今日は「小林製薬 今買って大丈夫なの?」というお題で書きたいと思います。
昨日、メールマガジン臨時増刊号【押し目を狙って買った銘柄】 2024年3月30日を配信しました。
以下のチャートは、今回のメールマガジンで紹介している銘柄の日足チャートなのですが、上値目途を、CからABの値幅に対するフィボナッチの161.8%戻しに当たる763円を考えています。
TradingView提供のチャート
なお、今日は第5日曜日なので、定期配信メールマガジンはお休みです。
実は、メールマガジンをご購読いただいているまりりさんは、3月の利益が188万円になったそうなのですよ。
今月は権利落ちに怯えて利が乗っているものはほとんど精算したら、188万円の利益に🤑
ありがとうございます~🍀
さらに、ストップ高銘柄バシバシ出ていますからね。
また、メールマガジンをご購読いただいているらんまるさんが、ストップ高銘柄を掴んだそうなのですよ。
こんばんは
らんまるです。
不安でだいぶ売ってしまったのに
今日はめちゃくちゃあがったやないかい
なんか下手くそすぎて笑う〜
ですが
私には
よっちゃん先生メルマガ銘柄がある🎉
ガチホしてたら
なんとなんと
ストップ高です
年明けからちょくちょくこんなハッピーがおとずれるのありがたいことです。
自分ならみつけられない銘柄ばかり。
ほかの方も書いてましたが
コスパ良すぎのメルマガですね。
(私、ほんとサクラじゃないですから)
ご紹介ありがとうございます。今後もストップ高銘柄を発掘するよう頑張ります。
さて、昨日の記事で、「下降トレンド中の銘柄は、何か悪いことを織り込んでいる可能性があるので避けた方がいい」と書いたのですが、ダウ理論でも「株価はすべての事象を織り込む」とあるので、やはり、下降トレンド中の銘柄は避けた方が良い思います。
ただ、X(旧ツイッター)を見ていると、小林製薬(4967)を買いたいと思っている人が多いですね。
今回は、小林製薬(4967)を買う際に、テクニカルの観点から考慮すべき点について書きたいと思います。
まず、ダブルトップを形成し急落した銘柄が、どの辺で下げ止まるか、テクニカルの観点で書きたいと思います。
以下のチャートは、今年の1月の記事で掲載した人気優待銘柄であるヤーマン(6630)の日足チャートです。
ヤーマンの日足チャート
TradingView提供のチャート
この時、ヤーマン(6630)は決算がドツボで大幅に下落したのですよね。
そして、上のチャートを見ると、ダブルトップのネックライン(B)から、一番高い山(A)からネックライン(B)までの値幅(AB)に対するフィボナッチの161.8%押しピッタリで止まって、反発していることが確認できると思います。
実は、ダブルトップを形成した場合の下げ止まりの目処は、ダブルトップのネックライン(B)から、一番高い山(A)からネックライン(B)までの値幅(AB)に対するフィボナッチの100%押し、または161.8%押しなのです。
では、小林製薬(4967)は、どういう状況かというと、ダブルトップのネックライン(B)から、一番高い山(A)からネックライン(B)までの値幅(AB)に対するフィボナッチの100%押し付近で下げ止まっているように見えます。これは、テクニカル通りだね。
小林製薬の週足チャート
TradingView提供のチャート
ここで、気をつけたいのが、ダブルトップのネックライン(B)から、一番高い山(A)からネックライン(B)までの値幅(AB)に対するフィボナッチの161.8%押しまで下落する可能性があることです。
小林製薬の週足チャート
TradingView提供のチャート
ということは、今、打診で入ったとしたら、フィボナッチの161.8%押しの3113円まで下落する可能性があるので、ダブルトップのネックライン(B)から、一番高い山(A)からネックライン(B)までの値幅(AB)に対するフィボナッチの100%押しに当たる4850円を、陰線の実体がズバッと割ったら損切りするしかないと思います。
まぁ、ナンピンを考えるなら、フィボナッチの161.8%押しに当たる3113円まで待つ方法もあるけど。
ただ、こういう不祥事が発生した銘柄は、とことん売られるリスクが高いので、3113円でも私は買わないです。
以前も書いたことですが、どっちに転ぶかわからない銘柄を買うのはギャンブルと同じなのですよ。
小林製薬(4967)は、今のところ、フィボナッチの100%押しで下げ止まりそうなのですが、さらに売られてフィボナッチの161.8%押しまで下落するかもしれませんからね。もしかすると、紅麹の被害がさらに拡大していることが明らかになり、161.8%押し以上に売られる可能性もあると思います。
例えば、以下のチャートは、今年の1月の記事で掲載したイメージ ワン(2667)の日足チャートなのですが、ダブルトップのネックライン割っていることが確認できると思います。
イメージ ワンの日足チャート
TradingView提供のチャート
そして、イメージ ワン(2667)は、ダブルトップのネックライン(B)から、一番高い山(A)からネックライン(B)までの値幅(AB)に対する100%押しに当たる地点Cで、一旦、下げ止まり、リバウンドしていることが確認できると思います。
しかし、リバウンドしたところから、さらに値幅(AB)の1.618倍下落してますよね。もしかしたら、小林製薬(4976)は、このパターンになるかも?
