因になってますね。
今後の見通しですが、今週から3月期決算企業の決算発表が相次ぎ、気の抜けない相場が続くものと思います。また、円高メリット株等の材料株への物色が活発化し、個別株物色の流れが強まるものと思います。
そして、ドル円が139円台に突入したことで、今後の円高進行が輸出関連株の下押し要因になると思います。よって、更なる円高進行には注意すべきですね。ただし、円高が落ち着けばリバウンド局面もあるかも?
今後のリスク要因としては、FRBの政策スタンスを巡る政治介入懸念です。この懸念が再燃するようであれば、グローバルなリスクオフが強まる可能性がありますよ。
以上が、昨日の相場概況なのですが、段々とトランプリスクに対する免疫力がついてきたように感じますね。
トランプ大統領の過去の発言や行動パターンから、投資家はある程度予測できるようになってきたのでしょうかね。よほどのサプライズでない限り、市場は過敏に反応しなくなってきているようです。
話しは変わりますが、昨日の記事「トランプ発言で140円台の円高に!トランプ関税の不透明感と決算前の様子見でトリプルパンチ!」で書いたように、今のような相場は、ある意味わかりやすい相場なのです。
まず、株式投資をするなら相場を取り巻く環境を認識することが大事なのですよ。こんなのは当たり前なのですが、気にしていないか、無視している人が多いのですよ。何で、相場を取り巻く環境を認識しないのでしょうね。
そもそも、今の相場は、トランプ関税という大きな外部要因によって、買われる銘柄と売られる銘柄が明確に分かれている状況なのです。このような環境下では、市場のトレンドをしっかりと見極め、そのトレンドに沿った戦略をとることが重要なのですよ。
次に、今の環境で、どのような目線で銘柄を選ぶべきかという戦略が大事なのです。今までの記事で何度も書いていることですが、今の相場環境を考えたら、「トランプ関税の影響を受ける銘柄は徹底的に排除する」「内需関連の円高メリット株に注目する」という戦略を取るのは自然な選択なのですよ。
そもそも、買われている銘柄の傾向を分析すれば、取るべき行動は見えてくるはずなのですが、何故か、気にしていないか、無視している人が多いのですよ。
昨日の記事でも書きましたが、一般的に個人投資家は逆張りが大好きなのですよね。だいたいの人は、底値で買って高値で売ろうと目論んでいますからね。
しかし、市場で資金が集まっている銘柄には、買われる理由があることが多いのです。その理由を理解し、流れに乗っていくことが、効率的に利益を上げるための有効な手段の一つなのです。散々、逆張りをやっていた私が言うのだから、信憑性は高いと思いますよ。
確かに、逆張りで当たった時は爆発力があるからね。当たった時は、「やったー!」という快感で爆発ですよ。
ただ、反面、逆張りは精神的な負担が大きいこと、そして時間軸が長くなる可能性があることを理解しておく必要があるのです。
もし、短期で逆張りを行うのであれば、明確な損切りラインを設定し、それを守る覚悟が不可欠です。また、長期で取り組むのであれば、徹底的にその銘柄と向き合う覚悟が求められるのですよ。
「一時的な下落や割安感だけで安易に逆張りを行うと、思わぬ損失を被る可能性がある」という言葉は、肝に銘じておくべきだと思いますけどね。だけど、皆は安いところで買いたいんだよね。そもそも、皆さん、安値で指値しているからね。
もし、短期で逆張りを行うのであれば、根拠のあるテクニカルで指値をすべきですね。
以前の記事「トランプ外交と市場の混乱: 強硬策の影響と国際関係の行方」でも書きましたが、例えば、暴落時に88.6%押しを使うとか色々テクニックがあるのですよ。トレードするなら、引き出しを多く持つべきなのです。何かあった時に、使えるテクニックを複数個用意しておけば、暴落時にも役に立つのです。
今の相場は、今まで以上に基本に忠実であることが求められていると思います。昨日の記事でも書いたように「買われている銘柄の傾向をしっかりと分析し、その背景にある理由を理解すること」は、どのような相場でも儲けるための基本だと思います。
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