今日は「日経平均上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入って再上昇か?」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は29円安と3日ぶりに反落し、終値は3万6517円になりました。また、TOPIXは2.85ポイント安の2542.07ポイントでした。
昨日の東証プライムの騰落銘柄数は、値上がりが557銘柄、値下がりが1046銘柄、変わらず55銘柄でした。
さて、昨日は、3万7000円まで、あと少しだったのですが、やはり、3万7000円というキリの良い数字は意識されやすいですね。
さらに、先日の記事「日経平均先物 3万6300円!大幅上昇の可能性大!」で、以下のチャートのエリオット波動第3波の起点CからABの値幅(エリオット波動第1波の値幅)に対するフィボナッチの161.8%戻しに当たる3万7569円が上値目途になりそう、と書いたのですが、昨日は、エリオット波動第3波の起点CからABの値幅(エリオット波動第1波の値幅)に対するフィボナッチの138.2%戻しに当たる3万6786円を超えました。
実は、この138.2%戻しというのは、結構いい線まで行っているのですよ。
日経平均の日足チャート
昨日は、先物に仕掛け売りが入って、現物も引きずられて下落したのですが、売りのターゲットは、どうも、エリオット波動第3波の起点CからABの値幅(エリオット波動第1波の値幅)に対するフィボナッチの138.2%戻しに当たる3万6786円を超えたあたりから、3万7000円手前だったようです。
機関投資家が売り仕掛けする時、適当なタイミングで売り仕掛けをするはずないですからね。
ところで、植田日銀総裁の記者会見を受けて、円高が進んだので、日経平均上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入るものと思います。
そして、今後の日経平均の動きは、青色のラインのよう日柄調整か値幅調整が入って、4万2040円まで上昇するものと思います。
なお、以下に記した青色のラインの動きについては、先日の記事「日経平均先物 3万6300円!大幅上昇の可能性大!」でも紹介しています。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
もし、値幅調整が起こった場合は、開けた窓を全部埋める動きが出て、3万4523円まで下落して、3万4532円から3万5157円のレンジで揉みあって上昇するパターンが考えられます。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
ちなみに、開けた窓を全部埋める動きが出て、3万4523円まで下落した場合は、上昇分の約半値(50%)押しになります。(以下のチャートを参照してください。)
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
これは、さすがに行き過ぎだと思いますが、下落に反動がつくと、上昇分の約半値(50%)押しなんて楽勝だからね。
こうならないことを祈るだけです。
一番あり得そうな、値幅調整のパターンは、以下のように38.2%押しに当たる3万5157円まで下落して、3万5157円から23.6%押しに当たる3万5856円から3万5157円の間で揉みあって上昇するパターンが考えられると思います。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
実は、上のチャートをよく見ると、窓1の窓開けし始めた3万5157円が、ちょうど38.2%押しに当たっているのですよ。これはかなり信ぴょう性が高そうです。
最後に、日柄調整のパターンですが、以下のように窓が意識されて、3万5728円から3万6225円で揉みあって上昇するパターンが考えられると思います。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
以上のように考えているのですが、結局、上値追いは一旦停止で日柄調整か値幅調整が入って再上昇するものと思います。
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