平成30年12月分読書メーターまとめ | たてつのゲームプレイ&読書日記

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ゲームや本について、ゆるゆると書いています。最近は「いけにえと雪のセツナ」のプレイ日記を書いてます。

今回は、平成30年12月分読書メーターまとめです。

12月は5冊でした。
12月には積読解消パックにも行ったわりには、あまり進まず(^^;)。
落ち着いてじっくり読書するより、長時間電車などの移動中の方が読書が進むようです。

年末ということで、今年最後の本はクリスティにしてみました。
因みに、年明け最初の本もクリスティです(^^)。

クリスティを2作続けて読んだのですが、訳者によってこうも違うのかというのが分かる2冊でしたね。好みと相性もあるのかもしれませんが、ポアロのクリスマスの方は何とも言えないのですが、読み進めるのにかなり時間がかかりました(^^;)。
久しぶりの翻訳モノだからかなと思ったところで、ゴルフ場の方を読んだらビックリ、読みやすい!と。
海外作品は訳者によって差がついてしまうのは、ある意味仕方がないのかもしれませんが。まあ、原文を読めればそんな苦労もないのですけどね。

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1798
ナイス数:102

ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
タイトルほどは、ゴルフ場感はなかったです。
物語の進みはゆっくりですが、中盤過ぎてからは二転三転する様が面白かったです。
この作品のヘイスティングスはいつも以上にロマンチストだと思ったら、こんな展開になるとは。パパポアロは頼りになりますね。
読了日:12月31日 著者:アガサ クリスティー
ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
タイトルにちなんでクリスマスに読み終えるようにしましたが、内容としてはそこまでクリスマスらしい感じのものではなかったですね。
ドラマの方を先に見ていたせいもありますが、トリックと意外な犯人は、映像の方がインパクトがあるように感じました。原作も充分面白いのですけどね。
読了日:12月25日 著者:アガサ・クリスティー
掟上今日子の乗車券掟上今日子の乗車券感想
前作に引き続き、親切くんが語り部です。厄介くんとも違った視点なのが良いですね。今日子さんに厄介くんほど心酔していない、冷静な視点が何とも。
今回の謎は比較的簡単なものが多かったように思いました。次の五線譜も楽しみです。
読了日:12月22日 著者:西尾 維新
閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット (講談社タイガ)閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット (講談社タイガ)感想
3作目は基本に立ち返った形でしょうか。相変わらず、亡くなるまでの間の語り手のストーリーは短いにも関わらず、引き込ませるものがあり、見事ですね。その後のいつもの論理展開も面白いですが、謎を解いた後の沙羅の言葉がすごく心に響きますね。語り手たちの生き返った後の後日譚では、3作目が良かったですね。
読了日:12月16日 著者:木元 哉多
バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点 (角川ホラー文庫)感想
短編集はいずれも登場人物たちが生き生きしていて面白かったです。最初の作品はミステリとしてコンパクトにまとめられたものですね。2作目はそういうオチになるとは。素直に驚きました。3作目はエリザベートの工作員としての能力に感心しましたが、彼女は優秀さだけでなく、人情味もあってビルとこのまま良い感じになってほしいです。そして最後の作品のシン博士に、この本の読後感を全て持っていかれたような気がしました。ロベルト頑張れ。
読了日:12月09日 著者:藤木 稟

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