今日は「NVIDIA下落で日経平均連れ安か?」というお題で書きたいと思います。
昨日、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年3月15日を配信しました。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年3月15日
以下のチャートは、今回のメールマガジンで紹介している銘柄の日足チャートなのですが、上値目途を、CからABの値幅に対するフィボナッチの161.8%戻しに当たる4246円を考えています。
TradingView提供のチャート
メールマガジンをご購読いただいているまりりさんが、何と!2月だけで193万円も儲かったそうなのですよ。(O_O)
今月はじぶん史上ナンバーワンの会心の利益でした
あ、、ほとんどよっちゃん先生銘柄と相場のお陰です
どういたしまして!お役立てて嬉しいです。今後とも、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。
さて、昨日の日経平均は99円安と反落し、終値は3万8707円になりました。また、TOPIXは9.21ポイント高と続伸し、2670.80ポイントとなりました
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが977銘柄、値下がりが632銘柄、変わらずが47銘柄でした。
来週の日銀金融政策決定会合とFOMCが通過するまではドル円の方向性が見えないので、様子見姿勢なのは仕方ないですね。
ただ、昨日も、電力株が買われ、特に東京電力HD(9501)が114.4円高(+13.03%)と上昇したのですが、昨日の記事でも書いたようにディフェンシブ株に資金がシフトしているようですね。
また、一昨日まで売られていた銀行株が復活してきました。持ち合い解消が進み、さらに来週の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除を織り込んで上昇しているものと思います。
ただ、先日の記事でも書いたように「知ったら終い」で下落に転じる可能性が高いので、利益が出ていれば、日銀会合前に、一旦は利食っておくべきかと思います。
ところで、NVIDIAの株価が思わしくないのです。
また、先日の米CPI、米PPIが市場予想を上回ったことで長期金利が上昇し、S&P500のハイテク株から資金が抜けているようです。NASDAQも調子が悪い。
以下のチャートはNVIDIAの日足チャートなのですが、エリオット波動第3波の起点Cから、エリオット波動第1波の値幅の1.618倍に当たる980.96ドルにタッチ寸前で下落していることが確認できると思います。
NVIDIAの日足チャート
TradingView提供のチャート
何度も言っていることですが、エリオット波動第3波というのは、エリオット波動第1波の値幅の1.618倍まで伸びるのです。が、そこが頂点になって下降波のエリオット波動第4波が発生し株価が下落するのです。
そして、最低でもエリオット波動第3波の値幅の38.2%押しまで下落するのが普通なのです。そしたら、NVIDIAは38.2%押しまで下落し、しばらくの間はヨコヨコで推移することになりそうですね。
ただ、ヨコヨコで推移した後は、上手くいけばエリオット波動第5波が発生して上昇するものと思います。
エリオット波動の概念図
最後に、AI関連株に資金が流入していますが、何が起こるかわからないのが相場の世界です。
トランプ前大統領が、AIについて「危険で恐ろしいものだ。」と認識していることは知られていることですが、今年の大統領選挙でトランプ前大統領有利の調査結果が出たら、NVIDIA株が沈む可能性が高いと思います。
また、テクニカルで考えると、NVIDIAはダブルトップを形成して下落する可能性もあるのです。
NVIDIAの日足チャート
TradingView提供のチャート
ファンダメンタルでは、生成AI用の半導体需要が旺盛ではあるものの、トランプ前大統領がAIに対する規制を打ち出す可能性が考えられることから、半導体関連銘柄一択とは行かないと思います。
よって、以上のことから、東京エレクトロン(8035)もアドバンテスト(6857)も、今年の大統領選挙でトランプ前大統領有利の調査結果が出たら沈むリスクが大きいと思います。
他にも、「ホントに生成AI使えるのか?」とか懐疑的な意見もありますからね。確かにChatGPTは便利なのですが、実際、業務で使ってみたら全然使えないかも知れませんよ。
また、生成AI用の半導体は、電力をたくさん使うので環境に対する負荷が大きいですからね。
やはり、半導体関連銘柄一択とはできないと思います。
ちなみに、テクニカル的には、東京エレクトロン(8035)も、NVIDIAと同様にダブルトップを形成して下落する可能性があることをお伝えしておきます。以下は、理想形とダブルトップを形成して下落するパターンです。
東京エレクトロンの日足チャート(理想形)
TradingView提供のチャート
理想形になるには、エリオット波動第3波が3万9990円をブレイクする必要があります。もし、エリオット波動第3波が3万9990円をブレイクできなければダブルトップを形成して下落の可能性大です。
東京エレクトロンの日足チャート(ダブルトップを形成して下落)
TradingView提供のチャート
もし、東京エレクトロン(8035)を買うなら、理想形になったのを確認してから買う、つまり、エリオット波動第3波が3万9990円をブレイクしたのを確認して買うことをお勧めします。
なお、ブレイクアウト手法のブレイクの判断については、以前の記事で散々書いたので、探して読んでください。まぁ、基本的には陽線の実体の半分以上が目標とするラインを抜けた方がいいですけどね。ただ、相場の状況にもよるので、一律に考えるのはどうかと思います。
実はアドバンテスト(6857)のチャートも東京エレクトロン(8035)と同じ型をしているので、NVIDIA下落→東京エレクトロン(8035)・アドバンテスト(6857)下落→日経平均下落と、NVIDIAの下落で日経平均も下落する可能性が高いと思います。
まぁ、先日の記事でも書いたように、日経平均も値幅調整が必要なので、一旦は下落するものと思います。が、日経平均は半導体株指数なので、他の銘柄には影響ないと思いますよ。
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