今日は「ソニーなどの複数陣営が買収を検討との報道でインフォコムがストップ高!」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は155円高と反発し、終値は3万8229円になりました。TOPIXは14.75ポイント高と続伸し、2728.21ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが902銘柄、値下がりが701銘柄、変わらずが48銘柄でした。
昨日の日経平均は、667円高の3万8741円まで上昇したのですが、戻り待ちの売りに押されて、上げ幅を縮小して終わりました。
昨日の記事で、米CPIまでは上値が重い展開が続く、と書いたのですが、午前中に667円まで上昇したので、予想を裏切られた?と思ったのですが、案の定、上値が重い展開となってしまいました。こんな予想は当たらなくていいのに!
やはり、製造業の代表格であるトヨタ自動車(7203)が、今期見通しを保守的に見積もっているせいか、相場に勢いがないですよね。
それに、テクニカル的にも、トヨタ自動車(7203)は下落が始まっている可能性が高いことから、しばらくの間は、下値模索の展開が続くものと思います。
トヨタ自動車の週足チャート
TradingView提供のチャート
とにかく、トヨタ自動車(7203)は、③のエリオット波動第3が、①のエリオット波動第1波の1.618倍まで伸びて、一旦の頂点をつけてしまいましたからね。
おそらく、現在は④のエリオット波動第4波が発生している最中だと思いますので、エリオット波動第4波が下げ止まるまでは、上値が重い展開が続くものと思います。
ところで、日経平均とTOPIXの動きについてですが、先日の記事でも書いたように、来週の米CPIまでは上値が重い展開になる可能性が高いと思います。
以下のチャートは、日経平均の日足チャートなのですが、予想通り、右ショルダーの起点である4/5につけた安値3万8774円が上値抵抗ラインになっているようで、上値が重そうです。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
また、TOPIXも、ヘッドアンドショルダーズトップ(三尊天井)のネックラインが上値抵抗ラインになっているようで、やはり、上値が重そうです。
TOPIXの日足チャート
TradingView提供のチャート
来週の水曜日(5/15)の夜9:30に米CPIの発表があるのですが、米CPI通過後、上値抵抗ラインをブレイクできれば、今度は上値抵抗ラインが下値抵抗ラインとして機能しやすくなるので、上値が期待できると思います。
話は変わりますが、昨日は良いことがありました。
ソニーグループ(6758)などの複数の陣営が、「めちゃコミック」を運営するインフォコム(4348)の買収を検討していることが報じられたことが材料となり、今週の日曜日に配信したメールマガジン【先週の木曜日に買ったお勧め銘柄】で紹介したインフォコム(4348)が、504円高(+16.91%)のストップ高になりました。
インフォコムの日足チャート
TradingView提供のチャート
オタクとしては、電子コミックを運営している会社は外せないので、業績とチャートを見て、徹底的にマークですよ。
最近は、異世界系作品が流行っているので、KADOKAWA(9468)も外せないですね。一昨日、KADOKAWA(9468)は、2025年3月期の見通しを増収・減益と発表したのですが、昨日は180円高(+6.36%)の3004円となりました。
KADOKAWA(9468)は、アニメ「ダンジョン飯」や「推しの子」などが好調で、海外向け配信やゲーム・グッズのライセンス収入が収益に貢献したとのことです。
皆さんは、「ダンジョン飯」を見たことありますか?私は、毎週、見ています!
趣味がたくさんあると、様々な銘柄に触れることができますので、株をやるなら、様々なアンテナを張って情報収集をするべきだと思いますよ。
以前の記事「上昇確率が高いエントリーポイントでエントリーすれば、ラッキーもついてくる」でも書いたことですが、インフォコム(4348)のチャートのような鉄板パターンの銘柄を買っていれば、良いことが起こる確率が高いのですよ。
そもそも、テクニカル分析の基本原理である、「ダウ理論」によれば、需給に影響を与えるファンダメンタルズ要因はもちろんのこと、地震や災害といった予測不可能な事象であっても、そのプライス動向は平均株価に織り込まれるとされていますからね。
つまり、ダウ理論によれば、ラッキー要因も織り込まれていることから株価が上昇し、そして上昇の勢いがついてブレイクアウトするという理屈なのです。
まず、業績が良く、かつ、上昇確率が高いパターンの銘柄を見つけて買えば、トータルで儲かるのですが、さらにラッキーもついてくるのですよ。
結局、株式投資で安定的に儲けることができないのは、株式投資をギャンブルにしているからです。
例えば、テクニカルに関して言えば、適当にエントリーして、以下のような、陽線の実体が前回高値を抜け切っていないところで買うのは、どっちに行くかわからなのですよ。
TradingView提供のチャート
このような確率を重視しているとは思えないエントリーは、どっちに行くかわからないギャンブルトレードになりがちなのです。
そして、この銘柄は、以下のように下落してしまいました。今も下落中だけどね。
TradingView提供のチャート
対して、以下のように、ブレイクアウト手法で、陽線の実体の半分以上が前回高値を上回るようなエントリーをすると、上方向に行く確率が高いのです。
TradingView提供のチャート
もちろん、他の方法でも、上昇確率が高い方法があるのですが、インフォコム(4348)を買った際は、業績を確認した上で、ブレイクアウト手法ではなく、下落からの反発を狙って買いました。できるだけ、お安く買いたいですからね。
つまり、トレードで儲けるためには、業績を確認した上で優位性が高いエントリーポイントでエントリーすることに尽きるということです。
それから、確率を重視するなら、トレード回数はできるだけ多くすべきです。大数の法則により、試行回数が無限に近づくほど理論値に限りなく近づきますからね。
逆に言えば、確率が高い方法でも、試行回数が少ないとブレが大きくなり、理論値に近づかないのですよ。試行回数をできるだけ増やすなら、元手を増やすか、少額でも投資できる単元未満株を買うしかないですね。
もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。
バナー、またはリンクをクリックしていただけると幸いです。
2024年05月配信済みメールマガジン
- 2024/05/09
- 臨時増刊号【反発狙いで買った銘柄】2024年5月9日
- 2024/05/08
- 臨時増刊号【反発狙いで買った銘柄】2024年5月8日
- 2024/05/07
- 臨時増刊号【反発狙いで買った銘柄】2024年5月7日
- 2024/05/05
- 【先週の木曜日に買ったお勧め銘柄】
- 2024/05/01
- 臨時増刊号【押し目を狙って買った銘柄】2024年5月1日