今回は、浮遊城を向え撃つべく、サジッタ族の里へ行くところからです。
※ 猫使いミネットに関するネタバレがありますので、第5章未プレイの方はご注意ください。
サジッタ族の里に行きますと、浮遊城は想定通りの動きをしたようで、里ではSP砲を撃つ準備万端の状態です。
ここでマグノリアが「ちょっと待って、あそこにはユウのお兄さんがいる」と言いますと、ユウは「いいんだ。僕が兄さんを止める」と答えました。
それを聞いたサジッタ族の族長が「SP砲の引き金をユウ・ゼネオルシアに」と。「覚悟が決まったら、引き金を引くがいい」とユウに言いました。
そして、ユウがSP砲の引き金を引きますと、見事SP砲は浮遊城に命中し、浮遊城のスピードが落ちてきたようです。
そこを湯船で浮遊城に乗り込もうとしたところで、登場したのは猫使いのミネットです。
ミネットは、何と遥か上空の浮遊城から落ちてきたようです。
猫だから高いところから落ちるのは得意、と彼女は言いますが、そういう問題ではない気が(^^;)。
ミネットは、ユウたちを足止めするために登場したようです。
ということで、ミネットとお供のライオンのビスマルクとのバトルスタートです。
ミネットたちとのバトルで厄介なのは、ビスマルクの咆哮での状態異常付与と、ミネットの「ねんねこ」で眠らせた次のターンの「永遠の眠り」です。ミネットの「永遠の眠り」は、眠った相手を100%戦闘不能にするらしく、眠らせて次のターンでの攻撃なので、ほぼ戦闘不能にされていましたね(>_<)。
とは言え、ある程度のLVがあるので、結局時間はかかったものの、ミネットに勝利です(^_^)。
戦闘時に、ミネットの発言から、ミネットはこの世界をなかったものにしたいという思いがあるわけではなく、捨てられていたミネットに皇帝が声をかけてくれて、なおかつ、見返りを求めなかったことが嬉しくて、皇帝のために動いていたようです。
ミネットは、捨てられる前に、白い服の人たちに囲まれて、管だらけになって、役立たずと言われたことがずっと心に残っているようで、何よりも役に立たないことを恐れているようでした。
ミネットは、バトル後、傷ついた身体で、なおも戦おうとします。役に立たなければ、また一人になってしまうと思っているようです。
そんなミネットに声をかけてきたのは、ツバキです。
ツバキは、カミイズミが可愛がっていた猫です。
ツバキはミネットに、自分は猫仲間からつまはじきにされて、絶望していた時にこんな自分にカミイズミが毎日メザシをくれた、カミイズミは白飯だけだったのに、と言い、人間なんか嫌いだと言うミネットに、人間にも良い人がいると訴えかけます。
ミネットは、自分には皇帝がいる、と言いつつも、動揺しています。
そこに、カミイズミさんも登場し、ミネットに「ツバキから話は聞いた、行くところがないのなら、ツバキと一緒に私の所へ来るがいい。家族はたくさんの方がよい」と言います。さらに、一緒にビスマルクも誘います。
ミネットは、初めは動揺するものの、ツバキの話と、カミイズミさんの言葉を聞いて、最終的にはカミイズミさんの下へ行くことにしました(*^.^*)。
ミネットの境遇から、誰でも声をかけてくれたり、必要としてくれればいい、とそんなことを思ってしまいがちなのですが、上手く表現できませんでしたが、カミイズミさんの言葉が純粋にミネットのことを想って言ってくれていること、実際に辛い立場にあったツバキが懐いていて、ツバキが一所懸命語りかけてくれること、そんなこととか、色々な想いを感じて、ミネットはカミイズミさんとツバキと一緒に行くことにしたのでしょうね。
私はここのシーンで、不思議とカミイズミさんの言葉にグッと来てしまいました(*^.^*)。
ミネットは安心したのか、その場で丸くなって寝てしまいました。
このミネット可愛いです(*^.^*)。
その後、浮遊城はSP砲の射程を嫌って、東へエタルニアの方へ逃げて行ったようです。
浮遊城は、かなり動力が弱っているようです。
ここで、マグノリアがノルゼン教授に呼びかけます。
ノルゼン教授は、状況を聞いて、あい分かったと、イスタンダールの学生たちと共に、水晶に魔力を込め、海上を飛ぶ浮遊城を水柱で足止めしてしまいました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ。
すごいですね、ノルゼン教授と学生たち。ラクリーカの砂嵐の水版のようなものなのかしら。
ノルゼン教授からは「浮遊城は海上に封印した。ユウたちは準備をしっかりしたところで乗り込めばいい」と言ってくれました。
さらにノルゼン教授は、ユウたちのそばにいるミネットを見て、カミイズミさんに「ミネットをよろしく頼む」と言います。
何かと思ったら、ノルゼン教授はミネットのことをよく知っているとのことです。
ノルゼン教授の話によれば、世界に蔓延した疫病である原死病の特効薬はミネットの身体の抗体から作られたそうです。
と言うのも、ミネットの母親は優秀な研究者で、ノルゼン教授たちと共に原死病の特効薬を研究していた際、猫だけが原死病で死ななかったことに気が付き、世界中の猫から抗体を集め、こっそり自分の身体に投与していました。
ですが、ミネットの母親も病にかかり、亡くなってしまう際、娘を心配して、猫の抗体を娘に投与しました。
ミネットの母親が亡くなった後、研究者たちはミネットのことを知って、特効薬を作るべく、ミネットを研究し、そうやってようやっと特効薬ができたそうです。
ノルゼン教授は、ミネットが人一倍、誰かの役に立とうと考えるのは、その研究の際、皆が必死になっていた姿を見たせいだと言います。
カミイズミさんはその話を聞いて、なら、しばらく経って、事が落ち着いたら、ノルゼン教授に自分の家に来て、ミネットに会うよう、言います。
ノルゼン教授は一度は断りますが、カミイズミさんの説得に折れて、いつか行くことを約束しました。
この辺りのくだりなのですが、ミネットの記憶では何か分からないまま、色々調べられて、役立たずと言われたことだけが、残ってしまったのでしょうね。
周りの大人たちが、特効薬ができないいらだちを見て、きっと自分のせいだと思ってしまったのでしょう。
ただ、そこから、なぜミネットが捨てられることになったのか、それはノルゼン教授の話だけでは分かりませんが、研究者たちも一枚岩ではないでしょうから、その後、ミネットの処遇はないがしろにされてしまったのかもしれませんね。
ミネットは新しい居場所を見つけましたが、皇帝もきっと心配しているでしょうから、皇帝が今後どうなるか分かりませんが、万が一助かるようなことになれば、いつか幸せにカミイズミ家で暮らすミネットに皇帝も会いに行ってほしいなあと思いました。
今回はここまでで、次は浮遊城に乗り込むところからです。