今日は「米ISM製造業景気指数、市場予想を上回る。円安進行、相場は反発か?」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は35円高と反発し、終値は3万9838円になりました。また、TOPIXは6.77ポイント安と続落し、2714.45ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが286銘柄、値下がりが1344銘柄、変わらずが24銘柄でした。
さて、昨日は、全面安で全然良いところがありませんでした。それに、昨日は、買えるものが全然ありませんでした。
つい最近も、全然買えるものがなかったのですが、鉄板パターンまで、あと一歩の銘柄ばかりでした。
前場の寄り付きは、まあまあ良かったので、買えそうなものがあったのですけどね。
この前も、ブレイクアウト手法で買えそうな銘柄があったのに長い上ヒゲをつけて買えなかったのですが、昨日も上ヒゲをつけてしまったので買えませんでした。
先日も書いたことですが、長い上ヒゲは買いの勢いが弱いことを示すので、ダメなんですよ。
ということで、全然買えませんでした。
ところで、昨日の相場で目についた話題としては、しまむら(8227)が、好調な今期見通しを発表したにもかかわらず、662円安(-7.23%)と大幅に下落したことだと思います。
良い見通しを発表しても大幅に売られることがあるので、「何で!」と思うことが多いのですが、決算跨ぎは難しいですね。
しまむら(8277)のチャートを確認すると、平行チャネルの上限から下降しているところだったので、決算を警戒していたようには見えます。
しまむらの日足チャート
TradingView提供のチャート
しかし!決算発表を警戒していたように見えていたのに、決算発表後、株価が跳ねることがあるのですよ。
はっきり言って、決算発表後の動きは、テクニカルの観点でもよく分からん。
ただ、決算発表後等で株価が下落しても、下値抵抗ライン等の意識されやすいラインで止まることが多いので、決算発表後に、下値抵抗ライン等、意識されやすいラインで待って買うことはあります。
実際、しまむらの日足チャートを見ると、平行チャネルの下限(下値抵抗ライン)が意識されて止まりました。
また、フィボナッチが使えると、昨日の記事「小林製薬 今買って大丈夫なの?」で解説したようにダブルトップを形成した場合の下値目途も見極めることもできます。
フィボナッチは上値目途を見極めるだけでなく、下値目途を見極める時にも使えるので、便利ですよ。テクニカルでトレードをしている人は、是非、フィボナッチを使えるようになってくださいね。
最後に、4/1に、3月の米ISM製造業景況感指数が発表され、市場予想の48.5を上回る50.3でした。米ISM製造業景況感指数は16か月連続、好不況の分かれ目である50割れが続いていました。ちなみに、前回2月分の値は47.8でした。
この結果を受け、米国景気が拡大していることからFRBによる6月の利下げ観測が後退し、米国長期金利が上昇したことから、昨日は、ドル円が151円80銭まで上昇しました。
昨日は、円安に進んだのに全面安だったのは、まだ、機関投資家の益出し売りが出ていたものと思います。
また、昨日は、TOPIX小型株指数の下げが大きかったのですが、これは相場全体の地合いに引っ張られたからだと思います。そもそも、機関投資家が個人投資家が好む小型株は買わないですからね。
ドル円が円安に進んでいることから、機関投資家の益出し売りが終われば地合いが好転し、近いうちに相場は反発すると思います。
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