読書メーター5月分まとめ | たてつのゲームプレイ&読書日記

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ゲームや本について、ゆるゆると書いています。最近は「いけにえと雪のセツナ」のプレイ日記を書いてます。

今回は、5月分の読書メーターまとめです。

5月はあまり本を読めなくて、いつもより少なめですね。

私は、基本的に本を読むのは電車に乗っているときです。
通勤中の電車で1日100ページくらいのペースで読んでいるはずなのですが、睡眠を優先させるとこんな感じになるのですね(^^;)。

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2156ページ
ナイス数:30ナイス

ラスト・メメント    死者の行進 (角川ホラー文庫)ラスト・メメント 死者の行進 (角川ホラー文庫)感想
主人公の和泉もヒロイン(?)の国香も、正直よくある感じで苦手だなあと思いながら読んでいたのですが、話の展開やオチが中々良くて、差し引きプラスといった感じで、面白かったです。亡くなった人がどういう気持ち、意図だったのかを探っていく様と明かされる真相という流れなのですが、これもミステリの一種でしょうか。2巻もぜひ読みたいと思いました。でも、本の帯や宣伝に書かれている『美貌の青年』とかは、作品を読んでいて関係ないんじゃないかと正直思いました(^^;)。宣伝的には必要なんでしょうけどね。
読了日:5月4日 著者:鈴木 麻純
必然という名の偶然 (実業之日本社文庫)必然という名の偶然 (実業之日本社文庫)感想
櫃洗市が舞台の短編集です。腕貫探偵の番外編、とあるのはちょっと強引かと。腕貫さんは全く登場しないですから(^^;)。 この本は、西澤作品の特徴である人間の怖さは健在ですが、それでいてそこまで後味が悪くないのも西澤先生らしいですね。さすがです。でも「突然、嵐の如く」のラストは登場人物の狂気がにじみ出ていてちょっと怖かったです。 解説でも書かれていましたが、大富豪探偵の月夜見さんは殺伐とした作品ばかりのこの本の救いのような存在に感じました。
読了日:5月7日 著者:西澤 保彦
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)感想
クローズドサークルものとして、読んでいて懐かしくもありました。帯の「本格ミステリィの潔さ」に惹かれて読んだのですが、まさしく正統派本格推理物ですね。読者への挑戦もありますし。既に第二弾が予告されていることから、かなり期待されているのですね。もちろん次も読みたいと思います。ただ、十和田先生の「ザ・ブック」を語る辺りはどうしても引いてしまいます。
読了日:5月10日 著者:周木 律
ラスト・メメント  商人と死 (角川ホラー文庫)ラスト・メメント 商人と死 (角川ホラー文庫)感想
第1巻が面白かったので、続編ということで読んでみました。1作目が短編集だったのに対して、2作目は長編1本です。短編も良かったですが、長編も良いですね。だらける感じもありませんでした。正直ちょっと苦手だった国香さんも、この話でちょっと好きになりました(^^)。3巻も発売されるようなので、ぜひ読んでみようと思います。
読了日:5月15日 著者:鈴木 麻純
蛟堂報復録〈1〉 (アルファポリス文庫)蛟堂報復録〈1〉 (アルファポリス文庫)感想
「ラスト・メメント」を先に読みまして、同じ作者の別のシリーズということで読んでみたのですが、これがデビュー作ということでしょうか。文章が慣れていないせいか、個人的に文章が合わなかっただけかもしれませんが、何となく状況が分かりにくい上、人物像がぴんとこなくて、中々物語りに乗ることができませんでした。2巻以降はもっと違うのかもしれませんね。 報復の手段として、恨みを買うようなことになったことと同じような物語を使うというのは、面白かったです。
読了日:5月19日 著者:鈴木 麻純
太鼓叩きはなぜ笑う (創元推理文庫)太鼓叩きはなぜ笑う (創元推理文庫)感想
安楽椅子探偵ものということで、読んでみました。昭和という時代を感じさせますが、それはそれで新鮮に感じました。基本的にはアリバイ崩しなので、語り手の私立探偵が調査をし、行き詰ったところでバーに行って話をすると・・・という流れです。話の大部分は、探偵の調査なのですが、探偵が憎めない感じのキャラクタでそれも十分楽しめました。肝心の謎解きも納得のいくものばかりで面白かった。
読了日:5月25日 著者:鮎川 哲也

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