今日は「久しぶりに買えるものがなかった!相場に変調が現われているかも?」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は474円安と5日ぶりに反落し、終値は4万414円になりました。また、TOPIXは35.58ポイント高と7日ぶりに反落し、2777.64ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが348銘柄、値下がりが1267銘柄、変わらずが40銘柄でした。
久しぶりに買えるものがなかった!相場に変調が現われているのか!
昨日は、後場にかけて伸び悩んでしまい、ブレイクアウト手法で買えそうな銘柄も、上ヒゲをつけてしまったので、「こりゃダメだ!」と買えませんでした。
例えば、以下のチャートは、私が目をつけている銘柄のものなのですが、前回高値を陽線の実体が超えているのですが、長い上ヒゲが出てしまったので、上値が重くなる可能性が高いことから買うのは見送りました。今後、上ヒゲの頂点が上値抵抗ラインになる可能性があるので買えませんね。
TradingView提供のチャート
昨日は、こんなのばかりで、全然良いところがありませんでした。
このようなことは珍しく、相場に警戒感が現われているように感じたので薄利でも利確して現金化しました。
ところで、昨日の記事「トヨタ自動車 上値目途にほぼ到達!短期目線ではここから買うのは考えた方がいいですよ」でドル円の状況について書いたのですが、昨日の記事で特に注目していただきたいのが、「ドル円の日足チャートを見ると、先週末の金曜日は151.862円と、あと少しで直近高値の2023/11/13につけた高値の151.908円を超えそうなのです。」、「もし、このまま、2023/11/13につけた高値151.908円を超えるとドル円は、上昇トレンド継続となります。」という記述です。
ドル円の日足チャート
TradingView提供のチャート
実は、昨日の朝、財務省の神田財務官が「今の円安の動きは明らかに投機が背景にある」と発言し、円安をけん制したのですが、この発言が出たタイミングが、2023/11/13につけた高値151.908円を超える手前なのですよ。
財務省、絶対テクニカル見ている!
つまり、「もし、このまま、2023/11/13につけた高値151.908円を超えると、ドル円は上昇トレンド継続となります。」と書いたことが実現したら、上昇トレンド継続となって、さらに投機的な動きが出てくる可能性が高いのです。
そもそも、為替をやっている奴で、テクニカル無視でトレードしている奴なんていないはずですからね。もし、2023/11/13につけた高値151.908円を超えたら、「わーい!前回高値を超えた!買いの勢いが強いぞ!ドル買いだ!」と動くはずですよ。
これは、何を言っているかというと、皆が同じものを見ているから、一斉に動き出すのですよ。為替に限らず、株も同じです。
だから、誰もが見ているものを見てトレードしないと、トレンドフォロー戦略なんてできません。ちなみに、逆張りの人は、そもそもトレンドと逆に動きたがるので、こんなの関係ないのですけどね。
財務省の神田財務官の円安けん制発言で、若干円高となったのですが、少しの変化でも日経平均先物は大きく動きますからね。昨日は、先物の下落に引っ張られて現物も下落しました。
円高になると、日経平均先物が下落して、そして現物も下落するので、もしかしたら、財務省の神田財務官の円安けん制発言がきっかけとなって、相場が調整するかも知れません。
相場の変調というのは、珍しくないですからね。まぁ、「人生波あり谷あり、相場も波あり谷あり」です。
ちなみに、財務省が意識しているドル円のラインは、150円を第1防衛ライン、152円を第2防衛ライン、そして、155円を第3の防衛ラインと考えているようです。
そしたら、ドル円が前回高値の151.908円を超えたら上昇トレンド継続ですから、第2の防衛ラインが152円は納得できますね。さらに、第2の防衛ラインである152円を突破したら、昨日の記事で書いたように、155.682円まで上昇する可能性が高そうです。そしたら、155円が第3の防衛ラインというのも納得できますね。
こりゃ、財務省、絶対フィボナッチを使っているな。
少なくとも、FXをやる人はフィボナッチを使えるようになった方がいいと思いますよ。
ドル円の日足チャート
TradingView提供のチャート
話は変わりますが、以前の記事でも書いたことですが、株価が思うように上昇しなくなったら、大きなトレンドが、どっちに向いているのかを確認することをお勧めします。
私は、基本的にトレンドラインを引いて、右肩上がりが継続しているか、確認しているのですが、ほとんどのケースで平行チャネルが引けるので、平行チャネルが引けるか確認しています。
例えば、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年2月20日で紹介した銘柄は、今は、以下のように平行チャネル内で上下しています。
TradingView提供のチャート
上のチャートを見ると、右肩上がりの平行チャネルに沿って上下しているので、持ち続けていても上下しながら、ゆっくり上昇すると思います。が、早く決着をつけたい人は、今、平行チャネルのセンターラインが意識されているので、もし、センターラインを越えられない状況が続いたら売ることを考えた方がいいかと思います。
また、もし、平行チャネルの下限を割るようだと、上昇トレンドが否定される可能性が高くなるので、損切りすることを検討べきだと思います。
もう一つ、押し目を狙って買った場合、さらに押しが深くなることがあるので、以下のようにエリオット波動2波が継続しているとして見てください。
例えば、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年2月19日で紹介した銘柄は、今は、以下のようにエリオット波動第2波が深くなっています。
TradingView提供のチャート
なお、上記のチャートは、まだまだ、上昇トレンドが継続しているので問題ありませんが、88.6%押しよりも深く押した場合は上昇トレンドが否定される可能性が高いので、損切りを考えることをお勧めします。
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