以前も買いたことですが、株というのは2段下げ、3段下げというのがあるので、下降トレンド中の銘柄は手を出せないのですよ。
結局、株で儲ける方法というのは、当たり前のことを当たり前にやればいいということです。
何度も書いていることですが、業績に問題がなく、買いの勢いが強い銘柄を見つけて買えば、ほぼほぼ儲かるわな。
私も以前はそうだったのですが、個人投資家というのは、バーゲンセール中の銘柄が好きなので、逆張りが大好きなのですよ。
まぁ、リーマンショックの時のように、何でもお安く買えた時は、バーゲンセール中の銘柄をホイホイ買えば儲かりますけど、今は、安かろう悪かろう、ですからね。
もし、お安く買うにしても、上昇トレンド中の押し目を狙って買うしかないですよ。
ちなみに、私のメールマガジンで「押し目を狙って買いました」と書いてあるものがあるのですが、押し目を狙って買うなら、「アレ」を表示して、「アレ」と「アレ」が出現したことを確認して買ってください。
ところで、「損切りを上手くやれば儲かる」とか言っている人がいるのですが、それは逆でしょ。
損切り上手くやる前に勝てる確率が高い、優位性のある方法を見つけることが先じゃないの。
以前も書いたことですが、「資金効率向上のため、含み損の銘柄は見切りをつけて損切りしましょう」は、確かに正しいことです。しかし、それが通用するのは、優位性が高い手法を確立している人だけです。
結局、そう思ってしまう原因は、「あなたが買ったら下がって、あなたが損切ったら上がる」ことが多いからですよね。
その原因の一つは、以下に示す「ダウ理論の基本概念」を知らないで株を買っているからだと思います。特に、損切ったら株が上がるのは、以下の図にあたる、どの局面にいるのかがわかっていないからだと思いますよ。
例えば、以下のダウ理論の基本概念を見れば、上昇トレンド中には「先行期」、「追随期」、「利食い期」という3つの局面があって、それぞれの局面に移行する際、利食いで下落し、再度上昇することがわかると思います。
そして、以下の図に「頂上に至るまでに、必ず、上昇・下落を繰り返す」と書いてありますよね。
「あなたが買ったら下がって、あなたが損切ったら上がる」のは、損切ったタイミングが、「先行期」、「追随期」、「利食い期」という3つの局面への移行期間中だったから、損切ったら株が上がる現象が発生しているのではないか?と疑うべきだと思います。
別の理由としては、ダウ理論の「利食い期」で買ったからでは?ダウ理論の「利食い期」で買うと、下手くそは高値で売りつけられるので、そりゃあ、買ったら下がるわな。
もう一つの理由としては、先ほども書いたように、下降トレンド中の銘柄を買ったら、ほとんど「買ったら下がる」になります。
まぁ、つまるところ、以上のような理屈を知らないで、適当に買っているから「あなたが買ったら下がって、あなたが損切ったら上がる」訳ですよ。
こういう理屈を理解しないで、株を買っているのに、「どこで損切りしたら上手くいくのか?」と、損切りタイミングばかり思案するのは、ナンセンスだと思いませんか?
以前も書いたことですが、「5%下がったら損切り」とか「7%下がったら損切り」とか、全然意味ないですよ。
損切りについての考え方は、先日の記事久しぶりに買えるものがなかった!相場に変調が現われているのか!で書いてますが、基本的に「上昇トレンドが否定されたら損切りする」としています。
とにかく、「安い!」と思っても、チャートを良く見て、今が、何段目の下げなのか、チャートに線を引いて、高値・安値が切り下がった回数をカウントすることをお勧めします。
3段下げまで来たら、だいたい下げ止まるのですけどね。
結局、何が言いたいかというと、買い方と売り方が、どこを意識してトレードしているかを考えることが重要だ、ということです。
以上のような理屈を無視してトレードするなら、ナンピンで、ど根性で粘るしかないのですよ。
そういう私も、以前は、ナンピンで、ど根性で粘ってました。
だいたい、テクニカル無視で儲けている人は、以前の私のように、ナンピン、ど根性で粘ることができるのですよ。しかし、普通の人が、ナンピン、ど根性で粘ることはできなのです。
だから、普通の人は、トレンドフォロー戦略(順張り)を駆使して儲けるのが楽なのですよ。
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