平成28年2月分読書メーターまとめ | たてつのゲームプレイ&読書日記

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ゲームや本について、ゆるゆると書いています。最近は「いけにえと雪のセツナ」のプレイ日記を書いてます。

今回は、平成28年2月分読書メーターまとめです。

表紙を見ると、全体的に黒いというか暗いですね(^^;)。

事件シリーズは最新作が数年ぶりに出たので、すっかり前作までのことを忘れていたので一気に読み返してみました。
読み返して正解ですね。大きな叙事詩のようで、いろんなところで繋がっているシリーズなのでより楽しめたと思います。

そういえば、事件シリーズの短編集が出ていましたので、それも忘れない内に近々読まないとです。

トリックスターズは、電撃文庫から移籍というか再文庫化されたそうで、珍しいですよね。
その上、電撃文庫ではメインの魔術師の先生が女性だったのが、メディアワークス文庫では男性になるという。他の方の感想にもありましたが、確かに女性より男性の方が面白いかもしれませんね。

九マイルは遠すぎるは、ミステリファンならお馴染みの作品なのですが、恥ずかしながら未読でした。

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2485ページ
ナイス数:67ナイス

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)感想
タイトルだけは他の推理小説で知っていたのですが、やっと読めました。 ニッキィ・ウェルト教授の短編集だったのですね。安楽椅子探偵ものになりますが、短編ということで読みやすく、教授の純粋な論理だけでの推理はどれも面白いものでした。特に表題作の「九マイルは遠すぎる」はその推理過程は見事で、色々なところでこの作品が引き合いに出されるのも納得です。
読了日:2月28日 著者:ハリイ・ケメルマン
無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス)無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス)感想
事件シリーズを1作目から読み返して、やっと新作に辿り着きました。この作品は4代に渡る無傷姫の姿を見続けながら、世界の歴史を知っていくというもので、シリーズを読み返しておいて良かったとつくづく思いました。これまでのシリーズで出てきたものが少しずつ登場していく様はシリーズものならではありますが、この作品から読んだ読者には何のことやらという部分があるのは仕方ないですね。
読了日:2月24日 著者:上遠野浩平
残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO (講談社ノベルス)残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO (講談社ノベルス)感想
再読です。初読の際は正直この作品の意味がよく分からず、読後は何となく壮大なラブストーリーなのかという感想でした。ですが、ここまで事件シリーズを一気に読んだおかげか、再読後はラブストーリーという感想は変わりませんが、2人の切ない想いというものがより感じられましたし、特に禁涙境事件との繋がりがよく分かりました。 この作品はミステリーとは言い難いのでしょうが、事件シリーズを読んでいればそんなことは気にならない面白い作品です。
読了日:2月20日 著者:上遠野浩平
禁涙境事件  ”some tragedies of no-tear land”禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”感想
再読です。オムニバス形式の短編的な話かと思いきや、それが収束されていく様が面白かったです。煽り文句のEDの過去はそこまで明らかになっていないような気がします。読み込み切れてないだけかもしれませんが。
読了日:2月16日 著者:上遠野浩平
海賊島事件 (講談社ノベルス)海賊島事件 (講談社ノベルス)感想
再読です。海賊島が舞台ということで、ムガンドゥ三世はもちろんのこと、EDたち3人も登場してくれたことが良かった。その中でもリスカッセ大尉が活躍して、海賊たちに認められている姿は何とも嬉しく感じました。ミステリとしてもこの世界ならではとは言え、面白いと思いました。
読了日:2月13日 著者:上遠野浩平
トリックスターズL (メディアワークス文庫)トリックスターズL (メディアワークス文庫)感想
今作は、世界に魔術師が6人しか確認されていないということが肝になっているのだと思います。コンパクトな話ながらも、二転三転する謎ときがあり、面白かったです。次は周の力が活躍する話を読んでみたいですね。
読了日:2月11日 著者:久住四季
紫骸城事件 (講談社ノベルス)紫骸城事件 (講談社ノベルス)感想
再読です。ファンタジー世界でしっかりクローズドサークル作品になっており、トリックも予想もつかないものでありながら、しっかり伏線もしかれており、何度読んでも面白いです。 1作目で名前が出ていましたミラル・キラルが早速登場していますが、今作では彼らの戦地調停士としての考え方のようなものが見えた気がしました。
読了日:2月7日 著者:上遠野浩平
トリックスターズ (メディアワークス文庫)トリックスターズ (メディアワークス文庫)感想
魔術が存在する世界でのミステリという設定を遺憾なく活かした作品で、とても面白かったです。被害者は誰なのかという謎の意味が上手い具合に効いていて、色々考えられた小説だと思いました。最後のトリックは、作品のそこかしこにちりばめられた伏線には何となく違和感はあったものの、まんまと騙されました。
読了日:2月5日 著者:久住四季

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