今日は「銀行株復活か?」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は291円安と続落し、終値は3万6222円になりました。また、TOPIXは12.85ポイント安の2529.22ポイントでした。
昨日の東証プライムの騰落銘柄数は、値上がりが469銘柄、値下がりが1148銘柄、変わらず41銘柄でした。
日銀金融政策決定会合後に行われた植田日銀総裁の記者会見で、2%の物価目標達成の確度が高まっているとして、金融政策正常化が近いのでは?との思惑から、日本の長期金利が上昇しました。
この長期金利上昇を好感して、昨日は銀行株が買われました。昨日の東証プライム市場の値上がり率ランキングには、珍しく銀行株が名を連ねていました。
日本においてもインフレが進んでいることは生活実感からも明らかですし、ファンダメンタルの面でも、消費者物価指数が41年ぶりの高水準となったことを考えれば、長期的に金利は上昇する方向に進むものと思います。
また、日本国債10年物利回りの日足チャートを見ると、テクニカルで見てもトレンドが転換し始めていることが確認できます。
以下のチャートは日本国債10年物利回りの日足チャートなのですが、戻り高値を①の波が抜いたので上昇トレンド入りしたものと思います。
日本国債10年物利回りの日足チャート
TradingView提供のチャート
以上のことを考えると、ファンダメンタル面でもテクニカル面でも日本の長期金利は上昇する可能性が高そうです。
ということで、今日も銀行株が買われるのでしょうかね?
銀行株についてですか、メガバンクは良い感じになりそうなので買われると、ますます良いチャートの形になってくると思います。
地銀は、地域差があるので、全部が全部買われるとは思えないですね。やはり、地盤の地域経済の発展が期待できるところを狙った方がいいですね。
まずは、この状況が今後も続きそうなことを確認してから買いを入れたいと思います。
最後に、日経平均については、昨日の記事「日経平均上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入って再上昇か?」で書いた通り、上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入って再上昇するものと思います。
そして、テクニカル面では、昨日の記事「日経平均上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入って再上昇か?」で書いたでように「窓を埋める」動きが出ました。その証拠に、日経平均の終値は窓の上限でピッタリと止まりましたからね。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
これは、窓が意識されていること示しているので、昨日の記事「日経平均上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入って再上昇か?」で書いたように、窓を意識して日柄調整か値幅調整が起こるものと思います。
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